pnmptor(1M) と pnmrtop(1M) コマンドを使用すると、ローカルバックアップグループだけの状態を確認できます。pnmstat(1M) コマンドを使用すると、ローカルまたは遠隔のバックアップグループの状態を確認できます。
pnmptor(1M) コマンドは、実際のアダプタ名に指定する疑似アダプタ名を割り当てます。次の例では、システム出力は、疑似アダプタ名 nafo0 がアクティブアダプタ hme2 に対応することを示しています。
phys-hahost1# pnmptor nafo0 hme2 |
次の例では、システム出力は、アダプタ hme1 がバックアップグループ nafo0 に属することを示しています。
phys-hahost1# pnmrtop hme1 nafo0 |
ローカルホスト上のバックアップグループの状態を確認するには、-c オプションを使用します。
phys-hahost1# pnmstat -c nafo0 OK NEVER hme2 |
遠隔ホスト上のバックアップグループの状態を確認するには、次の構文を使用します。
phys-hahost1# pnmstat -sh remotehost -c nafo1 OK NEVER qe1 |
-s と -h オプションを共に使用することは重要です。-s オプションが指定されると、pnmstat(1M) はプライベートインターコネクトを介して通信を行います。-s オプションが省略されると、pnmstat(1M) はパブリックインターコネクトを介して照会を行います。remotehost と pnmstat(1M) を実行するホストは、両方ともクラスタメンバーでなければなりません。
ローカルホストと遠隔ホストのどちらを確認している場合でも、pnmstat(1M) コマンドは状態、履歴、現在のアクティブアダプタを報告します。詳細は、マニュアルページを参照してください。