| Fortran ライブラリ・リファレンス |
はじめに
このマニュアルでは、Sun WorkShopTM Fortran ライブラリルーチンについて説明しています。
このマニュアルは Fortran 言語と SolarisTM オペレーティング環境に関する実用的な知識を持つプログラマを対象にしています。
マルチプラットフォーム対応
この Sun WorkShop リリースは、Solaris 2.6、7、および 8 のオペレーティング環境 (SPARCTM プラットフォームおよび Intel プラットフォーム) をサポートしています。
注 - x86 とは、Pentium、Pentium Pro、Pentium II プロセッサおよび、これらと互換性のある AMD および Cyrix 製のマイクロプロセッサチップを含む、Intel 8086 マイクロプロセッサチップ群を意味しています。このマニュアルでは、これらすべてのプラットフォームアーキテクチャを総称して x86 と呼んでいますが、製品名では Intel プラットフォームと記述しています。
特定のプラットフォームに対して、このリリースの
f77コンパイラが提供されているかどうかは、Sun WorkShop READMEs ディレクトリにある Fortran 77 README ファイルfortran_77を参照してください。Sun WorkShop 開発ツールへのアクセス方法
Sun WorkShop 製品コンポーネントとマニュアルページは標準ディレクトリ
/usr/binおよび/usr/share/man にはインストールされません。そのため PATHおよびMANPATH 環境変数を変更してSun WorkShopコンパイラとツールにアクセスできるようにする必要があります。
PATH環境変数を設定する必要があるかどうか判断するには以下を実行します。1. 次のように入力して、PATH変数の現在値を表示します。
%echo $PATH2. 出力内容から/opt/SUNWspro/binを含むパスの文字列を検索します。
- パスがある場合は、
PATH変数は Sun WorkShop 開発ツールにアクセスできるように設定されています。パスがない場合は、この節の指示に従って、PATH環境変数を設定してください。
MANPATH環境変数を設定する必要があるかどうか判断するには以下を実行します。1. 次のように入力して、workshopマニュアルページを表示します。
%man workshop2.出力された場合、内容を確認します。
workshop(1) マニュアルページが見つからないか、表示されたマニュアルページがインストールされたソフトウェアの現バージョンのものと異なる場合は、この節の指示に従ってMANPATH 環境変数を設定してください。
注 - この節に記載されている情報は Sun WorkShop 6 製品が/optディレクトリにインストールされていることを想定しています。 Sun WorkShop ソフトウェアが/optディレクトリにインストールされていない場合は、システム管理者に連絡してください。
PATH変数およびMANPATH変数は、C シェルを使用している場合はホームディレクトリの下の.cshrcファイルに設定する必要があります。Bourne シェルか Korn シェルを使用している場合は、ホームディレクトリの下の.profileファイルに設定する必要があります。
- Sun WorkShop コマンドを使用するには、
PATH変数に以下を追加してください。manコマンドで、Sun WorkShop マニュアルページにアクセスするには、MANPATH変数に以下を追加してください。内容の紹介
「Fortran ライブラリルーチン」では、Fortran のライブラリルーチンをアルファベット順に説明します。
書体と記号について
このマニュアルで使用している書体と記号について説明し
ます。
- FORTRAN 77 の例はタブ書式で、Fortran 95 の例は自由書式で示します。FORTRAN 77 と Fortran 95 に共通の例は、特に指示がない限りタブ書式で
示します。- 大文字は Fortran キーワードと組み込み関数 (例:
TbarX) を示します。- Sun Fortran コンパイラを、
f77またはf95とコマンド名で略記することがあります。FORTRAN 77 コンパイラと Fortran 95 コンパイラに共通の情報は、f77/f95と記述します。- オンラインマニュアルページへの参照は、トピック名とセクション番号とともに表示されます。たとえば、
GETENVへの参照は、getenv(3F) と表示されます。getenv(3F) とは、このページにアクセスするためのコマンドがman -s 3F getenvであるという意味です。- FORTRAN 77 規格では、「FORTRAN」とすべて大文字で表記する旧表記規則を使用しています。サンのマニュアルでは FORTRAN と Fortran の両方を使用しています。現在の表記規則では、「Fortran 95」と小文字を使用しています。
シェルプロンプトについて
シェルプロンプトの例を以下に示します。
表 P-2 シェルプロンプト UNIX の C シェル machine_name%UNIX の Bourne シェルと Korn シェル machine_name$スーパーユーザー
(シェルの種類を問わない)#
関連マニュアル
- インターネットの
docs.sun.com の Web サイトからアクセスできます。特定の本のタイトルで検索するか、主題、マニュアルコレクションまたは製品別にブラウズすることができます。- ローカルシステムまたはローカルネットワークにインストールされた Sun WorkShop 製品からアクセスできます。Sun WorkShop 6 HTML 文書 (マニュアル、オンラインヘルプ、マニュアルページ、各コンポーネントの README ファイル、リリースノート) が、インストールした Sun WorkShop 6 製品から参照可能です。HTML 文書にアクセスするには、次のいずれかを実行します。
表 P-3 は、Sun WorkShop 6 関連マニュアルをマニュアルコレクション別に一覧にしたものです。
表 P-4 は、
docs.sun.comの Web サイトからアクセスできる Solaris 関連マニュアルの一覧です。
表 P-4 Solaris 関連マニュアル Solaris ソフトウェア開発
リンカーとライブラリ Solaris リンクエディタと実行時リンカーの操作およびそれらが操作するオブジェクトについて説明しています。
プログラミングユーティリティ Solaris オペレーティング環境で使用可能な特殊組み込みプログラミングツールに関する開発者向けの情報を記載しています。
|
サン・マイクロシステムズ株式会社 Copyright information. All rights reserved. |
ホーム | 目次 | 前ページへ | 次ページへ | 索引 |