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iPlanet Messaging Server 5.0 インストール ガイド



付録 C   ソフトウェアのアンインストール


この付録では、Messaging Server ソフトウェアをアンインストールする手順を説明しています。次のセクションで構成されています。



アンインストールする理由

ディスク スペースを開ける必要がある場合、または製品を再インストールする場合に、Messaging Server ソフトウェアをマシンから削除します。


Note Messaging Server を削除するには、rootとしてログインする必要があります。この章に記載されているすべての手順は、特に記載がない限り、システムにroot としてアクセスする必要があります。





Messaging Server コンポーネントのアンインストール



このセクションでは、マシンから Messaging Server の既存のインスタンスを削除する方法を説明します。


Note uninstall プログラムは、Message Store または Message Access コンポーネントを削除しません。削除する場合は、手動で行なう必要があります。

また、uninstall プログラムでは、可用性が高いコンポーネントを削除しません。可用性が高いコンポーネントの削除手順については、「HA コンポーネントのアンインストール」を参照してください。



Messaging Server ファイルをインスタンスしたディレクトリに、uninstall プログラムがあります。uninstall を実行するには、次の手順に従ってください。

  1. root としてログインします。

  2. Messaging Server インスタンスの停止

    サーバ インスタンスを停止するには、stop-msg ユーティリティを実行します。このユーティリティは、server-root/msg-instance ディレクトリに格納されています。例 :

    cd /usr/iplanet/server5/msg-budgie
    ./stop-msg

    さまざまなデーモンおよびサービスが停止されるとステータス メッセージが表示されます。

  3. server-root ディレクトリに移動します。

  4. Administration Server インスタンスの停止

    Administration Server を実行している場合は、stop-admin ユーティリティを実行してこのサーバ インスタンスを停止してください。このユーティリティは、server-root ディレクトリに格納されています。例 :

    cd /usr/iplanet/server5
    ./stop-admin


    Note Directory Server を手動で停止しないでください。uninstall プログラムでは、Directory Server が起動して実行していることが必要であり、プログラムで Directory Server のシャットダウンを処理します。



  5. uninstall プログラムを実行します。

    ./uninstall


    Note 表示される画面は、インストールされているコンポーネントによって異なります。この例では、すべてのコンポーネントがインストールされていると仮定します。



  6. 削除するコンポーネントを選択します。

    次に示すのは、マシンに現在インストールされている SuiteSpot コンポーネント
    です。

    () 内に番号が付いたコンポーネントは追加のサブコンポーネントを含んでおり、サブコンポーネントは後続の画面で選択できます。

       1. Netscape Server Products Core Components (3)
       2. Netscape Directory Suite (2)
       3. Administration Services (2)
       4. iPlanet Messaging Applications (5)

    アンインストールするコンポーネントを選択してください (デフォルト: all) [All]:

  7. 削除する Serer Core Product コンポーネントを選択します。(SererはServerの間違いでは?)

    次に示すのは、マシンに現在インストールされている Netscape Server Products Core Components コンポーネントです。

    () 内に番号が付いたコンポーネントは追加のサブコンポーネントを含んでおり、サブコンポーネントは後続の画面で選択できます。

       1. Netscape Server Products Core Components
       2. Netscape Core Java クラス
       3. Java Runtime Environment

    アンインストールするコンポーネントを指定してください [1、2、3]:

  8. 削除する Directory Suite コンポーネントを選択します。

    次に示すのは、マシンに現在インストールされている Netscape Directory Suite コンポーネントです。

    () 内に番号が付いたコンポーネントは追加のサブコンポーネントを含んでおり、サブコンポーネントは後続の画面で選択できます。

       1. Netscape Directory Server
       2. Netscape Directory Server Console

    アンインストールするコンポーネントを指定してください [1、2]:

  9. 削除する Administration Services コンポーネントを選択します。

    次に示すのは、マシンに現在インストールされている Administration Services コンポーネントです。

    () 内に番号が付いたコンポーネントは追加のサブコンポーネントを含んでおり、サブコンポーネントは後続の画面で選択できます。

       1. Netscape Administration Server
       2. Administration Server Console

    アンインストールするコンポーネントを指定してください [1、2]:

  10. 削除する iPlanet Messaging Applications コンポーネントを選択します。

    次に示すのは、マシンに現在インストールされている iPlanet Messaging Suite コンポーネントです。

    () 内に番号が付いたコンポーネントは追加のサブコンポーネントを含んでおり、サブコンポーネントは後続の画面で選択できます。

       1. iPlanet Message Store and Message Access
       2. iPlanet Internet Message Transport Agent
       3. iPlanet Messaging Multiplexor
       4. High Availability for iPlanet Messaging Server
       5. iPlanet Delegated Administrator Command Line Utilities

    アンインストールするコンポーネントを指定してください [1、2、5]:


    Caution

    可用性の高いコンポーネントをインストールしている場合は、手動で削除する必要があります (「HA コンポーネントのアンインストール」を参照してください)。オプションとして提供されていますが、可用性の高いコンポーネントの自動アンインストールは現時点ではサポートされていません。このオプションは選択しないでください。



  11. Configuration Administrator のログイン ID およびパスワードを入力してください。

    次の場所にある Configuration Directory へのアクセス権を持つ管理者のユーザー ID または識別名を入力してください。

       ldap://budgie.siroe.com:389/

    Configuration Admin ID または DN: [admin]:

    この時点で、uninstallプログラムが、ユーザが指定したコンポーネントのシステムからの削除を開始します。

アンインストールが完了しました。

uninstall でインストール ファイルのいくつかを削除できない場合があります。残りのファイルを確認して、手動で削除してください。



Note uninstall スクリプトは、オリジナルの sendmail リンクを回復しません。サーバ上で Solaris sendmail を介してメールを受信する場合は、このリンクを手動で復元する必要があります。



また、uninstall で削除されない Message Store および Message Access コンポーネントを削除する場合は、ここで削除できます。



HA コンポーネントのアンインストール



可用性の高いコンポーネントをアンインストールするには:

  1. 前のセクションで説明している通常のアンインストール手順を実行します
    (「Messaging Server コンポーネントのアンインストール」)。

  2. 複数のインスタンスがインストールされている場合は、/etc/msgregistry.inf ファイルからインスタンス エントリを削除します。それ以外の場合は、両方のノード上の /etc/msgregistry.inf ファイルを削除します。

ここからは、Veritas Cluster Server または SunCluster のどちらをインストールしているかによってアンインストール手順が異なります。次のどちらかの該当するサブセクションを参照してください。


Veritas Cluster Server の可用性の高いコンポーネントのアンインストール

Veritas Cluster Server の可用性の高いコンポーネントをアンインストールするには:

  1. 両方のノードの cron ジョブ テーブルから dirsync エントリを削除します。

  2. インストール時に作成された Veritas Cluster Server リソースすべてを削除します。

  3. Veritas Cluster Server を停止して、それ以上のインスタンスが存在しない場合は、両方のノード上の次のファイルを削除します。

    /etc/VRTSvcs/conf/config/MsgSrvTypes.cf
    /opt/VRTSvcs/bin/MsgSrv/online
    /opt/VRTSvcs/bin/MsgSrv/offline
    /opt/VRTSvcs/bin/MsgSrv/clean
    /opt/VRTSvcs/bin/MsgSrv/monitor
    /opt/VRTSvcs/bin/MsgSrv/sub.pl

  4. 両方のノードの /etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf ファイルから Messaging Server エントリを削除します。


SunCluster の可用性の高いコンポーネントのアンインストール

SunCluster の可用性の高いコンポーネントをアンインストールするには:

  1. 次のコマンドを実行します。

    hareg -u ims50

  2. 次のコマンドを削除します。

    /opt/SUNWcluster/ha/msg/ims_common
    /opt/SUNWcluster/ha/msg/ims_fm_probe
    /opt/SUNWcluster/ha/msg/ims_start_net
    /opt/SUNWcluster/ha/msg/ims_stop_net

  3. 共有ディスク マウント ポイント ディレクトリ (例えば、共有ディスクが /mnt ディレクトリの下にマウントされている場合は /mnt) から ims_ha.cnf ファイルを削除します。


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最新更新日付 2001 年 3 月 16日