SEAM 1.0.1 に関する既知の問題を以下に示します。
SEAM のパスワードフィールドには、拡張 (8 ビット) 文字は使用できません。SEAM のマニュアルには、この制約についての記述がありませんでした。
Solaris 8 オペレーティング環境にアップデートする場合には、SEAM も Solaris 8 Admin Pack に含まれている 1.0.1 にバージョンアップする必要があります。SEAM をバージョンアップしないと、NFS で Kerberos V5 のセキュリティ機能を使用することができません。このためサーバーで NFS を共有することができなくなり、クライアントは、セキュリティの高い共有ファイルシステムにアクセスすることができなくなります。NFS を共有し、Kerberos V5 セキュリティを使用しているマシンでは、Solaris 8 にアップグレードする場合には、必ず Solaris 8 Admin Pack も同時にアップグレードしてください。
インストールすると /etc/nfssec.conf ファイル内でコメントになってしまう行があるため、NFS で Kerberos V5 を使用することができない
回避方法 : /etc/nfssec.conf ファイの次の行の冒頭のコメントを表す記号 (#) を削除してください。
#krb5 390003 kerberos_v5 default - #RPCSEC_GSS
#krb5i 390004 kerberos_v5 default integrity #RPCSEC_GSS
インストールすると、/etc/pam.conf ファイル内でコメントになってしまう行があるため、 コメント行に記述されているアプリケーションに Kerberos セキュリティを適用することができません。
回避方法 : SEAM で起動される /etc/pam.conf のすべての行の冒頭のコメントを表す記号 (#) を削除してください。