Solaris Resource Manager 1.1 のインストール

ネットワークからシステムをブートするには

  1. ホストシステムのコンソールウィンドウを開き、OpenBootTM PROM プロンプトの ok を表示させます。


    注 -

    Sun Enterprise 10000 システムでは、ホストシステムのコンソールウィンドウは、netcon(1M) ウィンドウとなっています。これは、bringup(1M) コマンドが、ホストシステムに対して正常に実行されたことを意味します。


  2. ネットワークからホストシステムをブートします。


    ok boot net
    

    注 -

    適切なネットワークインタフェースを指定するために、OpenBoot PROM では別名 (通常は net) を使用してください。前記の例で示したように、boot(1M) コマンドでは別名を使用します。それ以外の場合は、OpenBoot PROM の完全なデバイスパスを入力しなければなりません。適切なネットワークインタフェースを表していない別名 (またはパス) を指定した場合、boot コマンドは失敗します。

    ブートサーバーと同じサブネットにあるネットワークインタフェースに、別名が付けられていない場合、次のように入力して別名を付けることができます。


    ok nvalias net device_path
    

    boot net コマンドは、suninstall ユーティリティを起動します。このユーティリティは、サイトまたはプラットフォーム固有の情報を入力するように求めます。

    suninstall ユーティリティと Sun Enterprise 10000 については、『Solaris 7 on Sun Hardware Collection』の『Solaris 7 Sun Hardware Platform Guide』を参照してください。

    表 4-3 suninstall ユーティリティについて
     ネットワーク情報の設定指定したい情報の適切なレベルを選択します。None 以外のオプションを選択すると、suninstall ユーティリティは設定情報の入力を求める一連のダイアログ画面を表示します。ここで、情報を指定してください。
     Solaris 対話式インストールF5 キーを押して、suninstall を終了します。


    注 -

    この時点では、Solaris オペレーティング環境をインストールしないでください。


    suninstall を終了すると、ホストシステムのシェルプロンプトが表示されます。

  3. 通常のルートファイルシステムのディスクデバイスをマウントします。


    # mount /dev/dsk/device-name /a
    
  4. vi などのテキストエディタから、通常のルートファイルシステム上の /etc/system ファイルを開きます。


    # vi /a/etc/system
    
  5. initclassSHR に設定する行をコメントにします。

    このファイルでは、コメント文字としてアスタリスク (*) を使用します。


    * set initclass="SHR"
  6. 通常のルートファイルシステムをマウント解除します。


    # umount /a
    
  7. 通常のルートファイルシステムのディスクデバイスから、システムをリブートします。


    # init 0
    # boot devalias
    

    前記の devalias は、通常のルートファイルシステムのディスクデバイス名です。

    これで、Solaris Resource Manager を無効にした状態でシステムがブートします。