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iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド |
「Cluster Management」タブ
クラスタは、iPlanet サーバをグループにまとめたもので、1台の iPlanet Administration Server から管理することができます。1 つのクラスタの中では、すべてのサーバが同じタイプ (UNIX または NT) でなければなりません。Administration Server では、iPlanet サーバの各タイプのクラスタを格納することができます。クラスタの機能を使用すると、クラスタに含まれるすべてのサーバは、 1台の中央 Administration Server によって管理できます。サーバは、ネットワーク内の任意のシステムにインストールできますが、中央 Administration Server は、クラスタを構成するすべての Administration Server にアクセスできることが必要です。
「Cluster Management」タブには、次のページがあります。
「Cluster Control」ページ
「Cluster Control」ページ
「Cluster Control」ページから、リモートサーバを構成することができます。ほとんどの iPlanet サーバは、このページの対応するボタンをクリックして起動、停止、および再起動の処理ができるようになります。詳細は、「サーバクラスタの制御」を参照してください。Check Servers to Control: ここでは、リストにあるサーバの中から任意のサーバを選択したり、クラスタに含まれるすべてのサーバを選択したり、また、選択をリセットしてすべてのサーバを選択解除したりすることができます。
Start, Stop, or Restart: 指定したリモートサーバの動作をドロップダウンリストから選択し、「OK」をクリックします。
View Access, View Error: 指定したリモートサーバの動作をドロップダウンリストから選択し、表示する行数を入力し、「OK」をクリックします。
Transfer: 指定した構成ファイルの情報を、指定したサーバから転送します。構成ファイルのドロップダウンリストから、次のいずれかのファイルを選択します。
magnus.conf
次に、サーバ名のドロップダウンリストから、構成ファイルが格納されているサーバを選択し、「Transfer」をクリックします。Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
「Add Server」ページ
「Add Server」ページから、複数のリモートサーバをクラスタに追加することができます。同じ管理サーバ名とパスワードを持つサーバだけがクラスタに追加できます。追加する Administration Server が複数のサーバを管理対象としている場合、いったん管理対象のサーバをすべてクラスタに追加する必要があります (個々のサーバはあとから削除することができます)。ただし、リモート Administration Server がクラスタを構成している場合、このリモートクラスタの中のサーバは追加されません。詳細は、「クラスタへのサーバの追加」を参照してください。
Admin Server Protocol: リモート Administration Server との通信に使用するプロトコルを指定します。次を選択します。
Admin Server Hostname: リモート Administration Server のホスト名を指定します。DNS がホスト名を解決できない場合、完全修飾ホスト名とドメイン名を入力します (例:www.mozilla.com)。
Admin Server Port: リモート Administration Server のポート番号を指定します。
Admin User Name: リモート Administration Server の管理者のユーザ名を指定します。
Admin Password: リモート Administration Server の管理者のパスワードを指定します。
マスター Administration Server は、リモートサーバへの接続を試みます。接続が成功すると、リモート Administration Server で管理されているすべてのサーバのサーバ識別子が画面に表示されます。複数のサーバの間で、同じ識別子を使用する異なるシステムが存在する場合、システムのサーバ識別子のほかにホスト名が表示されます。両方のシステムが同一のサーバ識別子と同一のホスト名を持っている場合は、さらにポート番号が表示されます。また、クラスタの中に不要なサーバがある場合、そのサーバを個別に削除できます。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
「Modify Server」ページ
「Modify Server」オプションは、スレーブサーバのスレーブ管理ポート情報が変更されたあと、情報を更新するときだけに使用します。クラスタに含まれるリモート Administration Server のポート番号を変更したときは、クラスタに格納されている Administration Server の情報も変更する必要があります。スレーブ Administration Server に関するその他の変更の場合、そのサーバを削除し、変更が終わったら、次に元のようにクラスタに追加します。詳細は、「サーバ情報の変更」を参照してください。Check Servers to be Modified: 変更したいサーバを選択することができます。選択したサーバと同じタイプのサーバがすべて、一意のサーバ識別子で表示されます。
Admin Server Protocol: リモート Administration Server との通信に使用するプロトコルを指定します。次を選択します。
Admin Server Hostname: リモート Administration Server のホスト名を指定します。DNS がホスト名を解決できない場合、完全修飾ホスト名とドメイン名を入力します (例:www.mozilla.com)。
Admin Server Port: リモート Administration Server のポート番号を指定します。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
「Remove Server」ページ
「Remove Server」ページでは、サーバをクラスタから削除することができます。削除したサーバには、削除したサーバを直接管理している Administration Server からはアクセスできますが、クラスタからはアクセスできなくなります。詳細は、「クラスタからのサーバの削除」を参照してください。Check Servers To Be Removed: ここでは、リストにあるサーバの中から任意のサーバを選択したり、クラスタのすべてのサーバを選択したり、また、選択をリセットしてすべてのサーバの選択を解除したりすることができます。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
「Add Variables」ページ
変数は、クラスタのサーバに異なる値を構成する必要がある場合に使用されます。変数の値は、異なるポート番号を使用するスレーブを定義するためのマクロであったり、異なる shlib パスを定義するためのプラグインであったりします。変数が定義されると、Administration Server は独立して稼動することができなくなります。詳細は、「変数の追加」を参照してください。Variables for: 変数を変更するサーバを、ドロップダウンリストから選択できます。
Option: ドロップダウンリストから、「Add」を選択できます。
Name: 追加する変数のファイル名を入力できます。たとえば、「Port」と入力します。
Value: 追加する変数の値を指定することができます。「Port」変数を追加する場合、その値はポート番号となります。
Reset: 変更を取り消し、ページ内の各要素を変更前の値に戻します。
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Last Updated October 17, 2001