Solaris Resource Manager 1.1 のシステム管理

ユーザー関連の問題

ユーザーがログインできない

Solaris Resource Manager の上記の制限は、いずれもスーパーユーザーには適用されません。

制限に達したことがユーザーに通知されない

Solaris Resource Manager の通常の操作では、制限に達すると、ログインしているユーザーに通知メッセージが送られます。ユーザーがこれらのメッセージを見ていないと、発生している問題の原因が分からず、システムの様子がおかしいと思います。ただし、システム管理者には通知されます。

通知メッセージの送信は、Solaris Resource Manager のデーモンプログラム limdaemon によって行われます。通知メッセージがユーザーに送信されない場合、管理者は次の点について調べてください。

ユーザーのグループを変更できない

Solaris Resource Manager は、スケジューリングツリーにおける l ノードの親を sgroup 属性で判定します。そして、この階層を使って資源の使用を規制し、CPU のスケジューリングを行います。そのため、sgroup 属性の修正に対しセキュリティ保護のための措置をいくつか設けることによって、変更上の不注意なエラーを防ぎ Solaris Resource Manager の制限が適用されるようにします。

sgroup 属性を変更するためには、次のいずれかの特権がユーザーに必要です。

親のない l ノードを他の l ノードの親にすることはできません。「親のない l ノード」を参照してください。

ユーザーが制限値をしばしば超過する

次の条件で問題が発生していないか調べてください。