CPU 割当数、ログイン数、接続時間など、システム資源の総使用量を追跡するのに、Solaris Resource Manager のいろいろなパラメータを使用できます。ただし、特に指定しない限り、スイッチオーバーやフェイルオーバーが発生した場合、スイッチオーバーまたはフェイルオーバーされた全アプリケーションの総使用量データ (CPU 使用量、ログイン数、接続時間) は、新しいマスターノードで 0 から記録が再開されます。総使用量のデータは、ノード間で動的に移動されることはありません。Solaris Resource Manager の総使用量レポート機能の正確性を維持するために、総使用量の情報をクラスタノードから収集するスクリプトを作成できます。総使用量のデータを収集する際、どのマスターでアプリケーションが実行されるか分からないため、このスクリプトでは、アプリケーションの全マスターでの総使用量のデータを収集しなければなりません。詳細については、第 8 章「使用量データ」を参照してください。