Sun WorkShop インストールガイド

第 7 章

トラブルシューティング

この章では、Sun WorkShop のライセンス設定およびインストール中に生じる可能性のある問題について説明します。

レジストリデータファイルの問題

最初に Web Start を起動せずに Sun WorkShop^TM 6 をインストールすると、インストールレジストリデータファイル productregistry の内容が、システムにインストールされた製品パッケージの内容と整合しなくなります。インストールレジストリデータファイルには、Web Start によってシステムにインストールされた製品およびパッケージに関する情報が格納されています。Web Start はソフトウェアのインストールやアンインストールを行うときにこの情報を使用し、更新します。

最新の productregistry ファイルは、次のディレクトリに格納されています。

/var/sadam/install

Web Start ではなく pkgadd を使用した場合の情報の
不一致

Sun WorkShop 6 の一部を、Web Start を使わず、pkgadd コマンドを使ってインストールした場合、レジストリデータファイルには、実際にインストールされた製品とパッケージとは違う情報、あるいは古い情報が格納されることがあります。レジストリデータファイルを必ず最新かつ正確なものにするには、次の手順に従います。

• Web Start を実行し、第 3 章に示した手順に従ってソフトウェアをインストールします。Web Start は、製品をインストールし、レジストリデータベースを作成します。

  pkgadd コマンドを実行したときに使用したものと同じディレクトリを使用してください。

Web Start ではなく pkgrm を使用した場合の情報の不一致

Sun WorkShop 6 の一部を、Web Start を使わず、pkgrm コマンドを使ってアンインストールした場合、レジストリデータファイルには、実際にインストールされた製品とパッケージとは違う情報、あるいは古い情報が格納されることがあります。レジストリデータファイルを必ず最新かつ正確なものにするには、次の手順に従います。

• 第 6 章の説明に従ってアンインストールを実行します。Web Start は製品をアンインストールし、レジストリデータベースを作成または更新します。patchadd または patchrm コマンドを実行していた場合でも、productregistryファイルの内容は変更されません。パッチ情報は productregistryファイルには記録されないからです。

ライセンスの問題

ライセンスのインストール中またはライセンスの取得中には、次のような問題が生じることがあります。

ライセンスが正しくインストールされない、または機能しない

ライセンスが正しくインストールされない場合や、インストールされた後機能しない場合には、次の手順を行なってください。

1. ライセンスのインストールを、「lit ライセンスインストーラの使い方」または 「lit_tty コマンド行実行プログラムの使い方」の手順に従って行なったかどうか確認します。

2. Web サイトでライセンス FAQ (よくある質問) を調べてみます。

詳しくは http://www.sun.co.jp/workshop/ にある Sun WorkShop 6 の情報をご覧下さい。

ライセンスが取得できない

ライセンスが取得できない場合は、次の手順を行なってください。

1. Sun ライセンス・パスワード・センターからライセンスを申請したことを確認します。

2. ライセンス申請書を Sun ライセンス・パスワード・センターに送ります。

その他の技術的問題に遭遇した場合は、「テクニカルサポートへの連絡」を参照してください。