Solaris Management Console (SMC) に関して判明している問題を次に示します。
Solaris Management Console サーバーが動作するマシンに十分なスワップ容量がなく、割り当てられているメモリーを解放するだけの時間が Java ガベージコレクタに与えられていないと、サーブレットのメモリーが不足してセグメンテーションフォルトになることがあります。
その結果、すべてのクライアントマシンが消滅し、最初のサーバーだけに使用不能を示す赤い斜線が引かれます。
回避方法 : 再開するには、スーパーユーザーになり、次のコマンドを実行して Solaris Management Console サーブレットを再起動します。
# /etc/init.d/ehttpd stop # /etc/init.d/ehttpd start |
この問題は、認証要求の間隔を十分に離して Java ガベージコレクタに十分な時間を与えるか、十分なスワップ容量を追加するか、定期的にサーブレットを再起動したりマシンをリブートしたりすれば回避できます。
複数のクライアントが同じ Solaris Management Console サーバーにアクセスしているときに、クライアントの 1つがサーバーの Solaris Management Console レジストリを更新しても、その変更が他のクライアントに通知されません。「アプリケーション画面」や「Solaris Management Console サーバー画面」には、古いレジストリ情報が表示されます。表示が同期していないため、これらの古いクライアントが同じレジストリ変更を手動で実行しようとすると、「すでに存在します」というメッセージが表示されてエラーになります。
回避方法 : いったんログアウトしてから再びログインして、Solaris Management Console クライアントの表示を再表示します。
Solaris Management Console は、pam_start() を呼び出すときに pam サービスの名前として smc_console を使います。しかし、デフォルトの /etc/pam.conf ファイルに smcconsole サービスのエントリがありません。そのため pam は、pam.conf にある pam モジュール「other」を使用します。これは pam_unix モジュールを意味します。
ユーザー、スーパーユーザー、またはグループ 14 のアクセス権で起動できるように Solaris Management Console に登録されているアプリケーションは、どのユーザーからでも SMC レジストリ情報の修正や削除ができます。
回避方法 : ありません。
Solaris Management Console クライアントを遠隔 xhost で実行すると、起動されたアプリケーションが表示されません。
回避方法 : 各遠隔サーバーを X 承認リストに追加します (たとえば、xhost +)。
Solaris Management Console にログイン後カーソルイメージが時計イメージのままだったり、操作中に -| イメージに変化したままの場合があります。
回避方法 : カーソルを動かしてください。ポインタイメージに戻ります。戻らない場合でも問題なく操作できます。
回避方法 : ありません。
Solaris Management Console をインストール後、アプリケーションマネージャから起動するには、一度ログアウトする必要があります。