Solaris Resource Manager 1.1 のインストール

インストール時の問題

表 4-1 インストール時の問題と対処方法

問題 

考えられる原因とその対処方法 

オペレーティングシステムのバージョン検査に失敗する。 

Solaris 2.6 (SPARC 版) または Solaris 7 (SPARC 版) がインストールされていない可能性があります。 

uname -psr と入力して、使用しているオペレーティングシステムのバージョンを調べてください。

パッケージをインストールするのに必要かつ十分な容量がファイルシステムに存在しないと表示される。 

ファイルシステムに十分な容量を確保して、インストールをやり直してください。 

パッケージインストールスクリプトを実行しようとしたときに、エラーが発生した。 

Installer が、ユーザー nobody でファイルにアクセスできませんでした。パッケージ内の全ファイルおよびディレクトリに対して、全ユーザーに読み取り権 (および実行権) が設定されている必要があります。パッケージを格納するディレクトリからルート (/) ディレクトリまでのすべてのディレクトリにも、全ユーザーがアクセスできる必要があります。

パッケージのインストールスクリプトで予期しないエラーまたは内部エラーが発生した。 

ご購入先にご連絡ください。 

パッケージがすでに存在するため更新するかどうか表示される。 

該当するパッケージがすでにシステムに存在している可能性があります。そのままインストールを続けると、現在インストールされている内容は、変更前のパッケージからインストールされた状態に戻ります。 

警告: 更新が行われるため、前回のインストール以降の変更は反映されません。 

SUNWsrmr のインストール中に Installer が終了する。

ユーザー名の srmidlesrmlostsrmother のいずれか 1 つが passwd ファイルで、すでに使用されている可能性があります。Solaris Resource Manager をインストールして機能させるには、手順 8 で説明したように、エントリを削除するか、ユーザー名を変更しなければなりません。

パッチがインストールされていないことを示すメッセージを表示して、Installer が終了する。

Solaris 2.6 システムにインストールする前に、Solaris 2.6 環境で Solaris Resource Manager を使用するのに必要なカーネル機能強化を含むパッチ 105181-11 (またはそれ以降) が必要です。また、Solaris 2.6 システムにマニュアルページのパッケージ SUNWsrmm をインストールする場合は、事前にパッチ 106123-04 (またはそれ以降) が必要です。さらに、Solaris 2.6 システムに日本語マニュアルページのパッケージ SUNWjesrm をインストールする場合は、パッチ 107122-01 もインストールしてください。