Sun Cluster 2.2 のシステム管理

Sun Cluster データサービスの構成解除

Sun Cluster データサービスの構成を解除するには、この作業を行なってください。データサービスの詳細は、『Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール』を参照してください。

Sun Cluster データサービスの構成を解除するには

  1. 構成を解除するデータサービスアプリケーションをすべて停止します。

    データサービスアプリケーションの通常の停止作業を行なってください。

  2. データサービスがデータベース管理システム (DBMS) の場合は、障害モニターをすべて停止します。

  3. すべての論理ホストで、データサービスを停止します。

    # hareg -n dataservice
    
  4. データサービスの登録を解除します。

    # hareg -u dataservice
    

    注 -

    hareg -u コマンドが失敗すると、クラスタ構成データベース (CCD) が矛盾した状態になることがあります。このような場合は、すべてのクラスタノードで scconf clustername -R dataservice を実行し、CCD から強制的にデータサービスを削除してください。


  5. (省略可能) クラスタ構成から論理ホストを削除します。

    クラスタ構成から論理ホストを削除できるのは、すべてのデータサービスがその論理ホストと対応していない場合だけです。

    論理ホストを削除するには、次に示すいずれかの方法を使用してください。

    次の scconf(1M) コマンドを、クラスタメンバーである 1 つのノードで実行します。

    # scconf clustername -L logicalhost -r
    

    または、scinstall(1M) コマンドを、「論理ホストの追加と削除」で説明している方法で実行します。scinstall(1M) を使用する場合は、手順 6で示しているクラスタ再構成を行う必要はありません。

  6. haswitch(1M) コマンドを使用して、クラスタ再構成を行います。

    # haswitch -r
    

    必要に応じて、削除した論理ホストに対応した vfstab.logicalhostdfstab.logicalhost ファイルの削除または名前変更を行い、そのボリュームとファイルシステムが占めている領域を開放できます。これらのファイルは、scconf(1M) による削除作業では削除されません。