Solaris 8 Admin Pack ご使用にあたって

Solaris AdminSuite 3.0.1 の問題

AdminSuite に関する既知の問題を以下に示します。

共有プロパティの「デフォルトユーザー ID」フィールドに -1 を設定できない (バグ ID : 4233564)

共有プロパティダイアログの「上級オプション」タブの「デフォルトユーザー ID」 フィールドに「-1」を入力できません。

回避方法 : 最初に「1」を入力してから、1 の前に「-」を入力してください。

メモリー不足によるエラーの修復ができない

java.lang.OutOfMemory エラーが生じた場合、AdminSuite の問題解決のためのオンラインマニュアルの「メモリー不足によるエラー」の節を参照してください。この手順に従ってもエラーが解決されない場合には、記述子 (オープンファイル) が不十分である可能性があります。記述子が不十分だと複数のクライアントが 1 台のサーバーで使用されている場合には、メモリー不足でエラーが生じる可能性が高くなります。

記述子の数を調べるには、c シェルウィンドウで「limit」と入力します。

% limit
cputime			unlimited
filesize			unlimited
datasize			2097148 kbytes
stacksize		8192 kbytes
coredumpsize	unlimited
descriptors		64
memorysuze		unlimited

この場合には、記述子はデフォルトで 64 に設定されていますが、必要数に足りません。次のコマンドを実行して、記述子の数を 1024 に増やしてください。

% limit descriptors 1024

AdminSuite では NFS マウントを /dev= オプションで処理できない (バグ ID : 4279439)

/etc/mnttab ファイルに /dev= オプションが含まれるファイルシステムでのマウントが AdminSuite では正しく表示されません。マウントノードを選択して、マウント管理の操作をしようとすると、次のようなエラーメッセージが表示されます。

Invalid or unsupported mount option, dev, for mount file_sys 
mounted at mount point mount_point. This mount cannot be managed 
by this application.

このようなマウントは、ブート時のマウントステータスで表示されます。

AdminSuite ではハイシエラファイルシステムを管理できない (バグ ID : 4284522)

AdminSuite ではハイシエラファイルシステム (HSFS) を管理できません。HSFS の CD-ROM のマウントを参照しようとすると、次のようなエラーが生じます。

Invalid or unsupported mount option maplcase for mount /vol/dev/
dsk/c0t6d0/network_client_3_2. This mount cannot be managed 
by this application.