次の表は、ユーザーが構成できる PNM パラメータについて説明しています。これらのパラメータは、PNM をインストールした後で (ただしクラスタを立ち上げる前)、クラスタ内のすべてのノードの構成ファイル /opt/SUNWcluster/conf/TEMPLATE.cdb を手作業で編集して構成してください。1 つのノードで編集したファイルをほかのすべてのノードにコピーすることも、クラスタコンソールを使用してすべてのノードでファイルを同時に変更することも可能です。現在の PNM 構成は、pnmset -l を使用して表示できます。詳細は、pnmd(1M) のマニュアルページを参照してください。
表 6-2 構成可能な PNM パラメータ
pnmd.inactive_time |
秒単位で示した障害検証間の時間。デフォルトの間隔は 5 秒。 |
pnmd.ping_timeout |
秒単位で示した、障害検証がタイムアウトするまでの時間。デフォルトのタイムアウト値は 4 秒。 |
pnmd.repeat_test |
PNM が失敗した検証を再試行する回数。この回数を過ぎると、PNM は障害があると判断する。デフォルトの反復数は 3 回。 |
pnmd.slow_network |
秒単位で示した、障害検証の待機 (listen) 段階とアクティブ検証段階の間の応答時間。デフォルトの応答時間は 2 秒。ネットワークが遅く、PNM が疑似テイクオーバーを引き起こす場合は、この応答時間を増やすとよい。 |