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iPlanet Web Server, Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド



第 1 章   サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages)


iPlanet Web Server 6.0 は、サーブレットおよび JSP (JavaServer Pages) をサポートしています。 この章では、iPlanet Web Server 6.0 のサーブレットおよび JSP の概要を示します。

この章は、以下の節から構成されています。

iPlanet Web Server 6.0 は、オペレーティングシステムに依存する JRE または JDK の特定のバージョンとともに実行されます。 詳しくは、「JSP を実行するためにサーバで必要なもの」を参照してください。



Web アプリケーション



iPlanet Web Server 6.0 は、サーブレットおよび JSP を Web アプリケーションに組み込むことができる Servlet 2.2 API 仕様をサポートしています。

Web アプリケーションは、サーブレット、JSP (JavaServer Pages)、HTML ドキュメント、およびイメージファイルや圧縮アーカイブその他のデータをインクルードする Web リソースのコレクションです。 Web アプリケーションは、アーカイブ (WAR ファイル) にパッケージ化されているか、オープンディレクトリ構造になっています。

iPlanet Web Server の Web アプリケーションサポートの詳細は、第 2 章「Web アプリケーション」を参照してください。

Web アプリケーションの使用をお勧めしますが、サーブレットおよび JSP を iPlanet Web Server 4.x の場合と同様に構成することもできます。 詳しくは、第 8 章「古いバージョンのサーブレットおよび JSP の構成」を参照してください。



サーブレット



Java サーブレットは、CGI プログラムと同様、Web サーバで実行してクライアントの要求に応答してコンテンツを生成することができる、サーバサイドの Java プログラムです。サーブレットは、サーバサイドで動作する、ユーザインタフェースのないアプレットと考えることができます。 サーブレットは、URL で呼び出して起動します。

iPlanet Web Server 6.0 は、Java Servlet Specification バージョン 2.2 をサポートしています (Web Application および WAR ファイルもサポート)。



  Servlet API バージョン 2.2 にはバージョン 2.1 との完全な下位互換性があるので、既存のサーブレットは変更またはコンパイルし直さなくても引き続き機能します。

 



サーブレットの開発には、Sun Microsystems の Java Servlet API を使用します。 Java Servlet API の使用の詳細は、以下の Web サイトにある Sun Microsystems のドキュメントを参照してください。

http://java.sun.com/products/servlet/index.html



JSP (JavaServer Pages)



iPlanet Web Server 6.0 は、JSP (JavaServer Pages) Specification バージョン 1.1 をサポートしています。

JSP は、HTML ページのように、Web ブラウザで表示できるページです。 ただし、HTML タグのほかに、JSP タグや、Java コードと混合した指令を組み込むことができるので、Web ページの設計者はより多くの動的なコンテンツをページに取り込むことができます。 これらの追加機能によって、属性値の表示や単純な条件の使用などが可能になります。

JSP の主な利点のひとつは、HTML ページと同様、コンパイルする必要がないことです。 Web ページの設計者は、HTML と JSP のタグを使用したページを作成して Web サーバに置くだけです。 Web ページの設計者は、Java クラスを定義する方法や Java コンパイラを使う方法を習得する必要はありません。

ただし、iPlanet Web Server は JSP の事前コンパイルをサポートしているため、本稼動用のサーバには JSP の事前コンパイルをお勧めします。

JSP ページは、以下の方法で Java の機能に完全にアクセスできます。

  • Java コードをページのスクリプトレットに直接組み込む

  • JavaBeans にアクセスする

  • Java サーブレットがインクルードされるサーバサイドのタグを使用する

Bean もサーブレットもコンパイルの必要がある Java クラスですが、Java のプログラマが定義およびコンパイルを行い、その Bean またはサーブレットへのインタフェースを公開することができます。 Web ページの設計者は、事前コンパイル済み Bean またはサーブレットに JSP ページからアクセスできます。

iPlanet Web Server 6.0 は、JSP タグのライブラリおよび標準のポータブルタグをサポートしています。

JSP の作成の詳細は、以下の Sun Microsystems の JSP に関する Web サイトを参照してください。

http://java.sun.com/products/jsp/index.html

JavaBeans の詳細は、以下の Sun Microsystems の JavaBeans に関する Web サイトを参照してください。

http://java.sun.com/beans/index.html


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Last Updated September 17, 2001