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iPlanet Application Server 開発者ガイド



第 11 章   配置のためのパッケージ化


この章では、iPlanet Application Server モジュールの内容と、アプリケーションとモジュールを個別にまたはすべてパッケージ化する方法について説明します。

パッケージ化に関連する設計上の考慮事項については、「アプリケーションのモジュール化」を参照してください。

iPlanet Application Server のモジュールとアプリケーションには、J2EE 標準の要素と iPlanet Application Server 固有の要素が組み込まれています。この章では、iPlanet Application Server 固有の要素についてだけ詳細に説明します。

この章には次の節があります。



パッケージと配置の概要

アプリケーションアセンブリ (パッケージ化とも呼ばれる) は、アプリケーションの個別のコンポーネントを、J2EE に準拠するアプリケーションサーバに配置できる単位に結合するプロセスです。パッケージは、モジュールまたは独立したアプリケーションとして利用できます。


モジュール

J2EE モジュールは、J2EE コンポーネントの集合で、同一コンテナタイプの 2 つの配置記述子 (DD) を持ちます。一方の DD は J2EE 標準で、もう一方の DD は iPlanet Application Server 固有です。J2EE モジュールのタイプは次のとおりです。

  • Web アプリケーションアーカイブ (WAR) : Web アプリケーションは、Servlet、HTML ページ、クラスなどのリソースの集合で、いくつかの J2EE アプリケーションサーバに含めて配置することができます。WAR ファイルは、Servlet、JSP、ユーティリティクラス、静的ドキュメント、クライアントサイドアプレット、Bean と Bean クラス、および配置記述子 (web.xml および ias-web.xml) から構成されます。

  • EJB JAR ファイル : EJB JAR ファイルは、Enterprise JavaBeans をパッケージ化するときの標準フォーマットです。このファイルには、Bean クラス (ホーム、リモート、および実装)、すべてのユーティリティクラス、および配置記述子 (ejb-jar.xml および ias-ejb-jar.xml) が含まれています。

  • RMI/IIOP クライアント JAR ファイル : RMI/IIOP クライアントは、iPlanet Application Server 固有の J2EE クライアントです。RMI/IIOP クライアントでは、J2EE 標準のアプリケーションクライアント仕様がサポートされているだけでなく、iPlanet Application Server に直接アクセスすることができます。RMI/IIOP クライアントの配置記述子は、app-client.xmlias-app-client.xml です。

  • リソース JAR ファイル : リソースには、JDBC データソース、Java Mail、JMS などがあります。各 iPlanet Application Server リソースには、リソース XML ファイルがあります。

モジュールを配置した後にクラスローダが正しいクラスを検索できるように、すべてのモジュールのソースコードでパッケージ定義を使う必要があります。

DD 内の情報は宣言型であるため、ソースコードを変更しなくても変更できます。J2EE サーバは、実行時に読み込んだ DD 内の情報に従って動作します。

また、EJB JAR および Web モジュールは、次の図に示すように、.war ファイルまたは .jar ファイルとして個別にパッケージ化し、アプリケーションの外部に個別に配置することもできます。




アプリケーション

J2EE アプリケーションは、1 つまたは複数の J2EE モジュールの論理集合で、アプリケーション配置記述子によって関連付けられています。コンポーネントは、モジュールレベルまたはアプリケーションレベルでアセンブルできます。また、モジュールレベルまたはアプリケーションレベルで配置することもできます。

次の図は、配置する準備として、モジュールにコンポーネントをパッケージングして、iPlanet Application Server アプリケーションの .ear ファイルにまとめる方法を示しています。



各モジュールには、iPlanet Application Server DD および J2EE DD が定義されています。iPlanet Application Server Deployment Tool (iASDT) は、DD を使って、アプリケーションコンポーネントを配置し、iPlanet Application Server にリソースを登録します。

アプリケーションは、1 つまたは複数のモジュールと J2EE アプリケーション DD から構成されます。これらのすべてのアイテムが、Java ARchive (.jar) ファイル形式で、拡張子 .ear を持つ 1 つのファイルにパッケージングされます。


命名規則

EJB JAR および WAR モジュール名は、.war および .jar 拡張子ではなく、ファイル名の最初の部分によって識別されます。Application Server に配置する EJB JAR および WAR モジュール名は、一意でなければなりません。ejb-jar.xml ファイルの <ejb-name> 部分に指定するモジュールファイル名、EAR ファイル名、および EJB 名には、Java パッケージ方式の命名規則を使ってください。Java パッケージ方式の命名規則を使えば、名前の衝突は発生しません。この命名規則は、iPlanet Application Server だけでなく、ほかの J2EE アプリケーションサーバでも使うことをお勧めします。



モジュールおよびアプリケーションのアセンブリ



iPlanet Application Server 内でモジュールとアプリケーションをアセンブリ (パッケージ化) するときは、従来のあらゆる J2EE 定義仕様に準拠します。ただし、iPlanet Application Server 内でアセンブリするときは、iPlanet Application Server 固有の配置記述子 (ias-web.xmlias-ejb-jar.xml など) を含めて、アプリケーションサーバの機能を拡張する必要があります。たとえば、iPlanet Application Server には、ロードバランス (クラスタ内のサーバ間にタスクを均等に分散する) やフェールオーバー (障害が発生したサーバのタスクを別のサーバに割り当てる) などの機能があります。

この節には次のトピックがあります。

iPlanet Application Server では、モジュールまたはアプリケーションのパッケージ化を 3 つの方式で行うことができます。ここでは、3 つのツールについて簡単に説明し、詳細については各トピックで説明します。

  • CLI ツール : コマンドラインインタフェースをアセンブリツールとして使うときは、JAR ファイルと、Ant の自動アセンブリ機能を使います。Ant は、Jakarta Apache に組み込まれている Java ベースのビルドツールです。

    http://jakarta.apache.org/ant/

  • Deployment Tool : iPlanet Application Server に組み込まれている Deployment Tool (配置ツール) を使って、J2EE のアプリケーションとモジュールをアセンブリおよび配置することができます。

  • Visual Café プラグイン : iPlanet の Visual Café プラグインは、WebGain® Visual Café ツールと iPlanet Application Server を統合します。

    http://www.iplanet.com/products/application_server_plug/home_2_1_1aj.html

    Visual Café の開発機能を使って、iPlanet Application Server 固有の DD、WAR ファイル、および JAR ファイルの作成を自動化できます。


サンプルファイル

J2EE サンプルアプリケーションをアセンブリする前に、次の Java ソースをコンパイルする必要があります。

  • Servlet (GreeterServlet.java)

  • EJB (GreeterHome.javaGreeterEJB.javaGreeter.java)

  • JSP (GreeterView.jsp)

  • スタティックファイル (HWSample)

これらのファイルはすべて、次の場所にあります。

http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/packaging_print.jsp

コンパイルプロセスは、Ant ツールを使って自動化できます。関連するコーディングについては、次の場所の「Compile」の節を参照してください。

http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/AntCompile.htm l

完成した Ant ビルドファイルについては、次の Ant XML ファイルを参照してください。

http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/Ant.xml


WAR モジュールのアセンブリ

この節では、WAR モジュールの 3 つのアセンブリ手順について説明します。


コマンドラインインタフェース (CLI) の使用法

CLI を使って WAR モジュールを作成するときは、次の手順で行います。

  1. 作業ディレクトリ working_dir/cli を作成します。

  2. web.xml および ias-web.xml という名前の 2 つの配置記述子を作成します。次の例を参照してください。

    http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/web.xml

    http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/ias-web.xml



    ヒント

    配置記述子を初めて作成するときは、配置ツールを使うこともできます。生成された WAR ファイルから配置記述子を作成できます。



  3. 手順 1 で作成したディレクトリに WAR ファイルの内容を移動します。詳細については、次のサイトを参照してください。

    http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/war.html

  4. ディレクトリ working_dir/cli/assemble/war に移動します。

  5. 次のコマンドを実行します。

    jar -cvf helloworldWar.war *

    WAR ファイル helloworldWar.war が作成されます。



    ヒント

    CLI アセンブリプロセスは、Ant ツールを使って自動化できます。詳細については、次の URL を参照してください。



    http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/AntCompile.html


配置ツールの使用法

iPlanet Deployment Tool を使って WAR モジュールを組み立てるときは、次の手順で行います。

  1. 配置ツールを使って、ディレクトリ working_dir/deploytoolhelloworld.war という名前の新しい WAR ファイルを作成します。



  2. Deployment Tool ウィザードを使って、GreeterView.jsp、index.html、GreeterServlet.class という Web ファイルを挿入します。



  3. 画面の右下の「Resolve」ボタンをクリックして、ファイルを解決します。

  4. 「完了」をクリックします。war ファイル working_dir/deploytool/helloworldWar.war が作成されます。

    記述子 (web.xml および ias-web.xml) が Deployment Tool によって作成されています。

  5. 以下の図は、WAR モジュールをファイル表示で表示しています。



    以下の図は、コンポーネント表示で表示しています。





    ヒント

    CLI を使ってアセンブリする場合でも、初めは Deployment Tool を使ってパッケージ化することをお勧めします。




Visual Café プラグインの使用法

iPlanet Visual Café プラグインを使って WAR モジュールをアセンブリするときは、次の手順で行います。

  1. iPlanet Application Server 用の Visual Café プラグインをダウンロードしてインストールします。

    http://www.iplanet.com/products/application_server_plug/home_2_1_1aj.html

  2. 新しい iPlanet Application Server Web Application を working_dir/visualcafe に作成します。



    このファイルに helloworld.vep という名前を付けます。



  3. これらの Web ファイルをアプリケーション GreeterServlet.javaGreeterView.jspindex.html に挿入します。



  4. 必要なヘルパークラスを追加します。

  5. ソース (GreeterServlet.java) をコンパイルして、アプリケーションを配置します。配置記述子は、モジュールを配置したときに作成されます。



    iPlanet Application Server 用の Visual Café プラグインの詳細については、ダウンロードしたプラグインに付属しているマニュアルを参照してください。




EJB JAR アプリケーションのアセンブリ

この節では、EJB JAR モジュールの 2 つのアセンブリ手順について説明します。


コマンドラインインタフェース (CLI) の使用法

CLI を使って J2EE アプリケーションを作成するときは、次の手順で行います。

  1. working_dir/cli という名前の作業ディレクトリを作成します。

  2. 配置記述子 application.xml を作成します。次の例を参照してください。

    http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/application.xm l

  3. 手順 1 で作成したディレクトリに配置記述子、WAR ファイル、および EJB JAR ファイルを移動します。移動するファイルの一覧は、次のサイトを参照してください。

    http://developer.iplanet.com/docs/articles/packaging/app.html

  4. 作業ディレクトリに移動します。

  5. 次のコマンドを実行します。

    jar -cvf helloworld.ear *

    J2EE アプリケーション helloworld.ear が作成されます。


配置ツールの使用法

iPlanet Deployment Tool を使って J2EE アプリケーションを組み立てるときは、次の手順で行います。

  1. 配置ツールを使って、ディレクトリ working_dir/deploytool に helloworld.ear という名前の新しい EAR ファイルを作成します。



  2. Deployment Tool ウィザードを使って、EJB JAR ファイル helloworldEJB.jar および WAR ファイル helloworldWAR.war を挿入します。



  3. 画面の右下の「Resolve」ボタンをクリックして、ファイルを解決します。

  4. アプリケーションのルートまでのパスを削除して、「更新」ボタンをクリックします。

  5. 「完了」をクリックします。EAR ファイル working_dir/deploytool/helloworld.ear が作成されます。配置記述子 (application.xml) が作成されています。

  6. 以下の図は、アプリケーションを EAR ファイル表示で表示しています。



    以下の図は、EAR コンポーネント表示で表示しています。



  7. 「ファイル」メニューの「検証」を選択して、結果を確認します。



    ヒント

    CLI を使ってアセンブリする場合でも、初めは Deployment Tool を使ってパッケージ化することをお勧めします。




RMI/IIOP アプリケーションのアセンブリ

この節では、RMI/IIOP アプリケーションのアセンブリについて簡単に説明します。ただし、第 10 章「CORBA ベースクライアントの開発と配置」の内容を理解していることを前提としています。

RMI/IIOP アプリケーションの簡単なパッケージ化と配置の例については、次のサイトを参照してください。

http://developer.iplanet.com/appserver/samples/pkging/docs/sampleD.html

RMI/IIOP アプリケーションは、2 つのタイプに分類できます。

  • 単純なクライアント : iasacc.jar から提供されるコンテナサービス、およびアプリケーション xml を持たないクライアントです。

  • アプリケーションクライアントコンテナ : 配置記述子を含み、追加サービスにアクセスできる J2EE 1.2 に準拠したクライアントです。

iPlanet Application Server では、RMI/IIOP アプリケーションをパッケージ化するときに、次の点に準拠する必要があります。

サーバサイド

  • iPlanet Application Server Administration Tool から CXS (Corba eXecutive Service) を設定する

  • Deployment Tool を使って、RMI/IIOP スタブおよびスケルトンを生成する

クライアントサイド

  • 必要な JAR ファイル (iasclient.jarjavax.jarjms.jarmail.jar、および servlet.jar) をクライアントのクラスパスに含める

  • EJB のクライアントサイドスタブを含める。クライアントサイドスタブは、Deployment Tool によって設定される。iasacc.jar (ACC のみ) を含める

  • application-client.xml (ACC のみ) を含める



    ヒント

    これらのファイルはすべて、iasclient.tar (UNIX の場合) または iasclient.zip (NT の場合) にあります。





モジュールおよびアプリケーションの配置

この節では、J2EE のアプリケーションおよびモジュールを iPlanet Application Server に配置する方法について説明します。この節には、次のトピックがあります。


モジュールによる配置

モジュールとアプリケーションは、個別に配置できます。次の要素が共有コンポーネントにアクセスする場合は、モジュールベースで登録および配置することをお勧めします。

  • ほかのモジュール

  • J2EE アプリケーション

  • RMI/IIOP クライアント (モジュールベースで登録すると、RMI/IIOP クライアント、Servlet、または EJB から Bean に共有アクセスできる)

モジュールを登録するには、次のコマンドを実行します。

iasdeploy deploymodule module_name

複数のモジュールを 1 つの EAR ファイルに結合すれば、上のコマンドを使って 1 つのモジュールとして配置できます。この操作は、EAR のモジュールを個別に配置する場合に似ています。モジュールベースで登録したときの実行時レジストリおよびファイルシステムについては、付録 B 「実行時の注意事項」を参照してください。

別のモジュール配置方法については、「配置ツール」を参照してください。


アプリケーションによる配置

J2EE アプリケーションを登録するには、次のコマンドを実行します。

iasdeploy deployapp app_name

モジュールベースで登録したときの実行時レジストリおよびファイルシステムについては、付録 B 「実行時の注意事項」を参照してください。

別のアプリケーション配置方法については、「配置ツール」を参照してください。


RMI/IIOP クライアントの配置

RMI/IIOP クライアントは、2 つの手順で配置します。

  1. RMI/IIOP クライアントからアクセスする EJB JAR をインストールします。

  2. 必要なクライアントファイルをパッケージ化し (「RMI/IIOP アプリケーションのアセンブリ」を参照)、クライアントコードを作成して、クライアントマシンからクライアントを実行します。


スタティックコンテンツの配置

スタティックコンテンツ (HTML、イメージなど) は、Web サーバ上および iPlanet Application Server 上で管理できます。ただし、WAR が登録されているときは、スタティックコンテンツはアプリケーションサーバに配置されます。iPlanet Application Server に付属するパッケージサンプルではすべて、アプリケーションサーバ上でスタティックコンテンツを管理します。

たとえば、アプリケーションサーバ上のスタティックファイル index.html にアクセスするには、次のパスを使います。

http://server:port/NASApp/&ltcontext_root/index.html


配置ツール

この節では、モジュールとアプリケーションを配置するときに使用するツールについて説明します。次の配置ツールがあります。


iasdeploy コマンド

iasdeploy コマンドは、CLI ツール の 1 つで、モジュールおよびアプリケーションをローカルサーバに登録および配置するときに使用できます。モジュールを配置するときは、次のコマンドを使います。

iasdeploy deploymodule module_name

アプリケーションを配置するときは、次のコマンドを使います。

iasdeploy deployapp app_name


iPlanet Deployment Tool

iPlanet Deployment Tool を使用して、モジュールとアプリケーションをローカルおよびリモートの iPlanet Application Server サイトに配置できます。このツールを使うには、次の手順で行います。

  1. 配置する WAR、JAR、または EAR ファイルを開きます。これらのファイルは、個別に配置できます。

  2. 「ファイル」メニューから「配置」を選択します。

  3. 「登録」ボタンをクリックします。

  4. 配置するファイルを登録します。

  5. 登録先のサーバを強調表示し、「配置」ボタンをクリックします。


iPlanet Visual Café プラグイン

Visual Café の iPlanet プラグインを使用して、モジュールとアプリケーションを統合開発環境 (IDE) コンテキストに配置できます。このツールでは、アセンブリと配置が同時に行われます。詳細については、プラグインをダウンロードしたときに提供されるマニュアルを参照してください。


配置に関する一般的な規則

モジュールとアプリケーションを配置するときは、いくつかの一般的な規則に準拠する必要があります。ここでは、それらの規則について説明します。


アプリケーションまたはモジュールの再配置

アプリケーションまたはモジュールを再配置するときに、一部のファイルシステムの内容と Application Server のレジストリ設定が上書きまたは削除されないことがあります。この場合、再配置した後でも古い設定が残ることがあります。クリーンな環境に再配置するには、アプリケーションまたはモジュールを再配置する前に削除します。


iPlanet Application Server クラスタへの配置

アプリケーションを iPlanet Application Server サーバのクラスタに配置するときは、そのアプリケーションを各サーバに個別に登録する必要があります。共有情報は LDAP 上に保存されるため、クラスタ内のすべてのサーバからアクセスできますが、ファイルシステムエントリは各サーバ上になければなりません。


共有フレームワークへのアクセス

J2EE のアプリケーションとモジュールで共有フレームワーククラス (コンポーネント、ライブラリなど) を使用する場合、それらのクラスはアプリケーションやモジュールではなくシステムクラスパスに配置できます。共有ライブラリのサイズが大きい場合、そのライブラリを使用するすべてのモジュールにパッケージ化するときに、サーバへの登録に多くの時間が必要になります。また、同一クラスの複数のインスタンスが独自のクラスローダを使用すると、リソースの浪費になります。

システムクラスローダの詳細については、付録 B 「実行時の注意事項」を参照してください。

iPlanet Application Server に付属する Cocoon サンプル (XML サンプルの一部) は、フレームワークの使用例です。



XML DTD について



DTD (Document Type Definition : ドキュメントタイプ定義) は、配置記述子 (DD) の XML 書式を定義しています。DD には、アプリケーションレベル記述子と、コンポーネントレベル記述子の 2 つのレベルがあります。

iPlanet Application Server では、アプリケーションの実行に DD が必要です。DD は、XML ファイルで、アプリケーションを構成する J2EE モジュール (Servlet、JSP、EJB など) の配置情報について記述したメタデータを含みます。各 XML ファイルの情報は、iPlanet Application Server 内部のレジストリに格納されています。

各アプリケーションモジュールには J2EE DD ファイルが必要です。さらに、各アプリケーションコンポーネントはグローバルな固有識別子、つまり、GUID に関連付けられている必要があります。

iPlanet Application Server によってサポートされている DD のタイプは次のとおりです。

  • アプリケーション DD

  • Web アプリケーション DD と iPlanet Application Server Web アプリケーション DD

  • EJB DD と iPlanet Application Server EJB DD

  • アプリケーションクライアント DD と iPlanet Application Server RMI/IIOP クライアント DD

  • iPlanet Application Server リソース DD


J2EE 標準記述子

J2EE プラットフォームでは、パッケージングおよび配置機能が提供されます。これらの機能では、コンポーネントおよびアプリケーションの標準パッケージとして JAR ファイルが使われ、パラメータのカスタマイズには XML ベースの DD が使われます。J2EE パッケージングおよび配置プロセスの詳細については、『Developing Enterprise Applications with the J2EE, v 1.0』の第 7 章を参照してください。

J2EE 標準 DD については、J2EE 仕様書のバージョン 1.1 に規定されています。J2EE 標準 DD の詳細は、次の仕様書を参照してください。

  • 『Java 2 Platform Enterprise Edition Specification, v1.2』の第 8 章「Application Assembly and Deployment - J2EE:application XML DTD」

  • 『Java 2 Platform Enterprise Edition Specification, v1.2』の第 9 章「Application Clients - J2EE:application-client XML DTD」

  • 『JavaServer Pages Specification, v1.1』の第 7 章「JSP Pages as XML Documents」

  • 『JavaServer Pages Specification, v1.1』の第 5 章「Tag Extensions」

  • 『Java Servlet Specification, v2.2』の第 13 章「Deployment Descriptor」

  • 『Enterprise JavaBeans Specification, v1.1』の第 16 章「Deployment Descriptor」


配置記述子を作成する

iPlanet Application Server アプリケーション用のすべての DD は、配置ツールを使って作成します。その手順の詳細については、配置ツールのオンラインヘルプを参照してください。


ドキュメントタイプ定義 (DTD)

DTD は、DD ファイルの構造とクラス プロパティを記述します。各 DD には、その他のすべての要素 (またはサブ要素) を完全に含む 1 つの要素があります。

XML ファイルにある要素の記述はテーブル形式で示されます。これらの要素テーブルには、要素の目的と設定パラメータを記述するいくつかのフィールドがあります。一部の要素は階層化されています。つまり、パラメータがほかの要素 (サブ要素) を持っている場合があります。パラメータに要素が含まれている場合、その要素の記述は、その要素について記述している別のテーブルにあります。表 11-1 はサポートされている DTD エントリを示しています。


表 11-1    ドキュメントタイプ定義 (DTD)  

タイプ

説明

要素  

XML ファイルに表示される要素の名前と要素の説明  

サブ要素  

この要素に含まれる要素を一覧表示する  


iPlanet Application Server レジストリ

iPlanet Application Server レジストリは、ツリー構造のアプリケーションメタデータのコレクションであり、アクティブメモリ内またはすぐにアクセス可能な Directory Server 上で連続して使用可能です。iPlanet Application Server が、Servlet、EJB、およびその他のアプリケーションリソースへのアクセスを増やすプロセスを登録と呼びます。これは、各アイテムの iPlanet Application Server レジストリへのエントリの配置がこのプロセスに関連するためです。

iPlanet Application Server Administrator Tool を使うと、実行時にレジストリの一部の情報を変更できます。レジストリ および Administrator Tool の詳細については、iPlanet Application Server 配置ツールのオンライン ヘルプおよび『管理者ガイド』を参照してください。


グローバルに固有な識別子

GUID は EJB、Servlet、またオプションで JSP にも割り当てられる 128 ビットの 16 進数です。GUID は配置ツールによって自動的に生成されます。

GUID はグローバルに固有であることが保証されているため、iPlanet Application Server アプリケーションなどの大規模な異機種システムのコンポーネントを識別するには最適です。

GUID は通常、配置ツールによって自動的に割り当てられます。GUIDkguidgen という名前のユーティリティを使って手動で作成できます。kguidgen は、デフォルトで BasePath/bin ディレクトリにインストールされます。このディレクトリは検索パス (GUID を生成するための PATH 環境変数) に一覧表示する必要があります。

新しい GUID を生成するには、コマンドラインまたはウィンドウから kguidgen を実行するだけです。



Web アプリケーション XML DTD



この節では、Web アプリケーション、Web アプリケーションモジュール、および Web アプリケーション DD について説明します。DD 配置ツールを使って作成されます。詳細については、iPlanet Application Server 配置ツールのオンラインヘルプおよび『管理者ガイド』を参照してください。


Web アプリケーションの概要

Web サーバで実行される Web アプリケーションは、Servlet、JSP、JSP Tag ライブラリ、HTML ページ、クラス、およびその他のリソースから構成されます。Web アプリケーションの場所は、Web サーバ内の特定のパスでそのルートが決められます。DD によって Web アプリケーションが分散可能とマークされていないかぎり、その Web アプリケーションのインスタンスは、指定した時刻に 1 台の仮想マシン (VM) でだけ実行する必要があります。分散可能とマークされている場合、そのアプリケーションは指定した時刻に複数の VM で実行できますが、Java Servlet 仕様書バージョン 2.2 に示されたより厳しい規則に従う必要があります。

Web アプリケーションは、以下のアイテムから構成されます。

  • Servlet

  • JSP

  • ユーティリティクラス

  • スタティックドキュメント (HTML、イメージ、サウンドなど)

  • クライアントサイドアプレット、Bean、およびクラス

  • 上記のすべてのアイテムをバンドルした記述的メタ情報

Web アプリケーションを作成するには、まず、モジュール DD とともに、必要なすべての Web コンポーネントを 1 つの Web アプリケーションモジュールにまとめます。次に、その Web アプリケーションモジュールを、アプリケーション DD とともに J2EE アプリケーションが利用するほかのすべてのモジュールと一緒にパッケージングして、そのまま配置できる最終的な Web アプリケーションにします。J2EE の組み立てと配置の詳細については、J2EE 仕様書の第 8 章を参照してください。


Web アプリケーション XML DTD

この節では、iPlanet Application Server 固有の Web アプリケーション DD の XML DTD について説明します。標準の J2EE アプリケーション DD については、J2EE 仕様書の第 8.4 節を参照してください。

Web アプリケーション DD は、次の情報を指定する要素の定義をサポートしています。

  • Servlet 情報

  • セッション情報

  • EJB 参照情報

  • リソース参照情報

  • Servlet 情報の指定


iPlanet Application Server Web アプリケーションを指定する要素

表 11-2 は、iPlanet Application Server Web アプリケーション DD の ルート要素とともに使う <ias-web-app> 要素およびサブ要素を示しています。


表 11-2    <ias-web-app> サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

Servlet  

0 回以上  

要素  

なし  

Servlet の設定情報を含む  

session-info  

0 回または 1 回  

要素  

なし  

セッション情報を指定する  

ejb-ref  

0 回以上  

要素  

なし  

J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する JNDI 絶対名の保存場所を指定する  

resource-ref  

0 回以上  

要素  

なし  

J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する ejb-link である JNDI 絶対名の保存場所を指定する  

nlsinfo  

0 回または 1 回  

要素  

なし  

NLS 設定記述子  

role-mapping  

0 回または複数回  

要素  

なし  

LDAP ロールマッピング記述子  


Servlet 設定情報を指定する要素
表 11-3 は、Servlet についての設定情報を持つ servlet サブ要素を示しています。


表 11-3    Servlet サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

servlet-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

Servlet 名。この名前は、J2EE Web アプリケーション XML の servlet-name パラメータと完全に一致する必要がある  

guid  

1 回だけ  

文字列  

なし  

Servlet の guid を表す文字列  

servlet-info  

0 回または 1 回  

要素  

なし  

Servlet のオプション特性  

validationRequired  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

入力パラメータを確認する必要があるかどうかを指定する  

error-handler  

0 回または 1 回  

文字列  

なし  

Servlet のエラーハンドラを記述する  

パラメータ  

0 回以上  

要素  

なし  

確認するすべての入力パラメータを記述する  

param-group  

0 回以上  

要素  

なし  

各パラメータグループは、イベントソース名とそれに関連付けられているパラメータによって示される  


Servlet 特性を指定する要素
表 11-4 は、Servlet のオプションの特性を記述する servlet-info サブ要素を示しています。


表 11-4    servlet-info サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

sticky  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

stickytrue である場合、Servlet によって、セッションアフィニティが示され、セッションが存在しない場合だけロードバランスが実行される。あるエンジンでセッションが作成されると、sticky Servlet に対する後続のリクエストがその同じエンジンに引き続きルートされる  

encrypt  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

Servlet への通信が暗号化されている (true) か、暗号化されていない (false) かを示すオプションのフラグ  

caching  

0 回または 1 回  

要素  

なし  

Servlet のキャッシュの基準を指定する  

number-of-singles  

0 回または 1 回  

整数  

10  

SingleThread モードが使われたときの Servlet プールのオブジェクト数  

disable-reload  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

ダーティなとき、Servlet の再読み込みを無効にするために使う。論理値は true または false  

server-info  

0 回または複数回  

要素  

なし  

サーバ、ロードバランスの有効/無効などの、サーバのオプション情報  

server-ip  

1 回だけ  

文字列  

なし  

サーバの IP アドレス  

server-port  

1 回だけ  

文字列  

なし  

Executive Server のポート番号  

sticky-lb  

0 回または複数回  

ブール値  

servlet-info sticky 設定  

スティッキーロードバランスを設定する。論理値は true または false設定すると、servlet-info の設定が無効になる  

enable  

0 回または複数回  

ブール値  

true  

サーバが有効かどうかを指定する。論理値は true または false  


Servlet 確認を指定する要素
表 11-5 は Servlet についての入力を確認する必要があるかどうかの調査に使う validation-required サブ要素を示しています。


表 11-5    validation-required サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

validation-required  

1 回だけ  

ブール値  

false  

入力パラメータを確認する必要があるかどうかを指定する  


Servlet のキャッシュを指定する要素
表 11-6 は、Servlet のキャッシュ基準を記述する caching サブ要素を示しています。キャッシュ要素を定義しないと、caching は無効になります。


表 11-6    caching サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

cache-timeout  

1 回だけ  

整数  

なし  

Servlet のキャッシュのタイムアウトを設定する (単位は秒)。値が 0 の場合、キャッシュは無効  

cache-size  

1 回だけ  

整数  

なし  

キャッシュのサイズを設定する。値が 0 の場合、キャッシュは無効  

cache-criteria  

1 回だけ  

シンタックスが、入力パラメータリストの任意の arg の値である場合の文字列。詳細については、「Servlet の結果のキャッシュ」を参照してください。  

なし  

カンマ区切りの記述子の文字列を含んでいるキャッシュ基準式。各記述子が、Servlet に対する入力パラメータの一つとの比較を定義している  

cache-option  

1 回だけ  

TIMEOUT_CREATE または TIMEOUT_LASTACCESS の文字列  

TIMEOUT_
LASTACCESS
 

キャッシュのタイムアウトオプションを設定する  


キャッシュ基準設定とキャッシュオプションの例
次の例は、共通の使用法とキャッシュ基準要素の設定値を示しています。


例 1
<cache-criteria>EmployeeCode</cache-criteria>

これは、EmployeeCode が入力パラメータリストにあれば、キャッシュが有効であることを意味します。


例 2
<cache-criteria>stock=NSCP</cache-criteria>

これは、stock 入力パラメータ値が NSCP であれば、キャッシュが有効であることを意味します。


例 3
<cache-criteria>*</cache-criteria>

これは、入力パラメータの値がキャッシュされる値と同じであれば、キャッシュが有効であることを意味します。


例 4
<cache-criteria>dept=sales|marketing|support</cache-criteria>

dept パラメータの値が営業、マーケティング、またはサポートであれば、キャッシュが有効であることを意味します。


例 5
<cache-criteria>salary=40000-60000</cache-criteria>

これは、入力パラメータ salary の値が 4000060000 であれば、キャッシュが有効であることを意味します。


例 6
<cache-option>TIMEOUT_CREATE</cache-option>

これは、作成時刻からキャッシュタイムアウト値を決めることを意味します。


例 7
<cache-option>TIMEOUT_LASTACCESS</cache-option>

これは、前回アクセスした時刻に基づいてキャッシュタイムアウトを決めることを意味します。


Servlet パラメータを指定する要素
表 11-7 は、確認する入力パラメータを記述する parameters 要素を示しています。


表 11-7     parameters サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

param  

0 回以上  

要素  

なし  

確認のために適用される名前と規則によって各パラメータを指定する  


Servlet サブパラメータを指定する要素
表 11-8 は、確認のために適用される名前と規則によって各パラメータが示される param サブ要素を示しています。


表 11-8     param サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

param-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

入力パラメータの名前  

input-fields  

1 回だけ  

要素  

なし  

入力パラメータの詳細を記述する  


Servlet 入力フィールドを指定する要素
表 11-9 は、入力パラメータの詳細を記述する input-field サブ要素を示しています。


表 11-9    input-field サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

input-required  

0 回または 1 回  

ブール値  

なし  

入力パラメータが必要かどうか、つまり、フィールドを入力リストの一部とするかどうかを指定する  

input-rule  

0 回または 1 回  

文字列  

なし  

入力パラメータの確認のために適用されている入力規則を指定する  

format  

0 〜 1 回  

日付/時刻形式の文字列  

なし  

入力パラメータの確認のために適用される日付/時刻の形式を指定する  

in-session  

0 〜 1 回  

文字列  

なし  

確認のためのパラメータがキャッシュ (セッション) にあるかどうかを指定する  

param-error-handler  

0 回または 1 回  

文字列  

なし  

パラメータのエラーハンドラを指定する  


Servlet パラメータグループを指定する要素
表 11-10 は、各パラメータグループがイベントソース名とそれに関連付けられているパラメータによって示される param-group サブ要素を示しています。


表 11-10    param-group サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

param-group-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

パラメータグループの名前  

param-input  

1 回または複数回  

文字列  

なし  

パラメータグループに関連付けられたパラメータ入力の名前  


セッション情報を指定する要素
表 11-11 は、セッション情報を指定する session-info 要素を示しています。


表 11-11    session-info サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

impl  

1 回だけ  

distributed または lite の文字列  

なし  

セッションは、分散フォールトトレランスセッション、またはライトウェイトローカル専用セッションのどちらか  

timeout-type  

0 回または 1 回  

last-access または creation の文字列  

last-
access
 

通常、セッションタイムアウトは「最終アクセスからの時間」で測定される。または、絶対タイムアウトを「セッション作成からの時間」として指定することも可能  

タイムアウト  

0 回または 1 回  

分を表す正の整数  

30 分  

タイムアウト前のセッションタイムアウト分数。指定しないと、システム全体のデフォルトセッションタイムアウトが使われる

この値と web.xml<session-timeout> 値は、同じ場所に内部的に保存される。一方の値を変更すると、もう一方の値も変更される  

secure  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

保護されている (HTTPS) サーバからだけセッションが見えるように指定する  

domain  

0 回または 1 回  

cookie を設定するドメインの文字列名  

なし  

セッションドメイン cookie の設定に使われるアプリケーションドメインを指定する

ドメインの文字列引数は、少なくとも 2 つ、または 3 つのピリオドを持つ必要がある (3 ピリオドドメインは acme.co.uk などのドメインに適用)

ドメインが acme.com に設定されると、セッションは Who.acme.combar.asme.com などから見えるようになる  

path  

0 回または 1 回  

/ で始まるセッション cookie の URL の文字列値  

cookie を作成した URL  

セッション cookie のパスを指定する。パスが存在しない場合、cookie で設定されたものと同じパスが使われていることを意味する

たとえば、パス /phoenix/phoenix/types/bird.html/phoenix/birds.html と一致する  

scope  

0 回または 1 回  

ほかのアプリケーションを識別する文字列  

なし  

このセッションにアクセスできるほかのアプリケーションを選択するグループ化の名前

たとえば、ドメインが acme.com に設定されていると、セッションは Who.acme.combar.acme.com などから見えるようになる  

dsync-type  

0 回または 1 回  

dsync-local または dsync-
distributed
の文字列
 

なし  

DSync セッションのタイプを指定する  


EJB 参照情報を指定する要素
表 11-12 は、J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する ejb-link の絶対名 jndi-name の保存場所である ejb-ref サブ要素を示しています。


表 11-12    ejb-ref サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

ejb-ref-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

対応する J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリの ejb-link  

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  


リソースの参照情報を指定する要素
表 11-13 は、J2EE XML ファイルの resource-ref エントリと一致する resource-ref の絶対名 jndi-name の保存場所である resource-ref サブ要素を示しています。


表 11-13    resource-ref サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

resource-ref-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

対応する J2EE XML ファイルの resource-ref エントリの resource-ref 

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  


NLS 設定を指定する要素
表 11-14 は、アプリケーションの NLS 設定についての情報を持つ nlsinfo サブ要素を示しています。


表 11-14    nlsinfo サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

locale-charset-map  

0 回または複数回  

要素  

なし  

ロケールとそれに対応する文字セットを含む  

default-locale  

1 回だけ  

文字列  

なし  

デフォルトロケール  


ロケール文字セットを指定する要素
表 11-15 は、ロケールとそれに対応する文字セットの記述子情報を持つ locale-charset-map サブ要素を示しています。


表 11-15    locale-charset-map サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

locale  

1 回だけ  

文字列  

なし  

ロケール名  

charset  

1 回だけ  

文字列  

なし  

デフォルトロケール  


ロールマッピングを指定する要素
表 11-16 は、ロールを LDAP ユーザ、グループなどにマップする記述子情報を持つ role-mapping サブ要素を示しています。


表 11-16    role-mapping サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

role-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

<security-role> 要素で参照されるロールの名前  

role-impl  

1 回だけ  

要素  

なし  

特定の role-name を構成する LDAP グループおよびユーザの表現に使われる文字列。role-impl には、任意の数のグループやユーザを指定可能  


ロール IMPL を指定する要素
表 11-17 は、ロール実装の記述子情報を持つ role-impl サブ要素を示しています。


表 11-17    role-impl サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

group  

0 回または複数回  

文字列  

なし  

特定の LDAP グループに対応する LDAP 固有の文字列  

user  

0 回または複数回  

文字列  

なし  

特定の LDAP ユーザに対応する LDAP 固有の文字列  



EJB XML DTD



この節では、EJB 配置記述子によって使われる EJB DTD について説明します。DD は、配置ツールを使って作成されます。DD 作成の詳細については、配置ツールのオンライン ヘルプを参照してください。


EJB JAR ファイルの内容

Enterprise JavaBeans をパッケージするときに使われる標準フォーマットは EJB-JAR ファイルです。このフォーマットは Bean プロバイダとアプリケーション編成者間、およびアプリケーションの編成者と配置者間の規約です。

EJB-JAR ファイルには、DD だけでなく、次のすべてのクラスファイルが含まれている必要があります。

  • Enterprise JavaBeans クラス

  • Enterprise Helper クラス

  • Enterprise JavaBeans のホームおよびリモートのインタフェース

  • Bean がエンティティ Beans である場合はプライマリキークラス

さらに、EJB-JAR ファイルには、Enterprise JavaBeans クラスとリモートおよびホームインタフェースが依存しているすべてのクラスとインタフェース用のクラスファイルが含まれている必要があります。


パラメータのパス規則

Servlet または EJB が、同じプロセス内にある別の Bean を呼び出すと、デフォルトでは、iPlanet Application Server は呼び出したすべてのパラメータを整理しません。この最適化によって、同じプロセス内の Bean の呼び出しは、by-value のセマンティックが厳密に使われる場合よりも効率が向上します。Bean に渡されたパラメータが常に値によって渡されていることを確認する場合もあります。iPlanet Application Server では、Bean または Bean 内の特定のメソッドを pass-by-value セマンティックを要求しているものとしてマークできます。EJB によって使われるパラメータを渡すメソッドは、pass-by-value 要素によって定義されます。詳細については、session (表 11-20) または entity 要素 (表 11-21) にある pass-by-value 要素の説明を参照してください。このオプションでは呼び出しのオーバーヘッドが大幅に増大してパフォーマンスが低下するので、デフォルト値は false になります。


EJB iPlanet Application Server XML DTD

EJB-JAR ファイル用の iPlanet Application Server 固有の XML DTD は次のとおりです。


EJB-JAR を指定する要素

表 11-18 は、iPlanet Application Server Web アプリケーション DD ルート要素である ias-ejb-jar 要素を示しています。


表 11-18    ias-ejb-jar 要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

enterprise-beans  

1 回だけ  

要素  

なし  

enterprise-beans 要素には 1 つまたは複数の Enterprise JavaBeans の宣言がある  


Enterprise JavaBeans を指定する要素

表 11-19 は、1 つまたは複数の Enterprise JavaBeans の宣言を持つ enterprise-beans サブ要素を示しています。


表 11-19    enterprise-beans サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

session  

1 回またはそれ以外  

要素  

なし  

iPlanet Application Server 固有のすべてのセッション Beans に関連する配置情報を宣言する要素  

エンティティ  

1 回またはそれ以外  

要素  

なし  

iPlanet Application Server 固有のすべてのエンティティ Beans に関連する配置情報を宣言する要素  


セッションを指定する要素
表 11-20 は、iPlanet Application Server 固有のすべてのセッション Beans に関連する配置情報を宣言する session サブ要素を示しています。ejb-name は、J2EE XML ファイルで宣言された ejb-name と 1 対 1 で一致する必要があります。


表 11-20    session サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

ejb-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

EJB の名前  

guid  

1 回だけ  

文字列  

なし  

該当する EJB の guid  

pass-timeout  

1 回だけ  

正の整数  

なし  

コンテナによって使われる受動型タイムアウト (単位は秒)。この値は管理ツールの実行時に変更可能  

pass-by-value  

1 回だけ  

ブール値  

なし  

「true」の場合、EJB に対するすべての呼び出しパラメータが整理される。「false」であり、Bean が同じ場所にある場合、by-value のセマンティックは厳密に保証されない  

session-timeout  

1 回だけ  

正の整数  

なし  

セッションタイムアウト (単位は分)  

ejb-ref  

0 回以上  

要素  

なし  

J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する ejb-link である絶対名 jndi-name の保存場所  

resource-ref  

0 回以上  

要素  

なし  

J2EE XML ファイルの resource-ref エントリと一致する resource-ref である絶対名 jndi-name の保存場所  

failoverrequired  

0 回または 1 回  

ブール値  

なし  

フェールオーバーが必要かどうかを示す  


エンティティを指定する要素
表 11-21 は、iPlanet Application Server 固有のすべてのエンティティ Beans に関連する配置情報を宣言する entity サブ要素を示しています。ejb-name は、J2EE XML ファイルで宣言された ejb-name と 1 対 1 で一致する必要があります。


表 11-21    entity サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

ejb-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

EJB の名前  

guid  

1 回だけ  

文字列  

なし  

該当する EJB の guid  

pass-timeout  

1 回だけ  

正の整数  

なし  

コンテナによって使われる受動型タイムアウト (単位は秒)。この値は管理ツールの実行時に変更可能  

pass-by-value  

1 回だけ  

ブール値  

なし  

「true」の場合、EJB に対するすべての呼び出しパラメータが整理される。「false」であり、Bean が同じ場所にある場合、by-value のセマンティックは厳密に保証されない  

persistence-manager  

0 回または 1 回  

要素  

なし  

パーシスタンス情報を指定する  

pool-manager  

0 回または 1 回  

要素  

なし  

キャッシュのプール属性の記述子  

ejb-ref  

0 回以上  

要素  

なし  

J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する ejb-link である絶対名 jndi-name の保存場所  

resource-ref  

0 回以上  

要素  

なし  

J2EE XML ファイルの resource-ref エントリと一致する resource-ref である絶対名 jndi-name の保存場所  

failover-required  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

フェールオーバーが必要かどうかを示す  

iiop  

0 回または 1 回  

ブール値  

false  

Bean で RMI/IIOP クライアントが有効になっているかどうかを示す  

role-mapping  

0 回または複数回  

要素  

なし  

ロールマッピングを作成する記述子  


パーシスタンスマネージャを指定する要素

表 11-22 は、パーシスタンスマネージャ固有のすべての情報を定義する persistence-manager サブ要素を示しています。


表 11-22    persistence-manager サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

factory-class-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

パーシスタンスマネージャ名のファクトリクラス  

properties-file-location  

1 回だけ  

文字列  

なし  

プロパティファイルの JAR ファイル内の場所  


プールマネージャを指定する要素

表 11-23 は、プールマネージャ固有のすべての情報を定義する pool-manager サブ要素を示しています。


表 11-23    pool-manager サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

commit-option  

1 回だけ  

COMMIT_OPTION_C の文字列値  

COMMIT_
OPTION_C
 

オプション C: トランザクション間で、コンテナは「ready」インスタンスをキャッシュしない。詳細については、EJB 仕様書バージョン 1.1 の第 9.1.10 節を参照  

ready-pool-timeout  

1 回だけ  

正の整数  

無期限  

コンテナによって使われるレディープールタイムアウト。この値は管理ツールの実行時に変更可能  

ready-pool-maxsize  

1 回だけ  

正の整数または無期限を示す「0」  

無期限  

エントリ数で示したレディーキャッシュの最大サイズ。この値は管理ツールの実行時に変更可能  

free-pool-maxsize  

1 回だけ  

正の整数または無期限を示す「0」  

無期限  

エントリの数で示したインスタンスの使用可能なプールの最大サイズ。この値は管理ツールの実行時に変更可能  


EJB 参照を指定する要素

表 11-24 は、J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する ejb-link の絶対名 jndi-name の保存場所である ejb-ref サブ要素を示しています。


表 11-24    ejb-ref サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

ejb-ref-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

対応する J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリの ejb-link  

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  


リソースの参照を指定する要素

表 11-25 は、J2EE XML ファイルの resource-ref エントリと一致する resource-ref の絶対名 jndi-name の保存場所である resource-ref サブ要素を示しています。


表 11-25    resource-ref サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

resource-ref-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

対応する J2EE XML ファイルの resource-ref エントリの resource-ref 

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  


ロールマッピングを指定する要素

表 11-26 は、LDAP ユーザ、グループなどのマッピングのロール記述子である role-mapping サブ要素を示しています。


表 11-26    role-mapping サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

role-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

<security-role> 要素で参照されるロールの名前  

role-impl  

1 回だけ  

要素  

なし  

特定の role-name を構成する LDAP グループやユーザの表現に使われる文字列。role-impl には、任意の数のグループやユーザを指定可能  


ロール実装を指定する要素

表 11-27 は、ロール実装の記述子である role-impl サブ要素を示しています。


表 11-27    role-impl サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

group  

0 回または複数回  

文字列  

なし  

特定の LDAP グループの LDAP 固有の文字列  

user  

0 回または複数回  

文字列  

なし  

特定の LDAP ユーザの LDAP 固有の文字列  



RMI/IIOP クライアント XML DTD



RMI/IIOP クライアントは、iPlanet Application Server 固有の J2EE クライアントです。RMI/IIOP クライアントでは、標準の J2EE アプリケーションクライアント仕様がサポートされているだけでなく、iPlanet Application Server への直接アクセスがサポートされています。RMI/IIOP クライアントの詳細については、第 10 章「CORBA ベースクライアントの開発と配置」を参照してください。

RMI/IIOP クライアント JAR ファイルには、配置ツールによって生成された 2 つの DD があります。このうち一つの DD は、J2EE アプリケーションクライアント XML DTD によって指定され、J2EE 仕様書バージョン 1.0 の第 9 章「Application Clients」で説明しています。もう一つの DD には iPlanet Application Server 固有の RMI/IIOP クライアント要素が含まれます。詳細については、「iPlanet Application Server RMI/IIOP クライアント XML DTD」を参照してください。

サンプル RMI/IIOP クライアント DD ファイルについては、「RMI/IIOP Client DD XML ファイル」を参照してください。


iPlanet Application Server RMI/IIOP クライアント XML DTD

ias-java-client-jar 要素は、RMI/IIOP クライアント DD のルート要素です。


EJB 参照情報を指定する要素

表 11-28 は、J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリと一致する ejb-link の絶対名 jndi-name の保存場所である ejb-ref サブ要素を示しています。


表 11-28    ejb-ref サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

ejb-ref-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

対応する J2EE XML ファイルの ejb-ref エントリの ejb-link  

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  


リソースの参照情報を指定する要素

表 11-29 は、J2EE XML ファイルの resource-ref エントリと一致する resource-ref の絶対名 jndi-name の保存場所である resource-ref サブ要素を示しています。


表 11-29    resource-ref サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

resource-ref-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

対応する J2EE XML ファイルの resource-ref エントリの resource-ref 

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  



リソース XML DTD



各 iPlanet Application Server リソースには、リソース XML ファイルがあります。リソースには、JDBC データソース、Java Mail、JMS などがあります。この XML ファイルには、iPlanet Application Server でリソースを登録するために使われるエントリがあります。これらのエントリによって、そのリソースへの iPlanet Application Server の接続方法が定義されます。これらのファイルは配置ツールによって生成されます。この節では、リソース XML ファイルエントリについて説明します。これらのファイルの作成方法については、配置ツールのオンラインヘルプを参照してください。


データソース XML DTD

この節では、iPlanet Application Server データソースの XML DTD について説明します。


データソースを指定する要素

表 11-30 は、リソース DD ルート要素である ias-Datasource-jar サブ要素を示しています。


表 11-30    ias-Datasource-jar サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

ias-resource  

1 回だけ  

要素  

なし  

すべてのリソース DD の共通要素  


iPlanet Application Server リソースを指定する要素

表 11-31 は、すべてのリソースに使われる記述子である ias-resource サブ要素を示しています。


表 11-31    ias-resource サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

resource  

1 回だけ  

要素  

なし  

すべてのリソース DD の共通要素  


リソースを指定する要素

表 11-32 は、すべてのリソースに使われる記述子である resource サブ要素を示しています。


表 11-32    resource サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

リソースファクトリの絶対 jndi-name (jdb/Who など)  

jdbc  

1 回またはそれ以外  

要素  

なし  

JDBC データソースの記述子  

jms  

1 回またはそれ以外  

文字列  

なし  

JMS データソースの記述子  

mail  

1 回またはそれ以外  

文字列  

なし  

mail データソースの記述子  

url  

1 回またはそれ以外  

文字列  

なし  

URL データソースの記述子  


JDBC データソースを指定する要素

表 11-33 は、JDBC データソースに使われる記述子である jdbc サブ要素を示しています。


表 11-33    jdbc サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

database  

1 回だけ  

文字列  

なし  

接続先のデータベースの名前  

datasource  

1 回だけ  

文字列  

なし  

割り当てられたデータソースの名前  

username  

1 回だけ  

文字列  

なし  

有効なデータベースユーザ名  

password  

1 回だけ  

文字列  

なし  

有効なユーザ名パスワード  

driver-type  

1 回だけ  

次のどれかを含む文字列フィールド

ORACLE_OCI (Oracle)
DB2_CLI (DB2)
INFORMIX_CLI (Informix)
SYBASE_CTLIB (Sybase)
ODBC (ODBC)
 

なし  

EIS 固有の JDBC ドライバ  

resource-mgr  

0 回または 1 回  

文字列  

なし  

この属性を設定すると、一覧表示されたリソースマネージャによる分散トランザクションにデータソースを利用可能

この属性を指定しない場合、データソースはローカルなデータベースでだけ利用可能

その値は、RESOURCEMGR キーの下のリソースマネージャに作成する名前である必要がある  


RMI/IIOP クライアントデータソース XML DTD

この節では、RMI/IIOP クライアントデータソースの XML DTD について説明します。


Java クライアントリソースを指定する要素

表 11-34 は、RMI/IIOP クライアントのデータソース XML DD ルート要素である ias-javaclient-resource サブ要素を示しています。


表 11-34    ias-javaclient-resource サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

jdbc  

1 回またはそれ以外  

要素  

なし  

RMI/IIOP クライアント JDBC 設定の記述子  

jms  

1 回またはそれ以外  

文字列  

なし  

未定義  

jndi-name  

1 回だけ  

文字列  

なし  

絶対 jndi-name  


JDBC 設定を指定する要素

表 11-35 は JDBC 設定記述子である jdbc サブ要素を示しています。


表 11-35    jdbc サブ要素 

サブ要素

繰り返し規則

内容

デフォルト

説明

driverClass  

1 回だけ  

要素  

なし  

有効なドライバクラス  

connectUr1  

1 回だけ  

文字列  

なし  

接続先の有効な URL  

userName  

1 回だけ  

文字列  

なし  

有効なユーザ名  

password  

1 回だけ  

文字列  

なし  

有効なユーザ名パスワード  


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最新更新日 2002 年 3 月 6 日