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iPlanet Web Server, Enterprise Edition プログラマーズガイド



第 2 章   構成ファイル


構成ファイルは、 iPlanet Web Server の動作をコントロールします。 この章では、構成ファイルごとに 目的場所、および内容または構文 を説明し、ファイルで使用できる指令やパラメータをすべて表にして簡単に説明します。 他のマニュアルで指令やパラメータを詳しく説明している場合は、関連項目に参照先を示します。

iPlanet Web Server 4.x 以降の構成ファイルの変更点については、付録 A「iWS 4.x と 6.0 の設定の変更点」を参照してください。

次の設定ファイルをアルファベット順に説明します。



backups.conf


目的
構成ファイルのバックアップを追跡します。


場所
server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
file:path_to_backup:version:timestamp:original_path
...

backup_version_history
...


内容
backups.conf:Version 4.0

https-admserv.acl:httpacl/genwork.https-admserv.acl:2:952103058:httpacl/genwork.h ttps-admserv.acl
magnus.conf:https-admserv/conf_bk/magnus.conf:2:952103070:https-admserv/config/ma gnus.conf
obj.conf:https-admserv/conf_bk/obj.conf:2:952103060:https-admserv/config/obj.conf
mime.types:https-admserv/conf_bk/mime.types:2:952103060:https-admserv/config/mime .types
jvm12.conf:https-admserv/conf_bk/jvm12.conf:2:952103068:https-admserv/config/jvm1 2.conf
servlets.properties:https-admserv/conf_bk/servlets.properties:2:952103068:https-a dmserv/config/servlets.properties
contexts.properties:https-admserv/conf_bk/contexts.properties:2:952103068:https-a dmserv/config/contexts.properties
rules.properties:https-admserv/conf_bk/rules.properties:2:952103068:https-admserv /config/rules.properties

952103058:https-admserv.acl/1::
952103060:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1::
952103060:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1:obj.conf/1::
952103060:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1:obj.conf/1:mime.types/1::
952103068:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1:obj.conf/1:mime.types/1:jvm12.conf/1: :
952103068:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1:obj.conf/1:mime.types/1:jvm12.conf/1: servlets.properties/1::
952103068:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1:obj.conf/1:mime.types/1:jvm12.conf/1: servlets.properties/1:
contexts.properties/1::
952103068:https-admserv.acl/1:magnus.conf/1:obj.conf/1:mime.types/1:jvm12.conf/1: servlets.properties/1:
contexts.properties/1:rules.properties/1::
952103068:https-admserv.acl/2:magnus.conf/2:obj.conf/2:mime.types/2:jvm12.conf/2: servlets.properties/2:
contexts.properties/2:rules.properties/2::Added ExtraPath for Java.--EOF--


表 2-1 backup.conf

項目

説明

file  

バックアップを作成するファイル名。 たとえば server.xmlobj.conf など  

path_to_backup  

バックアップファイルへのパス  

version  

ファイルのバージョン  

timestamp  

バックアップの時刻表示  

original_path  

バックアップしたファイルへのパス  

backup_version_history  

ファイルのバージョン履歴  



certmap.conf




目的
name で指定した証明書を issuerDN で指定した LDAP エントリにマップする方法を設定します。


場所
server_root/bin/https/install/misc

server_root/userdb


構文
certmap name issuerDN
name
:property1 [value1]
name:property2 [value2]
...

デフォルトの証明書は default と名付けられ、デフォルトの issuerDNdefault と名付けられます。 したがって、ファイルでは最初の certmap を、次のように定義する必要があります。

certmap default default

行頭に # を付けると、その行がコメントであることを表示します。


関連項目
iPlanet Web Server の『管理者ガイド』


表 2-2 certmap.conf 

プロパティ

使用できる値

デフォルト値

説明

DNComps  

「説明」を
参照
 

コメントアウト  

ユーザエントリに証明書をマッピング中に LDAP 検索を行う場合のベース DN の作成に使用する。 値は次のとおり

  • コメントアウトの場合は、 証明書のユーザ DN を使用する

  • 空白の場合は、 LDAP ツリー全体を検索する (DN == suffix)

  • 属性がコンマで区切られている場合は、 DN を作成する

 

FilterComps  

「説明」を
参照
 

コメントアウト  

ユーザエントリに証明書をマッピング中に LDAP 検索を行う場合のフィルタの作成に使用する。 値は次のとおり

  • コメントアウトまたは空白の場合は、 "objectclass=*" にフィルタを設定する

  • 属性がコンマで区切られている場合は、 フィルタを作成する

 

verifycert  

on または off  

off
(コメントアウト)
 

証明書を検証するかどうかを指定する  

CmapLdapAttr  

LDAP 属性名  

certSubjectDN
(コメントアウト)
 

証明書の DN を持つ LDAP データベースの属性名を指定する  

library  

共有ライブラリまたは dll へのパス  

なし  

カスタム証明書マッピングコードへのライブラリパスを指定する  

InitFn  

初期化関数名  

なし  

library が参照する証明書マッピングコードの初期化関数を指定する  



cjava.properties




目的
サーブレットと JVM のエラーメッセージを定義します。


場所
server_root/bin/https/res


構文
error = message

エラーは編集できないので、ここでは扱いません。 メッセージの編集はできますが、お勧めしません。



cluster.xml




目的
サーバのバックアップ用クラスタとサーバファームのフェイルオーバーを定義します。 このファイルは、少なくとも 1 つのクラスタが定義されている場合にだけ存在します。


場所
server_root/https-admserv/config


構文
ほとんどのファイルには次のような基本的な XML 構文があり、要素が入れ子になっています。

<ELEMENT attribute="value" attribute="value" ... >
<SUBELEMENT attribute="value" attribute="value" ... />
</ELEMENT>

表 2-3 では要素を太字で表して属性と区別しています。


関連項目
iPlanet Web Server の『管理者ガイド』


表 2-3 cluster.xml 

要素/属性

使用できるサブ要素または値

説明

CLUSTER  

MASTER  

Web サーバのクラスタを定義する  

id  

テキスト文字列  

クラスタの ID  

MASTER  

SLAVE  

クラスタのマスターサーバを定義する  

id  

テキスト文字列  

マスターの ID  

hostname  

通常は server_id  

マスターのホスト名  

adminport  

 

マスターの管理ポート  

instance  

https-server_id  

マスターのサーバインスタンス名  

SLAVE  

(なし)  

クラスタのスレーブサーバを定義する  

id  

テキスト文字列  

スレーブの ID  

hostname  

通常は server_id  

スレーブのホスト名  

adminport  

 

スレーブの管理ポート  

instance  

https-server_id  

スレーブのサーバインスタンス名  

protocol  

http, https  

クライアントとの通信に使用するプロトコル  

substitute  

マスターまたはスレーブの id、または null  

このサーバが停止した場合の代用サーバの ID  



contexts.properties




目的
iPlanet Web Server 4.x との下位互換用です。 サーブレットを構成する代わりに、 web-apps.xml を使用することをお勧めします。

コンテキストを定義し、複数のサーブレットでデータを交換してお互いのフィールドにアクセスできるようにします。 コンテキストは、仮想サーバの定義やコードの分離に便利です。 デフォルトのコンテキストは global です。 iPlanet Web Server 6.0 では、デフォルトの仮想サーバだけをサポートします。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
context.context_name.property=value

表 2-4 に、プロパティと可能な値を示します。


関連項目
iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』

server.xml ファイルおよび web-apps.xml ファイル

付録 A「iWS 4.x と 6.0 の設定の変更点」

次の Web サイトの Servlet 2.2 API 仕様

http://java.sun.com/products/servlet/index.html


表 2-4 contexts.properties 

プロパティ

使用できる値

デフォルト値

説明

sessionmgr  

セッションマネージャのオブジェクト  

com.iplanet.
server.http.
session.
IWSSessionMan-ager

(すべてを 1 行に記述し、ダッシュは使用しない)  

コンテキストのセッションマネージャ名。
MMapSessionManager などのセッションマネージャが、インスタンス化できるのは、サーバ内で 1 度だけ
 

sessionmgr.initArgs  

コンマで区切った
name=value の組み合わせ
 

セッションマネージャによって異なる  

セッションマネージャ固有のパラメータのリスト。 詳細は、iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』を参照  

initArgs  

コンマで区切った
name=value の組み合わせ
 

initial=0  

コンテキスト属性の追加リスト  

respondCookieVersion  

cookie のバージョン番号  

0  

特定の cookie バージョンに応答するかどうかをサーバに伝える  

tempDir  

パス  

/tmp  

一時ディレクトリに Servlet API 2.2 プロパティを設定する。 スラッシュ (/) だけを使用する  

reloadInterval  

秒数  

5  

サーバが JSP を調べてサーブレットファイルの修正を開始するまでの時間。 global コンテキストだけに適用する  

bufferSize  

バイト数  

4096  

HTTP 出力ストリームの初期バッファサイズ  

docRoot  

スラッシュを使って指定されるパス  

Web サーバのドキュメントルート  

コンテキストのドキュメントルート。 docRoot が指定されていない場合、Web サーバのドキュメントルートは使用されない  

inputStreamLengthCheck  

truefalse  

true  

Content-Length のバイト数を読み込んだら、データの読み込みを停止するように ServletInputStream に指示する  

outputStreamFlushTimer  

秒数  

0  

最後のフラッシュ以降、指定した秒数が経過したらストリームにデータをフラッシュさせる。 0 に設定すると、このプロパティは無視される  

uri  

URI  

/  

コンテキストのベースとなる URI の追加接頭辞  

authdb  

データベース名  

default  

承認データベース名。 このデータベースは、USERDB 要素の database 属性にある server.xml ファイルと、dbswitch.conf ファイルでも定義する必要がある  

classpath  

パス  

 

このコンテキストのグローバルクラスパス  

singleClassLoader  

truefalse  

false  

コンテキストのすべてのサーブレットで単独のクラスローダーを使用するかどうかをサーブレットエンジンに指示する  

serverName  

サーバの
インスタンス名
 

 

コンテキストでサーブレットを実行するサーバインスタンスを指定するために使用される  

contentTypeIgnoreFromSSI  

truefalse  

true  

true の場合、SSI から呼び出される setContentType を無視する  

parameterEncoding  

noneautoresponseCT、または utf8Shift_JIS などの特定の encoding  

auto  

次の形式のパラメータを復号化する方法を Web サーバに指示する

  • encoding: 特定の符号化を使用する

  • none: システムのデフォルトの符号化を使用する

  • auto: 次の順序で符号化の方式を試みる。
    1) charset、2) parameter Encoding属性、3) j_encoding などの隠し形式フィールド。 これ以外の場合は none と同じ

  • responseCT: 応答がある場合はコンテンツの種類による符号化を試みる。それ以外の場合は none に同じ

 

isModifiedCheckAggressive  

truefalse  

false  

サーブレットローダーが依存度を積極的に確認し、変更された サーブレットを再読み込みするかどうかを判定する  



cron.conf




目的
サーバがログファイルのバックアップなどの保守アクティビティを、定期的に実行するようにプログラムします。 ns-cron.conf ファイルで、cron.conf ファイルの起動をコントロールします。


場所
server_root/https-admserv/config


構文
<Object name=name>
Command "command"
User user
Time nn:nn
Days day day ...
</Object>

次に、ログのローテーションを管理する cron.conf ファイルの例を示します。

<Object name=https-server_id_rotatelg0>
Command "server_root/bin/https/httpadmin/bin/rotlog https-server_id"
User LocalSystem
Time 03:00
Days Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
</Object>


表 2-5 cron.conf 

指令

使用できる値

説明

name  

 

保守アクティビティのオブジェクト名  

Command  

 

保守アクティビティを行うコマンドまたはスクリプト。 任意のコマンドまたは実行ファイル  

User  

 

システムユーザ名  

Time  

24 時制の時刻  

アクティビティを実行する時刻  

Days  

SunMonTueWedThuFriSat  

アクティビティを実行する曜日  



dbswitch.conf




目的
iPlanet Web Server で使用する LDAP ディレクトリを指定します。


場所
server_root/userdb


構文
directory name LDAP_URL
name
:property1 [value1]
name:property2 [value2]
...

このファイルのデフォルトの内容は次のとおりです。

directory default null:///none

SSL の匿名バインディングでは、ファイルを次のように編集します。

directory default ldaps://directory.netscape.com:636:/dc%3Dcom

SSL でない匿名バインディングでは、ファイルを次のように編集します。

directory default ldap://directory.netscape.com:389:/dc%3Dcom


関連項目
iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 8 章


表 2-6 dbswitch.conf 

プロパティ

使用できる値

デフォルト値

説明

nsessions  

正の整数  

8  

データベースに対する LDAP 接続数  

dyngroups  

offonrecursive  

on  

ダイナミックグループの処理方法を決定。 off の場合、ダイナミックグループはサポートされない。 on の場合、ダイナミックグループはサポートされる。 recursive の場合、ダイナミックグループに他のグループを入れることができる  

binddn  

有効な DN  

 

データベース接続に使用する DN。 binddn および bindpw の両方がない場合、匿名でバインドされる  

bindpw  

 

 

データベース接続に使用するパスワード。 binddn および bindpw の両方がない場合、匿名でバインドされる  

dcsuffix  

有効な DN (LDAP URL に関連)  

(なし)  

要求の仮想サーバに対するベース DN のデフォルト値がある場合、接続グループの servername 属性は、 DC ツリーの dcsuffix DN から検索して決定される。それ以外の場合、ベース DN のデフォルト値は、 LDAP URL の base DN 値となる

server.xml ファイルにある USERDB 要素の basedn 属性は、この値を無視する  

digestauth  

offon  

off  

データベースがダイジェスト認証を行うかどうかを指定する。 on の場合、特別なディレクトリサーバプラグインが必要。 このプラグインのインストール方法は、iPlanet Web Server の『管理者ガイド』を参照  



iwsstats.xml




目的
サーバのパフォーマンスに関する統計をレポートします。 obj.confstats-xml SAF で設定し、この SAF を使用する場合にだけ存在します。 このファイルは読み取り専用で、変更できません。


場所
次のディレクトリで、動的に生成されます。

server_root/https-server_id/stats-xml/iwsstats.xml

表示場所は次のとおりです。

http://server_id:port/stats-xml/iwsstats.xml


構文
ファイルには次のような基本的な XML 構文があり、要素が入れ子になっています。

<ELEMENT attribute="value" attribute="value" ... >
<SUBELEMENT attribute="value" attribute="value" ... />
</ELEMENT>

表 2-7 では要素を太字で表して属性と区別しています。


関連項目
iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 3 章


表 2-7 iwsstats.xml 

要素/属性

サブ要素または値

説明

stats  

server  

最上位レベルの統計要素。 stats-xml の統計情報はすべてこの要素に含まれている。  

enabled  

0 (off), 1 (on)  

統計情報の収集が有効かどうかを示す (on)  

versionMajor  

 

統計形式のメジャーバージョン。 このバージョンの iPlanet Web Server では、値は 1 に固定されている  

versionMinor  

 

統計形式のマイナーバージョン  

server  

connection-queue
thread-pool
profileprocess
virtual-server
 

サーバのインスタンスを記述する  

id  

 

サーバのインスタンス ID ( たとえば https-www.iplanet.com)  

versionServer  

 

iPlanet Web Server のバージョンを表す文字列 (たとえば iPlanet-WebServer-Enterprise/6.0 B1-12/20/2000 13:56 (SunOS DOMESTIC))  

timeStarted  

00:00:00 1/1/1970 以後の秒  

このサーバのインスタンスを開始した時刻  

secondsRunning  

 

このサーバのインスタンスを開始してからの秒数  

ticksPerSecond  

 

1 秒ごとの刻み数。 この値はシステムに依存する  

maxProcs  

 

最大プロセス数  

maxThreads  

 

スレッド処理の最大要求数  

maxVirtualServers  

 

仮想サーバの最大数  

flagProfilingEnabled  

0 (off)、1 (on)  

NSAPI のパフォーマンスプロファイルが有効 (on) かどうかを示す  

flagVirtualServer
Overflow
 

0 (no), 1 (yes)  

maxVirtualServers を超える仮想サーバが設定されている (yes) かどうかを示す。 この属性が 1 に設定されている場合は、すべての仮想サーバの統計が追跡されているわけではない  

connection-queue  

(なし)  

接続キューを表す。この場合のキューは、要求が提供される前にキューに入ったものである。 iPlanet Web Server 6.0 の接続キューは 1 つしかない。 今後のバージョンでは複数の接続キューに対応する予定  

id  

 

接続キューの ID  

thread-pool  

(なし)  

magnus.conf ファイルで定義されているスレッドプール  

id  

 

スレッドプールの ID  

name  

 

スレッドプールの記号名  

profile  

(なし)  

magnus.conf ファイルで定義されている NSAPI パフォーマンスプロファイルのバケット  

id  

 

NSAPI パフォーマンスプロファイルのバケット ID  

name  

 

NSAPI パフォーマンスプロファイルのバケットの記号名  

description  

 

NSAPI パフォーマンスプロファイルのバケットの説明  

process  

connection-queue-
bucket

thread-pool-bucket
dns-bucket
keepalive-bucket
cache-bucket
thread
 

サーバインスタンスの単独サーバプロセス  

pid  

 

このプロセスを一意に識別するオペレーティングシステムのプロセス識別子  

mode  

unknownactive  

このプロセスが有効な場合は active を表示する  

timeStarted  

00:00:00 1/1/1970 以後の秒  

このプロセスを開始した時刻  

countConfigurations  

 

構成が読み込まれた回数。この情報が利用できない場合は 0  

connection-queue-bucket  

(なし)  

特定の connection-queue に関連する統計を追跡する  

connection-queue  

 

connection-queue 要素の ID  

countTotalConnections  

 

新しく受け入れられた接続の総数  

countQueued  

 

現在キューに入っている接続の数  

peakQueued  

 

同時にキューに入っている最大接続数  

maxQueued  

 

キューに入れることができる最大接続数  

countOverflows  

 

キューが満杯で、接続をキューに入れられなかった回数  

countTotalQueued  

 

キューに入っている接続の総数。 所定の接続が何回もキューに入ることがあり、countTotalQueuedcountTotalConnections 以上になることがある  

ticksTotalQueued  

刻み数はシステムに依存する時間の単位。
ticksPerSecond を参照
 

キューの中で接続が必要とした、総刻み数  

thread-pool-bucket  

(なし)  

特定の thread-pool に関連する統計を追跡する  

thread-pool  

 

thread-pool 要素の ID  

countThreadsIdle  

 

現在アイドル状態にあるスレッドを処理する要求数  

countThreads  

 

スレッド処理の要求数  

maxThreads  

 

現在あるスレッドを処理できる最大要求数  

countQueued  

 

このスレッドプールで処理するためにキューに入っている要求数  

peakQueued  

 

同時にキューに入っている最大要求数  

maxQueued  

 

キューに入れることができる最大要求数  

dns-bucket  

(なし)  

DNS (Domain Name System) 統計を追跡する  

flagCacheEnabled  

0 (off), 1 (on)  

DNS のキャッシュが有効 (on) かどうかを示す  

countCacheEntries  

 

現在キャッシュにある DNS エントリの数  

maxCacheEntries  

 

キャッシュが格納できる最大 DNS エントリ数  

countCacheHits  

 

DNS キャッシュ検索の成功回数  

countCacheMisses  

 

DNS キャッシュ検索の失敗回数  

flagAsyncEnabled  

0 (off), 1 (on)  

非同期 DNS のキャッシュが有効 (on) かどうかを示す  

countAsyncNameLookups  

 

非同期 DNS 名前検索の総実行回数  

countAsyncAddrLookups  

 

非同期 DNS アドレス検索の総実行回数  

countAsyncLookups
InProgress
 

 

現在実行中の非同期 DNS 検索数  

keepalive-bucket  

(なし)  

keepalive (常時接続) 統計を追跡する  

countConnections  

 

現在 keepalive モードにある接続数  

maxConnections  

 

keepalive の最大同時接続数  

countHits  

 

keepaliv モードの接続により有効な要求が作成される回数  

countFlushes  

 

サーバにより keepalive 接続が閉じられた回数  

secondsTimeout  

 

アイドル状態の keepalive 接続をサーバが閉じるまでの秒数  

cache-bucket  

(なし)  

ファイルキャッシュ (NSFC) 統計を追跡する  

flagEnabled  

0 (off), 1 (on)  

ファイルキャッシュが有効 (on) かどうかを示す  

secondsMaxAge  

秒数  

ファイルキャッシュの最大エントリ期間  

countEntries  

 

現在ファイルキャッシュにあるエントリ数  

maxEntries  

 

ファイルキャッシュが同時に格納できる最大キャッシュエントリの数  

countOpenEntries  

 

オープンファイルに関連付けられているエントリ数  

maxOpenEntries  

 

ファイルキャッシュが同時に格納できる、オープンファイルに関連付けられている最大キャッシュエントリの数  

sizeHeapCache  

バイト数  

キャッシュファイルの内容が使用するヒープ総量  

maxHeapCacheSize  

バイト数  

ファイルキャッシュがキャッシュされたファイル内容に使用する最大ヒープ総量  

sizeMmapCache  

バイト数  

メモリにマップされたファイルの内容が使用するアドレス空間の総量  

maxMmapCacheSize  

バイト数  

メモリにマップされたファイルの内容が使用するファイルキャッシュのための、アドレス空間の総量の最大値  

countHits  

 

キャッシュエントリ検索の成功回数  

countMisses  

 

キャッシュエントリ検索の失敗回数  

countInfoHits  

 

ファイル情報検索の成功回数  

countInfoMisses  

 

ファイル情報検索の失敗回数  

countContentHits  

 

ファイル内容検索の成功回数  

countContentMisses  

 

ファイル内容検索の失敗回数  

thread  

request-bucket,
profile-bucket
 

要求処理スレッドを表す  

mode  

unknownidleDNS
requestprocessing
responseupdating
 

スレッドの最新状態  

timeStarted  

00:00:00 1/1/1970 以後の秒  

このスレッドを開始した時刻  

connection-queue  

 

スレッドが提供する connection-queue の ID  

virtual-server  

 

スレッドが最後に提供した virtual-server の ID  

virtual-server  

request-bucket
profile-bucket
 

仮想サーバを表す  

id  

 

仮想サーバの ID  

mode  

unknownactive  

この仮想サーバが有効な場合は active を表示する  

hosts  

 

この仮想サーバでサービスを受けるソフトウェアの仮想サーバホスト名 (たとえば www.foo.com foo.com foo.isp.com)  

interfaces  

 

仮想サーバが構成されているインタフェース (待機ソケット) (たとえば 192.168.1.2:80 192.168.1.2:443)  

request-bucket  

(なし)  

要求に関連する統計を追跡する  

method  

 

最後にサービスを受けた要求のメソッド
(たとえば GET)
 

uri  

 

最後にサービスを受けた URI
(たとえば /index.html)
 

countRequests  

 

サービスを受けた要求数  

countBytesReceived  

 

受信バイト数。0 の場合は、この情報が利用できない  

countBytesTransmitted  

 

送信バイト数。0 の場合はこの情報が利用できない  

rateBytesTransmitted  

毎秒のバイト数  

サーバで定義した間隔でデータを送信する速度。0 の場合はこの情報が利用できない  

countOpenConnections  

 

オープン接続数。0 の場合はこの情報が利用できない  

count2xx  

 

200 レベル応答の送信数  

count3xx  

 

300 レベル応答の送信数  

count4xx  

 

400 レベル応答の送信数  

count5xx  

 

500 レベル応答の送信数  

countOther  

 

200、300、400、500 レベル以外の応答の送信数  

count200  

 

200 応答の送信数  

count302  

 

302 応答の送信数  

count304  

 

304 応答の送信数  

count400  

 

400 応答の送信数  

count401  

 

401 応答の送信数  

count403  

 

403 応答の送信数  

count404  

 

404 応答の送信数  

count503  

 

503 応答の送信数  

profile-bucket  

(なし)  

profile 要素に関連する統計を追跡する  

profile  

 

profile 要素の ID  

countCalls  

 

NSAPI SAF への呼び出し数  

countRequests  

 

処理された要求数  

ticksDispatch  

刻み数はシステム依存型の時間単位。ticksPerSecond を参照  

ディスパッチ要求に使用される刻み数  

ticksFunction  

刻み数はシステム依存型の時間単位。ticksPerSecond を参照  

NSAPI SAF で使用される刻み数  



jvm12.conf




目的
Java 仮想マシンの設定を変更できます。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
[JVMConfig]
setting=value
...


関連項目
iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』


表 2-8 jvm12.conf 

設定

使用できる値

デフォルト値

説明

variable  

任意の JVM 環境変数  

 

JVM 環境変数は、次の例のように jvm.conf にインクルードして値を指定することができる (1 行に記述)

org.omg.CORBA.ORBClass=com.inprise.vbroker.orb.ORB  

jvm.minHeapSize  

 

1048576
(1 M バイト)
 

Java に割り当てられた最小ヒープサイズ

Solaris では、この値を 3145278 (3 M バイト) に変更する。 HPUX では、この値を 4194304 (4 M バイト) に変更する。 他のオペレーティングシステムでは 1 M バイトを推奨  

jvm.maxHeapSize  

 

16777216
(16 M バイト)
 

Java に割り当てられた最大ヒープサイズ  

jvm.enableClassGC  

0 (off), 1 (on)  

0  

クラスのガーベジコレクションを有効または無効にする  

jvm.verboseMode  

0 (off)、1 (on)  

0  

JVM 冗長モードを有効または無効にする。 on の場合は、クラスの読み込みなどの動作内容をコメントで記録する。 コメントはエラーログに表示される  

jvm.enableDebug  

0 (off)、1 (on)  

0  

JVM でのリモートからのデバッグを有効または無効にする  

jvm.printErrors  

0 (off), 1 (ログファイルのへのログの書き込み)、
2 (stderr への書き込み)
 

0  

vfprintf 経由のエラーレポートを有効または無効にする  

jvm.option  

 

 

ベンダー JVM オプションが設定できる  

jvm.profiler  

 

 

プロファイラを指定。 Intuitive Systems の optimizeit プロファイラを使用する場合は、OPTIDIR も設定する必要がある  

jvm.disableThreadRecycling  

0 (off)、1 (on)  

0  

スレッドの再利用を有効または無効にする。 on の場合、サーバは必ずグローバルスコープスレッドを作成してサーブレットを実行する。 それ以外の場合は、スレッド処理要求がグローバルスコープにない場合にだけグローバルスコープスレッドが作成される  

jvm.serializeAttach  

0 (off)、1 (on)  

0  

on の場合、JVM に接続するスレッドは直列化される。 デフォルトの off の場合、スレッドは並列で JVM に接続する  

jvm.stickyAttach  

0 (off)、1 (on)  

0  

このパラメータを 1 に設定すると、スレッドは JVM に接続されていることを記憶し、その状態を維持する  

jvm.trace  

 

5  

追跡レベルを決定する。サーブレットおよび JSP のデバッグでは、レベル 7 を推奨する。 レベル 5 では、サーブレットエンジンのメッセージが表示される。 レベル 6 では、サーブレットおよび JSP エンジンのメッセージが表示される。 レベル 7 では、上記のほか、例外がブラウザに表示される  

jvm.allowExit  

0 (off)、1 (on)  

0  

プロセス終了を有効または無効にする  

java.compiler  

 

NONE  

Java コンパイラを指定する。 JIT (Just In Time) コンパイラのオンとオフを切り換えるオプションについては、JVM のマニュアルを参照。
jvm.enableDebug が on の場合は、NONE に設定する
 

OPTITDIR  

パス  

*  

プロファイラが optimizeit の場合、プロファイラへのパスを指定する  

nes.jsp.enabledebug  

0 (off)、1 (on)  

1  

冗長 JSP コンパイル追跡を有効または無効にする  

jvm.include.CLASSPATH  

0 (off)、1 (on)  

1  

jvm.classpath 設定に
CLASSPATH 環境変数値を含めるかどうかを指定する
 

nes.jsp.forkjavac  

0 (off)、1 (on)  

0  

on の場合、JSP の Java コンパイルが別のプロセスで実行される  

jvm.serializeFirstRequest  

0 (off)、1 (on)  

1 は Linux、AIX、および Compaq (DEC)。
0 はその他のプラットフォーム。
 

on の場合、1 つの要求スレッドだけが読み込まれ、サーブレットオブジェクトを構築する。サーブレットを読み込んで初期化すると、同じサーブレットへの新しい要求が並列して発生する。 この設定は Linux、AIX、および Compaq (DEC) では on にする必要がある  

jvm.classpath  

スラッシュのあるパスだけ  

 

JVM に依存する JAR ファイルへのパスを指定。 必要に応じて他のクラスパスの値も入力  

* N:/App/IntuitiveSystems/OptimizeIt30DN は OptimizeIt がインストールされているドライブ



magnus.conf




目的
このファイルには、サーバ機能に影響を与えるグローバル変数を含みます。 また、このファイルは、サーバ起動時は読み取り専用になっています。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
Init 関数には次の構文があります。

Init fn=function param1="value1" ...paramN="valueN"

表 2-9 では関数を太字で表してパラメータと区別しています。

指令には次の構文があります。

directive value


関連項目
iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 7 章

付録 A「iWS 4.x と 6.0 の設定の変更点」


Init 関数


表 2-9 magnus.conf Init 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

cindex-init  

 

 

拡張インデックスのデフォルト特性を変更する  

opts  

s  

(なし)  

(省略可) オプションを有効にする文字列。 現在使用できるのは次のオプションだけ

  • s を指定すると、ディレクトリに含まれるすべての HTML ファイルから、 <TITLE> タグの部分をスキャンしてインデックスを生成し、 説明フィールドに表示する。 <TITLE> タグの部分は、ファイルの先頭から 255 文字以内であること

 

widths  

コンマで区切られた文字数  

列のタイトルを表示するために必要な最小数  

(省略可) インデックス表示に使用する名前、最終変更日、サイズ、説明の列幅を、それぞれ指定する

最後の 3 つの値は、 0 を設定すると、その列が非表示になる。 名前の列は非表示にできない  

timezone  

GMT または local  

local  

(省略可、iPlanet Web Server 4.x の場合のみ) 最後に変更した時刻を、その地域の標準時またはグリニッジ標準時で示す  

format  

UNIX 関数 strftime() の形式  

%d-%b-%Y %H:%M  

(省略可、iPlanet Web Server 4.x の場合のみ) 最後に変更した日付の書式を決定  

ignore  

ワイルド
カード形式
 

.*  

(省略可) インデックスの生成中にサーバが無視すべきファイルの名前を、ワイルドカードの形式で指定する。 ピリオド (.) で始まるファイル名は常に無視される  

icon-uri  

 

/mc-icons/  

(省略可) ファイルアイコン (.gif ファイル) の URL 生成時に、 index-common 関数が使用する URI 接頭辞を指定する。 icon-uri がデフォルトと異なる場合は、NameTrans 指令の pfx2dir 関数を変更してサーバがアイコンを検索できるようにする必要がある  

define-perf-bucket  

 

 

パフォーマンスバケットを作成すると、obj.conf で SAF のパフォーマンスを測定できる (「bucket パラメータ」を参照)。 この関数は、perf-init 関数が有効な場合にだけ機能する  

name  

 

 

バケット名。たとえば
cgi-bucket
 

description  

 

 

バケットの測定内容の説明、たとえば CGI Stats  

dns-cache-init  

 

 

DNS キャッシュを設定する  

cache-size  

3232768 (32K)  

1024  

(省略可) キャッシュに含まれるエントリの数を指定する  

expire  

131536000 秒 (1 年)  

1200
(20 分)
 

(省略可) キャッシュエントリの有効期限を秒で指定する  

flex-init  

 

 

フレキシブルログ作成システムを初期化する  

logFileName  

パス名またはファイル名  

 

ログファイルへの絶対パスまたはサーバの logs ディレクトリに関連するファイル名。 以下の例では、ログファイル名は access で、パスは
/logdir/access

access="/logdir/access"  

format.logFileName  

 

 

ログファイルのログエントリ形式を、それぞれ指定する。 詳細は、iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』を参照  

buffer-size  

バイト数  

8192  

グローバルログバッファのサイズを指定する  

num-buffers  

 

1000  

使用するログバッファの最大サイズを指定する  

flex-rotate-init  

 

 

ログのローテーションを有効にする  

rotate-start  

24 時間形式で時刻を表す 4 桁の文字列  

 

ローテーションの開始時刻。 たとえば、0900 は午前 9 時、2100 は午後 9 時を表す。  

rotate-interval  

分の値  

 

ログローテーション間の経過時間を分で表す。  

rotate-access  

yesno  

yes  

(省略可) common-log
flex-log、および
record-useragent ログをローテーションさせるかどうか決定する
 

rotate-error  

yesno  

yes  

(省略可) エラーログをローテーションさせるかどうか決定する  

rotate-callback  

パス  

 

(省略可) ユーザが供給したプログラムのファイル名を指定し、ログファイルローテーションを実行する。 ローテーションをしたログファイルのローテーション後の名前を、ファイルのパラメータとしてプログラムに渡す  

init-cgi  

 

 

CGI プログラムのデフォルト設定を変更する  

timeout  

秒数  

300  

(省略可) スクリプトの終了の前に、サーバが CGI からの出力を待つ秒数を指定する  

cgistub-path  

 

 

(省略可) CGI スタブバイナリへのパスを指定する。 指定しない場合、iPlanet Web Server はサーバのインスタンスの config ディレクトリに関連するディレクトリを、次の順序で検索する。 ../private/Cgistub、次に ../../bin/https/bin/Cgistub

suid Cgistub のインストールは、第 1 章「概要」を参照  

env-variable  

 

 

(省略可) サーバが CGI の環境に組み込む環境変数の名前と値を指定する  

init-clf  

 

 

共通ログサブシステムを初期化する  

logFileName  

パス名またはファイル名  

 

ログファイルへの絶対パスまたはサーバの logs ディレクトリに関連するファイル名を指定する  

init-uhome  

 

 

ユーザのホームディレクトリ情報を読み込む  

pwfile  

 

 

(省略可) /etc/passwd 以外のファイルへのファイルシステムの絶対パスを指定する。 指定しない場合は、デフォルトの UNIX パス (/etc/passwd) が使用される  

load-modules  

 

 

サーバに共有ライブラリを読み込む  

shlib  

 

 

共有ライブラリ、ダイナミックリンクライブラリへの絶対パス、またはサーバの構成ディレクトリに関連するファイル名を指定する  

funcs  

コンマ区切りのリスト、スペースなし  

 

他の Init 指令や Service 指令で使用できるようにした、共有ライブラリやダイナミックリンクライブラリの関数名のリスト。 関数名には、アンダースコア (_) の代わりにダッシュ (-) を使用することもできる  

NativeThread  

yesno  

yes  

(省略可) 使用するスレッドモデルを指定する。no に設定すると、ライブラリのルーチンにはユーザレベルのスレッドが使用される。yes に設定すると、カーネルレベルのスレッドが有効になる  

pool  

 

 

カスタムのスレッドプール名。thread-pool-init で指定する  

nt-console-init  

 

 

NT コンソールを有効にする。NT コンソールは、標準出力とエラーストリームを表示するコマンドラインシェルである  

stderr  

console  

 

エラーメッセージを NT コンソールで表示させる  

stdout  

console  

 

出力を NT コンソールで表示させる  

perf-init  

 

 

パフォーマンスバケットを使って、システムのパフォーマンス測定を有効にする  

disable  

truefalse  

true  

true の場合は関数を無効にする  

pool-init  

 

 

プールされたメモリーの割り当てを設定する  

free-size  

1048576 バイト以下  

 

(省略可) フリーブロックリストの最大バイトサイズ  

disable  

truefalse  

false  

(省略可) true の場合は、プールされたメモリーの使用を無効にする  

register-http-method  

 

 

新しい HTTP メソッドの登録によって、 HTTP プロトコルを拡張する  

methods  

コンマで区切られたリスト  

 

登録中のメソッド名  

stats-init  

 

 

XML 形式によるパフォーマンス統計のレポートを有効にする  

profiling  

yesno  

no  

バケットを使って NSAPI パフォーマンスのプロファイリングを有効にする。 perf-init で有効にすることもできる  

update-interval  

1 以上  

5  

サーバ内で統計の更新をする間隔 (秒)  

virtual-servers  

1 以上  

1000  

統計を追跡する仮想サーバの最大数。 構成されている仮想サーバの数よりも大きい数字を設定しておく必要がある  

thread-pool-init  

 

 

追加のスレッドプールを構成する  

name  

 

 

スレッドプール名  

maxthreads  

 

 

プールの最大スレッド数  

minthreads  

 

 

プールの最小スレッド数  

queueSize  

バイト数  

 

プールのキューサイズ  

stackSize  

バイト数  

 

内蔵 (カーネル) スレッドプールにある各スレッドのスタックサイズ  


指令


表 2-10 magnus.conf 指令 

指令

使用できる値

デフォルト値

説明

ACLCacheLifetime  

任意の秒数  

120  

キャッシュエントリの有効期間を秒数で決定する。 キャッシュのエントリが参照されるたびに期間が計算され、ACLCacheLifetime と照合される。 期間が ACLCacheLifetime を超えているかこれと同じ場合、エントリは使用されない この値が 0 に設定されると、キャッシュは使用されない  

ACLUserCacheSize  

 

200  

ユーザキャッシュのユーザ数を決定する  

ACLGroupCacheSize  

 

4  

単独の UID/キャッシュエントリでキャッシュするグループ ID の数を決定する  

AdminLanguage  

en (英語)、fr (フランス語)、
de (ドイツ語)、
ja (日本語)
 

en  

サーバマネージャの言語を指定する  

AsyncDNS  

onoff  

off  

非同期 DNS の許可の有無を指定する  

CGIExpirationTimeout  

任意の秒数  

300 (5分) を推奨  

CGI プロセスを実行してから終了するまでの最大秒数を指定する  

CGIStubIdleTimeout  

任意の秒数  

30  

この指令で設定した秒数にわたってアイドル状態にある CGIStub プロセスを、サーバが終了させる。 ただし、プロセスの数が MinCGIStubs の値まで減少すると、サーバはそれ以上のプロセスを終了させない  

CGIWaitPid  

onoff  

on  

(UNIX の場合のみ) SIGCHLD 信号に対するアクションを、信号に対するシステムのデフォルトアクションにする。 SHTML エンジンを、exec cmd 子プロセスで明示的に待機させる  

ChildRestartCallback  

onoff
yesno
truefalse
 

no  

サーバの再起動時またはシャットダウン時に、 daemon_atrestart 関数を使って登録された NSAPI 関数に対して、強制的なコールバックをかける  

ChunkedRequestBufferSize  

任意のバイト数  

8192  

分割されていない要求データに対する、デフォルトのバッファサイズを決定する  

ChunkedRequestTimeout  

任意の秒数  

60 (1 分)  

分割されていない要求データに対する、デフォルトのタイムアウトを決定する  

ClientLanguage  

en (英語)、fr (フランス語)、
de (ドイツ語)、
ja (日本語)
 

ja  

クライアントメッセージの言語を指定する (File Not Found など)  

ConnQueueSize  

任意の接続数  

5000  

Web サーバに設定できる、サービス予定はあるが未処理の接続数を指定する  

DefaultCharSet  

有効な
文字セット名
 

iso-8859-1  

サーバのデフォルトの文字セットを指定する。 クライアントの応答と管理には、デフォルトの言語が使用される  

DefaultLanguage  

en (英語)、fr (フランス語)、
de (ドイツ語)、
ja (日本語)
 

ja  

サーバのデフォルト言語を指定する。 クライアントの応答と管理には、デフォルトの言語が使用される  

DNS  

onoff  

on  

サーバにアクセスするクライアントの DNS 検索を、サーバが実行するかどうか指定する  

ErrorLog  

パス  

(なし)  

サーバのエラーを記録するディレクトリを指定する  

ErrorLogDateFormat  

C ライブラリ関数
strftime はマニュアルを参照
 

%d/%b/%Y:%H:%M:%S  

エラーログのデータ書式  

ExtraPath  

パス  

(なし)  

PATH 環境変数に、指定したディレクトリ名を設定する。 Windows NT で Java を設定する場合に使用する。 デフォルト値はないので、値を設定する必要がある  

HeaderBufferSize  

任意の
バイト数
 

8192 (8 K バイト)  

クライアントの要求データを読み取る要求処理スレッドごとに使用されるバッファのサイズ (バイト)。 要求処理スレッドの最大数は RqThrottle 設定で制御する  

HTTPVersion  

m.n; m はバージョンのメジャー番号、n はマイナー番号  

1.1  

サーバで使用する現在の HTTP バージョン  

IOTimeout  

任意の秒数  

ハードウェア暗号化デバイスを使用しないサーバでは 30、使用するサーバでは 300  

クライアントから届くデータをサーバが待つ秒数を指定する。 タイムアウトまでにデータが届かない場合は、接続が閉じられる  

KeepAliveThreads  

任意の
スレッド数
 

1  

keep-alive サブシステムのスレッド数を指定する。 システムが実装しているプロセッサ数の数倍であることが望ましい  

KeepAliveTimeout  

300 秒、最大  

30  

サーバが HTTP Keep-Alive 接続またはクライアントとサーバの間の常時接続を開いておく時間の最大値を決定する  

KernelThreads  

0 (off)、1 (on)  

0 (off)  

on の場合、サーバではカーネルレベルのスレッドだけが使用され、ユーザレベルのスレッドは使用されない。 off の場合、ユーザレベルのスレッドだけが使用される  

ListenQ  

範囲はプラットフォームによって
異なる
 

4096 (AIX)、200 (NT)、 128 (その他)  

サーバソケットの入力接続数を指定する  

LogFlushInterval  

任意の秒数  

30  

ログフラッシュスレッドのログフラッシュ間隔を秒単位で決定する  

LogVerbose  

onoff  

off  

on の場合、デフォルトではログに記録されないサーバメッセージを含めて、すべてログに記録する  

LogVsId  

onoff  

off  

仮想サーバ ID をエラーログに表示するかどうかを決定する。 複数の仮想サーバが同じログファイルを共有する場合は、LogVsId を有効にする必要がある  

MaxCGIStubs  

任意の
CGI スタブ数
 

10  

サーバが生成できる CGIStub プロセスの最大数を制御する。 これは同時に実行できる CGIStub プロセスの最大値であり、保留中の要求の最大値ではない  

MaxKeepAliveConnections  

0 - 32768  

256  

サーバが同時に開くことができる Keep-Alive 接続と常時接続の最大値を指定する  

MaxProcs  

任意のプロセス数  

1  

(UNIX の場合のみ) サーバが同時に実行できるプロセスの最大数を指定する  

MaxRqHeaders  

0 - 32  

32  

要求の最大ヘッダー行数を指定する  

MinCGIStubs  

MaxCGIStubs より小さい任意の数  

2  

デフォルトで開始するプロセスの数を制御する  

MtaHost  

有効な電子メールアドレス  

(なし)  

サーバのエージェントが使用する SMTP メールサーバを指定する。 この値を指定すると、レポートをメールのアドレスに送信できるようになる  

NativePoolMaxThreads  

任意の
スレッド数
 

128  

内蔵 (カーネル) スレッドプールにあるスレッドの最大数を決定する  

NativePoolMinThreads  

任意の
スレッド数
 

1  

内蔵 (カーネル) スレッドプールにあるスレッドの最小数を決定する  

NativePoolQueueSize  

負の数以外の数  

0  

スレッドプールのキューで待機できるスレッド数を決定する  

NativePoolStackSize  

負の数以外の数  

0  

内蔵 (カーネル) スレッドプールにある各スレッドのスタックサイズを決定する  

NetSiteRoot  

パス  

(なし)  

サーバのインスタンスが検索できる最上位ディレクトリへの絶対パス名を指定する。 デフォルト値はないので、値を設定する必要がある  

PidLog  

ファイルへの有効なパス  

(なし)  

基本サーバプロセスのプロセス ID (pid) を記録するファイルを指定する  

PostThreadsEarly  

1 (on), 0 (off)  

0 (off)  

on の場合、接続の確立後で要求への応答を送信する前に、スレッドの最小数がソケットで利用できるかどうかを確認する  

RcvBufSize  

範囲はプラットフォームによって異なる  

0 (プラットフォーム
固有のデフォルトを使用)
 

サーバのソケットでの受信バッファのサイズを制御する  

RqThrottle  

任意の要求数  

512  

サーバが各ソケットで同時に処理できる、同時要求処理スレッドの最大数を指定する  

RqThrottleMin  

RqThrottle より小さい任意の数  

48  

サーバ起動時に作成される要求処理スレッドの数を指定する。 サーバへの負荷が増すと、要求処理スレッドの数も増え、RqThrottle スレッドの最大値まで作成される  

Security  

onoff  

off  

証明書をサーバのインスタンスで利用できるようにして、SSL をグローバルに有効または無効にする。 仮想サーバで SSL を使用するには、on にする必要がある  

ServerConfigurationFile  

ファイル名  

server.xml  

仮想サーバを指定するファイル名  

ServerID  

文字列  

(なし)  

https-boots.mcom.com のように、サーバ ID を指定する  

#ServerRoot  

パス  

(なし)  

サーバルートを指定する。 この指令はインストール時に設定され、コメントアウトされる。 他の指令とは異なり、サーバはこの指令を # で始めるよう求める。 この指令は変更しないこと  

SndBufSize  

範囲はプラットフォームによって異なる  

0 (プラットフォーム固有のデフォルトを使用)  

サーバのソケットでの送信バッファのサイズを制御する  

SSL3SessionTimeout  

5 - 86400  

86400
(24 時間)
 

キャッシュされた SSL3 セッションが無効になるまでの秒数  

SSLCacheEntries  

負の数以外の整数  

10000 (0 を指定すると使用される)  

キャッシュできる SSL のセッション数を指定する。 上限はない  

SSLClientAuthDataLimit  

バイト数  

1048576
(1M バイト)
 

クライアントの証明書ハンドシェークフェーズでバッファされるアプリケーションデータの最大容量を指定する  

SSLClientAuthTimeout  

任意の秒数  

60  

クライアントの証明書ハンドシェークフェーズがタイムアウトしたあとの秒数を指定する  

SSLSessionTimeout  

5 - 100  

100  

キャッシュされた SSL2 セッションが無効になるまでの秒数を指定する  

StackSize  

バイト数  

最も好ましいマシン固有のスタックサイズ  

要求処理スレッドごとに最大スタックサイズを決定する  

StrictHttpHeaders  

onoff  

off  

on の場合、重複したヘッダーがある接続を拒否する  

TempDir  

パス  

/tmp (UNIX)

TEMP
(Windows NT の環境変数)
 

サーバが一時ファイルに使用するディレクトリを指定する。 UNIX では、サーバを実行するユーザがこのディレクトリを所有し、書き込める必要がある  

TempDirSecurity  

onoff  

on  

TempDir ディレクトリのセキュリティをサーバで確認するかどうかを決定する。 UNIX では、
TempDirSecurity off を指定すると、サーバは /tmp を一時ディレクトリとして使用できる
 

TerminateTimeout  

任意の秒数  

30  

サーバが停止するまでに、すべての既存の接続が終了するのをサーバが待つ時間を秒単位で指定する  

ThreadIncrement  

任意の
スレッド数
 

10  

サーバの負荷増大に対処するために作成された、追加要求処理スレッドまたは新規要求処理スレッドの数  

Umask  

UNIX の標準的な umask 

(なし)  

UNIX の場合のみ、 NSAPI の System_fopenWA() 関数および System_fopenRW() 関数を使って umask 値を指定し、別のモードでファイルを開く  

UseNativePoll  

1 (on), 0 (off)  

1 (on)  

1 (on) に設定すると、プラットフォーム固有のポーリングインタフェースが使用される。 0 (off) に設定すると、KeepAlive サブシステムで NSPR のポーリングインタフェースが使用される  

UseOutputStreamSize  

任意の
バイト数
 

8192 (8 K バイト)  

NSAPI の net_read 関数および netbuf_grab 関数のデフォルトの出力ストリームバッファサイズを決定する  

User  

ログイン名、8 文字以下  

(なし)  

(Windows NT の場合) サーバを実行するユーザアカウントを指定し、サーバのシステム機能の制限や有効化を設定する

(UNIX の場合) サーバが superuser または root で起動している場合、サーバは指定したポートにバインドされ、ユーザ ID は User 指令で指定したユーザアカウントに切り替えられる。 この指令は、サーバが root で起動していない場合は無視される  

WincgiTimeout  

任意の秒数  

60  

この値より長い WinCGI プロセスはタイムアウトになると終了する  



mime.types




目的
標準の MIME タイプをファイル拡張子にマップします。 仮想サーバにはそれぞれ独自の mime.types ファイルを設定することができます。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk

server_root/bin/https/install/misc


構文
type=type/subtype exts=ext1,ext2,...
...
enc=subtype exts=ext1,ext2,...
...


関連項目
iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』


表 2-11 mime.types

指令

使用できる値

説明

type  

applicationimagetextvideoaudioperfx-worldx-conferencemagnus-internal  

コンテンツの基本タイプ  

subtype  

 

コンテンツに固有のタイプ。 たとえば text/html では、サブタイプは html  

ext1,ext2,...  

コンマで区切られたファイル拡張子のリスト  

タイプのファイル拡張子。 たとえば text/html のファイル拡張子は htm または html  



ns-cron.conf




目的
cron.conf ファイルを有効または無効にします。


場所
server_root/https-admserv/config


内容
ConfFile server_root/https-admserv/config/cron.conf
Dir /tmp
Status on


表 2-12 ns-cron.conf

指令

使用できる値

デフォルト値

説明

ConfFile  

パス  

 

cron.conf ファイルの場所  

Dir  

パス  

 

一時ディレクトリの場所  

Status  

onoff  

on  

cron.conf ファイルの状態。 on は有効、off は無効  



nsfc.conf




目的
ファイルのキャッシュパラメータを設定します。 このファイルは、デフォルトのキャッシュパラメータが変更された場合にだけ存在します。


場所
server_root/https-admserv/config


構文
parameter=value


関連項目
Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide for iPlanet Web Server


表 2-13 nsfc.conf

パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

FileCacheEnable  

onoff  

on  

ファイルのキャッシュを有効にする  

CacheFileContent  

onoff  

on  

ファイル内容のキャッシュと、MediumFileSizeLimit よりも小さい
(TransmitFileson の場合は
SmallFileSizeLimit よりも小さい)
ファイル情報のキャッシュを有効にする
 

MaxAge  

秒数  

30  

有効なキャッシュエントリの最大期間。 一度キャッシュされたファイルのキャッシュ情報の使用可能な期間を設定する。 MaxAge よりも以前のエントリは、同じファイルの新しいエントリに置き換えられる  

MediumFileSizeLimit  

使用可能なメモリに制限される  

537600 (525K)  

(UNIX の場合のみ) メモリマップにキャッシャされるファイルの最大ファイルサイズ (TransmitFilesoff の場合)  

MediumFileSpace  

使用可能なメモリに制限される  

10485760
(10 M)
 

メモリマップにキャッシュされる全ファイルのファイルサイズ総計 (TransmitFilesoff の場合)  

SmallFileSizeLimit  

使用可能なメモリに制限される  

2048 (2K)  

(UNIX の場合のみ) メモリに読み込める最大ファイルサイズ  

SmallFileSpace  

使用可能なメモリに制限される  

1048576
(UNIX、1 M)、
0 (NT)
 

メモリに読み込めるファイルサイズの総計  

TransmitFiles  

onoff  

on (NT)、
off (UNIX)
 

TransmitFile システムコールの使用を有効にする。 IRIX、Compaq、Solaris、Linux ではサポートされていない  

MaxFiles  

 

1024  

ファイルキャッシュの最大ファイル数  

HashInitSize  

使用可能なメモリに制限される  

0  

ハッシュバケットの初期数。 0 の場合、ハッシュバケットの数は 2 * MaxFiles + 1 として動的に決定される  

CopyFiles  

onoff  

on  

(NT の場合のみ) ファイルを一時ディレクトリにコピーして、共有違反を防止する  

TempDir  

パス  

system_temp/server_id  

CopyFileson の場合、ファイルキャッシュの一時ディレクトリを指定する  



obj.conf




目的
要求に対するクライアントの応答を決定します。仮想サーバにはそれぞれ独自の obj.conf ファイルを設定することができます。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
directive fn=function param1="value1" ...paramN="valueN"

object タグの指令は、name/name または root/ppath 照合によって NameTrans 指令がタグへのフロー制御をリダイレクトする場合にだけ実行されます。 object タグは次の構文を取ります。

NameTrans fn=function name="name"|root="path"

<object name="name"|ppath="path">
directive1
directive2
...
</object>



  iPlanet Web Server 6.0 の Init 指令の記述は、magnus.conf ファイルに移動しました。

 



表 2-15 から 表 2-21 では、関数を太字で表してパラメータと区別しています。


関連項目
iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 2 章および第 3 章

独自の関数を作成する方法は、iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 4 章〜第 6 章を参照。

付録 A「iWS 4.x と 6.0 の設定の変更点」


表 2-14 obj.conf

指令

説明

AuthTrans  

HTTP 要求で提供される認証情報 (通常は Authorization ヘッダーで送信される) を検証し、ユーザまたはグループに変換する  

NameTrans  

論理 URL の要求で指定した URL を、要求されたリソースの物理ファイルシステム上のパスに変換する。 別のサイトにリダイレクトすることもできる  

PathCheck  

NameTrans の手順で決定した物理パスのテストを実行する。 通常は、このテストでパスの妥当性を検証し、要求されたリソースにクライアントがアクセスできるかどうかを確認する  

ObjectType  

要求されたリソースの MIME (Multi-purpose Internet Mail Encoding) タイプを決定する  

Service  

応答を生成し、クライアントに送信する。 これには、HTTP 結果状況の設定、
content-typecontent-length などの応答ヘッダーの設定、応答データの作成と送信が含まれる
 

AddLog  

エントリをログファイルに追加して、トランザクション情報を記録する  

Error  

直前の指令を実行した結果生じる HTTP エラーを処理する。 通常、サーバは問題点および考えられる解決法を記述したカスタム HTML ドキュメントをユーザに送信してエラー処理を行う  


bucket パラメータ

iPlanet Web Server では、次のパフォーマンスバケットがあらかじめ定義されています。

  • default-bucket は、ユーザが定義したバケットや組み込みバケットには関連付けられていない関数の統計を記録する

  • all-requests バケットは、.perf の NSAPI SAF 統計をすべて記録する。これには default-bucket の統計も含まれる

magnus.conf ファイルにパフォーマンスバケットを追加して定義することもできます (perf-init 関数および define-perf-bucket 関数を参照してください)。

obj.conf 内で、関数に bucket=cache-bucket のような bucket=bucket-name パラメータを指定することによって追加された、任意の SAF に対して、そのパフォーマンスを測定できます。 bucket はあらゆる obj.conf 関数のパラメータなので、一覧表は省略します。

パフォーマンス統計は、service-dump Service 関数を使って表示します。

または、stats-xml Service 関数を使ってパフォーマンス統計を生成することもできます。バケットの使用は任意です。

パフォーマンスバケットの詳細は、『Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide for iPlanet Web Server』を参照してください。


AuthTrans 関数


表 2-15 obj.conf AuthTrans 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

basic-auth  

 

 

カスタム関数を呼び出してユーザ名とパスワードを確認する。 必要に応じて、ユーザのグループを決定する  

auth-type  

basic  

basic  

使用する認証の種類を指定する  

userdb  

 

 

(省略可) ユーザ検証で使うユーザデータベースの絶対パスとファイル名を指定する。 このパラメータは user 関数に渡される  

userfn  

 

 

承認を検証するユーザカスタム関数名。 この関数は、load-modules であらかじめ読み込んでおく必要がある  

groupdb  

 

 

(省略可) ユーザデータベースの絶対パスとファイル名を指定する。 このパラメータは group 関数に渡される  

groupfn  

 

 

(省略可) グループカスタム関数名。load-modules であらかじめ読み込んでおく必要がある  

basic-ncsa  

 

 

NCSA-style またはシステムの DBM データベースに対するユーザ名とパスワードを検証する。 必要に応じて、ユーザのグループを決定する  

auth-type  

basic  

basic  

使用する認証の種類を指定する  

dbm  

 

 

(省略可) ユーザデータベースの絶対パスとファイル名をサーバのネイティブ形式で指定する。 このパラメータを使用する場合は、userfile パラメータと一緒に使用しないこと  

userfile  

 

 

(省略可) ユーザデータベースの絶対パス名を NCSA スタイルの HTTPD ユーザファイル形式で指定する。 この形式には name:password 形式を使用する行があり、password は暗号化されている。 このパラメータを使用する場合は、dbm を使用しないこと。  

grpfile  

 

 

(省略可) 使用する NCSA スタイルの HTTPD グループファイルを指定する。グループファイルの各行は group:user1 user2 ... userN の形式で構成されており、各ユーザはスペースで区切られている  

get-sslid  

 

 

現在の SSL セッションに対して一意の文字列を検索し、検出した文字列を Session->client パラメータブロックに ssl-id 変数として格納する  

qos-handler  

 

 

仮想サーバ、仮想サーバクラス、グローバルサーバに対するサービス統計の現在の品質を検証して統計を記録し、エラーを返して QOS パラメータを実行する。 正しく動作させるには、この関数を AuthTrans 関数として default オブジェクトに最初に設定する必要がある  


NameTrans 関数


表 2-16 obj.conf NameTrans 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

assign-name  

 

 

名前付きオブジェクトで指令を処理するようサーバに指示する  

from  

 

 

影響を受けるパスを指定するワイルドカード形式  

name  

 

 

追加の名前付きオブジェクトを obj.conf に指定し、そのオブジェクトの指令をこの要求に適用する  

find-pathinfo-
forward
 

値は無視される  

 

(省略可) サーバ関数 assign-name がデフォルトでパスの最後から逆方向に検索するのとは対照的に、ntrans-base の直後のパスで PATHINFO を順方向に検索する  

nostat  

 

 

(省略可) 可能な限り、指定された URL でサーバが stat を実行しないようにする。 NSAPI プラグイン URL のように virtual-path のパスがシステムに存在していない場合にだけ nostat を使用して、このような URL での不必要な stat の実行を避けてパフォーマンスを向上させる  

document-root  

 

 

要求されたリソースの http://server-name/ の部分をドキュメントのルートディレクトリに置き換えて、ファイルシステムのパスを URL に変換する  

root  

 

server_root/
docs
 

サーバのルートドキュメントディレクトリへのファイルシステムのパス  

home-page  

 

 

サーバのルートホームページ (/) への要求を、特定のファイルに変換する  

path  

 

 

ホームページファイルへのパスとファイル名。 path がスラッシュ (/) で始まる場合、ファイルへの絶対パスとみなされる  

pfx2dir  

 

 

特定の接頭辞で始まる任意の URL をファイルシステムのディレクトリに変換し、場合によっては追加された名前付きオブジェクトの指令を有効にする  

from  

 

 

変換する URI 接頭辞。 スラッシュ (/) で終了しないこと  

dir  

 

 

接頭辞の変換先になるローカルファイルシステムのディレクトリパス。 スラッシュ (/) で終了しないこと  

name  

 

 

(省略可) 追加の名前付きオブジェクトを
obj.conf に指定し、そのオブジェクトの指令をこの要求に適用する
 

find-pathinfo-
forward
 

値は無視される  

 

(省略可) サーバ関数 pfx2dir がデフォルトでパスの最後から逆方向に検索するのとは対照的に、ntrans-base の直後のパスで PATHINFO を順方向に検索する  

redirect  

 

 

クライアントを別の URL にリダイレクトする  

from  

 

 

要求された URI の接頭辞を指定し、照合する  

url  

 

 

(たいていは省略可) 完全な URL を指定し、クライアントに返す。 このパラメータを使用する場合は、url-prefix を使用しないこと (逆の場合も同様)  

url-prefix  

 

 

(たいていは省略可) 新しい URL 接頭辞を指定し、クライアントに返す。 from 接頭辞は、この URL 接頭辞でそのまま置き換えられる。 このパラメータを使用する場合は、url を使用しないこと (逆の場合も同様)  

escape  

yes, no  

yes  

(省略可) URL を送信する前に util_uri_escape を実行するようにサーバに指示するフラグ  

strip-params  

 

 

パスに埋め込まれているセミコロンで区切られたパラメータを削除する。 たとえば、/dir1;param1/dir2 の URI は /dir1/dir2 となる。 この関数を使用する場合は、最初に表示されているNameTrans 指令であること  

unix-home  

 

 

ユーザのホームディレクトリの URL を、指定したディレクトリに変換する  

from  

 

 

変換する URL 接頭辞。通常は「/~ 

subdir  

 

 

ユーザのホームディレクトリにあるサブディレクトリで、ユーザの Web ドキュメントが格納されている  

pwfile  

 

 

(省略可) /etc/passwd と異なる場合の、パスワードファイルの完全なパスとファイル名  

name  

 

 

(省略可) 追加の名前付きオブジェクトを指定し、そのオブジェクトの指令をこの要求に適用する  


PathCheck 関数


表 2-17 obj.conf PathCheck 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

cert2user  

 

 

クライアント証明書を使って認証済みユーザを決定する  

userdb  

 

 

証明書を取得するユーザデータベースを指定する  

makefrombasic  

 

 

ユーザとの証明書のマッピングを行うように関数に指示する  

require  

0 または 1  

1  

ユーザ名に証明書をマッピングできない場合、戻り値を決定する。 require=0 の場合、関数は REQ_NOACTION を返し、要求処理は引き続き実行される。 require0 でない場合、関数は REQ_ABORTED を返してプロトコルの状態を 403 FORBIDDEN に設定する  

method  

 

 

この関数が適用される HTTP メソッドに、ワイルドカードのパターンを指定する。 method がない場合、関数は任意のメソッドに適用される  

check-acl  

 

 

アクセス制御リストを確認して承認する  

acl  

 

 

アクセス制御リストの名前  

shexp  

 

 

(省略可) ACL を適用するパスを指定するワイルドカードのパターン  

bong-file  

 

 

(省略可) ACL がアクセスを拒否した場合に送信するファイルのパス名  

deny-existence  

 

 

リソースが検索されなかったことを示す  

path  

 

 

(省略可) ファイルシステムパスを非表示にする場合のワイルドカードのパターン。 パスが一致しない場合、関数は何もせずに REQ_NOACTION を返す。 パスがない場合、一致しているとみなされる  

bong-file  

 

 

(省略可) 「not found」の代わりに送信される、応答メッセージが格納されたファイルを指定する。 ファイルシステムの絶対パスを指定する  

find-index  

 

 

ディレクトリが要求された場合、デフォルトのファイルを検出する  

index-names  

コンマ区切りリスト  

 

検索するインデックスファイル名のリスト。 スペースは、ファイル名の一部になっている場合にだけ使用する。 コンマの前後にはスペースを使用しない。 ファイルシステムで大文字と小文字が区別される場合は、このリストでも大文字と小文字を区別する  

find-links  

 

 

特定のファイルシステムにリンクしているディレクトリへのアクセスを拒否する  

disable  

hso  

 

無効にするリンクの文字列は次のとおり

  • h はハードリンク

  • s はソフトリンク

  • o は、ユーザがリンク先を所有している場合だけ、ユーザのホームディレクトリのシンボリックリンクが使用できる

 

dir  

 

 

確認を開始するディレクトリ。 絶対パスを指定する場合は、そのパスやサブディレクトリへの要求のシンボリックリンクを確認する。 パスの一部を指定する場合は、そのパスを含む要求のシンボリックリンクを確認する  

find-pathinfo  

 

 

ファイル名に続く外部パスで PATH_INFO CGI 環境変数を検出する  

find-pathinfo-
forward
 

値は無視される  

 

(省略可) サーバ関数 find-pathinfo がデフォルトでパスの最後から逆方向に検索するのとは対照的に、ntrans-base の直後のパスで PATHINFO を順方向に検索する  

get-client-cert  

 

 

SSL3 セッションから、承認済みクライアント証明書を取得する  

dorequest  

0 または 1  

0dorequest がない場合  

実際に証明書を取得しようとするのか、確認用にテストするだけなのかを設定する

  • 1 に設定されていると、サーバにまだクライアント証明書がない場合、SSL3 ハンドシェークを再実行してクライアント証明書を取得するよう関数に指示する。 通常はクライアントがユーザにダイアログボックスを提示して、クライアント証明書を選択してもらう

  • 0 の場合、サーバにはまだクライアント証明書がなければ、SSL3 ハンドシェークを再実行しないように関数に指示する

 

require  

0 または 1  

1require がない場合  

クライアント証明書が取得できない場合、HTTP 要求を終了するかどうかを設定する

  • 1 の場合、dorequest の処理後にクライアント証明書がなければ、 HTTP 要求を終了させるように関数に指示する。 この場合、HTTP の状態はPROTOCOL_FORBIDDEN に設定され、関数は REQ_ABORTED を返す

  • 0 の場合、dorequest の処理後にクライアント証明書がなければ、 REQ_NOACTION を返すように関数に指示する

 

method  

 

 

(省略可) この関数が適用される HTTP メソッドに、ワイルドカードのパターンを指定する。 method がない場合、関数はすべての要求に適用される  

load-config  

 

 

要求されたパスのファイルから、外部構成情報を検索して読み込む  

file  

 

.nsconfig  

(省略可) 要求されたリソースに適用されるアクセス規則を含む、ダイナミック構成ファイルの名前  

disable-types  

 

 

(省略可) magnus-internal/cgi のような、ベースディレクトリを無効にするワイルドカードのパターンのタイプを指定する。 これらのタイプに一致するリソースの要求は中止される  

descend  

 

 

(省略可) このパラメータがある場合は、このディレクトリのサブディレクトリで、サーバがダイナミック構成ファイルを検索するように指定する  

basedir  

パス  

要求されたリソースの URL を物理パス名に変換した結果  

(省略可) ベースディレクトリを指定する。 これは、要求が load-config 関数を呼び出すときの最上位のディレクトリで、サーバはこのディレクトリから、構成ファイルの検索を開始する  

nt-uri-clean  

 

 

安全でないパス名を持つ要求へのアクセスを拒否し、「not found」と表示する  

ntcgicheck  

 

 

指定した拡張子を持つ CGI ファイルを検索する  

extension  

 

 

交換用ファイルの拡張子  

require-auth  

 

 

未承認ユーザやグループのアクセスを拒否する  

path  

 

 

(省略可) この関数が実行されるローカルファイルシステムのワイルドカードパス。 パスがない場合、関数はすべてのパスに適用される  

auth-type  

basic  

basic  

使用される HTTP 認証のタイプで、AuthTrans での前回の authorization 関数の auth-type と一致する必要がある  

realm  

 

 

ブラウザに送信される文字列で、ユーザ名とパスワードが要求されるセキュリティ保護された領域 (または レルム) を表す  

auth-user  

 

 

(省略可) アクセスが許可されているユーザのワイルドカードリストを指定する。 パラメータがない場合は、authorization 関数で認証された任意のユーザがアクセスできる  

auth-group  

 

 

(省略可) アクセスが許可されているグループのワイルドカードリストを指定する  

set-virtual-index  

 

 

ディレクトリの仮想インデックスを指定する  

virtual-index  

 

 

ユーザが入力する URI のインデックスとなるコンテンツジェネレータの URI  

from  

コンマ区切りリスト  

 

(省略可) この virtual-indexを適用する URI のリスト。 from が指定されていない場合、virtual-index が常に適用される  

ssl-check  

 

 

秘密鍵のサイズを確認する  

secret-keysize  

 

 

(省略可) 秘密鍵で要求される最小ビット数  

bong-file  

 

 

(省略可) 制限と一致しない場合に提供されるファイル名 (URI ではない)  

ssl-logout  

 

 

サーバの SSL セッションのキャッシュにある、現在の SSL セッションを無効にする  

unix-uri-clean  

 

 

安全でないパス名を持つ要求のアクセスを拒否し、「not found」と表示する  


ObjectType 関数


表 2-18 obj.conf ObjectType 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

force-type  

 

 

応答の content-type ヘッダーを特定のタイプに設定する  

type  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられたタイプ (content-type ヘッダー)  

enc  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられたエンコーディング (content-encoding ヘッダー)  

lang  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられた言語 (content-language ヘッダー)  

charset  

 

 

(省略可) rq->srvhdrsmagnus-charset パラメータに設定された文字。 ブラウザが Accept-charset ヘッダーを送信した場合や User-agent が mozilla/1.1 以降の場合は、content-type に「; charset=charset」を追加する。ここではcharsetrq->srvhdrsmagnus-charset パラメータの値  

set-default-type  

 

 

クライアントに送信する応答に charsetcontent-encoding、および content-language をデフォルトで定義できる  

enc  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられたエンコーディング (content-encoding ヘッダー)  

lang  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられた言語 (content-language ヘッダー)  

charset  

 

 

(省略可) rq->srvhdrsmagnus-charset パラメータに設定された文字。 ブラウザが Accept-charset ヘッダーを送信した場合や User-agent が mozilla/1.1 以降の場合は、content-type に「; charset=charset」を追加する。ここで、charsetrq->srvhdrsmagnus-charset パラメータの値  

shtml-hacktype  

 

 

.htm および .html ファイルをサーバが解析する html コマンドで構文解析するように要求する  

exec-hack  

値は無視される  

 

(UNIX の場合のみ、省略可) このパラメータがある場合に、実行ビットが有効な時にのみ content-type を変更するようにサーバに指示する  

type-by-exp  

 

 

応答の content-type ヘッダーを、要求されたパスに基づいて設定する  

exp  

 

 

この関数を適用するパスのワイルドカードのパターン  

type  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられたタイプ (content-typee ヘッダー)  

enc  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられたエンコーディング (content-encoding ヘッダー)  

lang  

 

 

(省略可) マッチング要求に割り当てられた言語 (content-language ヘッダー)  

charset  

 

 

(省略可) rq->srvhdrsmagnus-charset パラメータに設定された文字。 ブラウザが Accept-charset ヘッダーを送信した場合や User-agent が mozilla/1.1 以降の場合は、content-type に「; charset=charset」を追加する。ここで、charsetrq->srvhdrsmagnus-charset パラメータの値  

type-by-extension  

 

 

応答の content-type ヘッダーを、ファイル拡張子と MIME タイプのデータベースに基づいて設定する  


Service 関数


表 2-19 obj.conf Service 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

共通 Service パラメータ  

 

 

リストの最初にある 7 つのパラメータは、すべての Service 関数に共通する。重複をしないよう一度だけ指定する  

type  

 

 

(省略可) この関数を実行する MIME タイプのワイルドカードのパターンを指定する。 magnus-internal/* MIME タイプは、 Service 関数を選択して実行するためにだけ使用する  

method  

 

 

(省略可) この関数を実行する HTTP メソッドのワイルドカードのパターンを指定する。 共通の HTTP メソッドは、GETHEAD、および POST である  

query  

 

 

(省略可) この関数を実行する照会文字列のワイルドカードのパターンを指定する  

UseOutputStreamSize  

バイト数  

8192  

(省略可) NSAPI の net_read 関数および netbuf_grab 関数のデフォルトの出力ストリームのバッファサイズを決定する  

flushTimer  

ミリ秒数  

3000  

(省略可) バッファリングが有効な書き込み操作が可能な最大時間を決定する。 このあと行われる書き込み操作までの間隔がアプリケーションの flushTimer の値よりも大きい場合、その後バッファは使用できなくなる  

ChunkedRequestBufferSize  

バイト数  

8192  

(省略可) 分割されていない要求データに対するデフォルトのバッファサイズを決定する  

ChunkedRequestTimeout  

秒数  

60  

(省略可) 分割されていない要求データに対するデフォルトのタイムアウトを秒で決定する  

add-footer  

 

 

ファイル名または URL で指定したフッターを HTML ファイルに追加する  

file  

 

 

(省略可) フッターを含むファイルのパス名。 file または uri のいずれかを指定する  

uri  

 

 

(省略可) フッターを含むリソースを指定する URI。 file または uri のいずれかを指定する  

NSIntAbsFilePath  

yes または no  

no  

(省略可) file パラメータを指定すると、NSIntAbsFilePath パラメータはファイル名を絶対パスで指定する (yes) のか相対パスで指定する (no) のかを決定する  

add-header  

 

 

ファイル名または URL で指定したヘッダーを HTML ファイルの先頭に追加する  

file  

 

 

(省略可) ヘッダーを含むファイルのパス名。 file または uri のいずれかを指定する  

uri  

 

 

(省略可) ヘッダーを含むリソースを指定する URI。 file または uri のいずれかを指定する  

NSIntAbsFilePath  

yes または no  

no  

(省略可) file パラメータを指定すると、NSIntAbsFilePath パラメータはファイル名が絶対パスで指定する (yes) のか相対パスで指定する (no) のかを決定する  

append-trailer  

 

 

HTML ファイルの末尾にテキストを追加する  

trailer  

 

 

HTML ドキュメントに追加するテキスト。 文字列は、送信する前に
util_uri_unescape でエスケープを解除する。 テキストには HTML タグを指定することができ、エスケープを解除して日付を挿入したあと、512 文字まで使用できる。 文字列 :LASTMOD: はファイルを最後に変更した日付で置き換えられるが、これを使う場合は timefmt で時刻の書式も指定しておく必要がある
 

timefmt  

 

 

(省略可) :LASTMOD: の時刻書式文字列。 timefmt がない場合、:LASTMOD: を時刻で置き換えることはできない。書式の詳細は、iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』を参照  

imagemap  

 

 

サーバサイドのイメージマップを処理する  

index-common  

 

 

要求されたディレクトリに、ファイルとディレクトリの拡張リストを生成する  

header  

 

 

(省略可) ディレクトリの冒頭にあるパス (インデックスが生成されるディレクトリへの相対パス) およびファイル名 (HTML またはプレーンテキスト) で、ディレクトリの内容を表す  

readme  

 

 

(省略可) ディレクトリのリストに追加するパス (インデックスが生成されるディレクトリの相対パス) およびファイル名 (HTML またはプレーンテキスト)  

index-simple  

 

 

要求されたディレクトリに、ファイルとディレクトリのシンプルリストを生成する  

key-toosmall  

 

 

クライアントに、与えられた証明書の鍵のサイズが小さすぎて受理されないことを示す  

list-dir  

 

 

ディレクトリの内容を表示する。 要求 methodINDEX である必要がある  

make-dir  

 

 

ディレクトリを作成する。 要求 methodMKDIR である必要がある  

query-handler  

 

 

HTML ISINDEX タグを扱う  

path  

 

 

実行する CGI プログラムの絶対パスとファイル名  

remove-dir  

 

 

空のディレクトリを削除する。要求 methodRMDIR である必要がある  

remove-file  

 

 

ファイルを削除する。 要求 methodDELETE である必要がある  

rename-file  

 

 

ファイル名を変更する。 要求 methodMOVE である必要がある  

send-cgi  

 

 

環境変数を設定し、CGI プログラムを起動してクライアントに応答を送信する  

user  

 

 

(UNIX の場合のみ) CGI プログラムを実行するユーザ名  

group  

 

 

(UNIX の場合のみ) CGI プログラムを実行するグループ名  

chroot  

 

 

(UNIX の場合のみ) chroot を実行する前のディレクトリ。 magnus.conf で定義した Chroot に関連している  

dir  

 

 

(UNIX の場合のみ) chroot の実行後、chdir を実行する前のディレクトリ  

rlimit_as  

 

 

(UNIX の場合のみ) CGI プログラムのバイト単位の最大アドレス空間。 現在の制限値 (弱い制限値) および最大制限値 (強い制限値) をコンマで区切って指定できる。 弱い制限値を最初に指定する必要がある。 制限値が 1 つだけの場合は、どちらもこの値に設定される  

rlimit_core  

 

 

(UNIX の場合のみ) CGI プログラムのコアファイルの最大サイズ。 値が 0 の場合、書き込みコアは無効になる。 現在の制限値 (弱い制限値) および最大制限値 (強い制限値) をコンマで区切って指定できる。 弱い制限値を最初に指定する必要がある。 制限値が 1 つだけの場合は、どちらもこの値に設定される  

rlimit_nofile  

 

 

(UNIX の場合のみ) CGI プログラムのファイル記述子の最大数。 現在の制限値 (弱い制限値) および最大制限値 (強い制限値) をコンマで区切って指定できる。 弱い制限値を最初に指定する必要がある。 制限値が 1 つだけの場合は、どちらもこの値に設定される  

nice  

 

 

(UNIX の場合のみ) インクリメントを適用して、サーバに対する CGI プログラムの優先度を決定する。 通常、サーバは nice 値 0 で動作し、nice 値は、 0 (CGI プログラムがサーバと同じ優先度で動作する) から 19 (CGI プログラムがサーバよりも低い優先度で動作する) までの間で増分する  

send-file  

 

 

クライアントにローカルファイルを送信する。 この指令は、要求メソッドが、GETHEAD、または POST であり、タイプが magnus-internal/ で始まっていない場合に呼び出される  

nocache  

値は無視される  

 

(省略可) サーバが統計ファイル要求への応答をキャッシュしないようにする。 たとえば、特定のディレクトリにあるファイルがキャッシュされないように指定することができるので、頻繁に変更されるファイルがあるディレクトリでは有用である  

send-range  

 

 

クライアントに送信するファイルのサイズ (バイト数)  

send-shellcgi  

 

 

(Windows NT の場合のみ) 環境変数を設定し、シェル CGI プログラムを起動してクライアントに応答を送信する  

send-wincgi  

 

 

(Windows NT の場合のみ) 環境変数を設定し、WinCGI プログラムを起動してクライアントに応答を送信する  

service-dump  

 

 

収集されたパフォーマンスバケットのデータに基づいて、パフォーマンスレポートを作成する (「bucket パラメータ」 を参照)。 mime.types ファイルには次の行を指定する必要がある。 type=perf exts=perf。 レポートを表示するには、ブラウザで次のアドレスをクリックする。
http://server_id:port/.perf
 

type  

perf  

 

レポートの MIME タイプを指定する  

shtml_send  

 

 

HTML ドキュメントの埋め込みコマンドをスキャンして、構文解析を実行する。 このコマンドではサーバから情報を取得したり、他のファイルの内容を取り込んだり、CGI プログラムを実行したりすることがある。 shtml_send 関数は、Shtml プラグイン (UNIX では libShtml.so
Windows NT では libShtml.dll) が読み込まれている場合にだけ利用できる
 

ShtmlMaxDepth  

 

10  

入れ子が許可されているインクルードが可能な最大の深さ  

addCgiInitVars  

yesno  

no  

(UNIX の場合のみ) パラメータが存在し、 yes である場合、init-cgi SAF に定義されている環境変数を SHTML exec タグで実行された任意のコマンドの環境に追加する  

stats-xml  

 

 

パフォーマンスレポートを XML 形式で作成する。 magnus.conf
stats-init 関数を使ってこの関数を初期化し、次に NameTrans 関数を使って stats-xml 関数への要求を出す必要がある。 レポートの作成場所は次のとおり。 http://server_id:port/stats-xml/
iwsstats.xml
。 関連する DTD ファイルは次の場所。
http://server_id:port/stats-xml/
iwsstats.dtd
 

upload-file  

 

 

ファイルをアップロードして保存する。 要求メソッドは PUT である必要がある  


AddLog 関数


表 2-20 obj.conf AddLog 関数 

関数/パラメータ

使用できる値

デフォルト値

説明

common-log  

 

 

要求に関する情報を共通のログ形式で記録する  

name  

 

 

(省略可) ログファイル名を指定する。ログファイル名は、init-clf Init 関数のパラメータとして指定されている名前にする必要がある。 名前が指定されていない場合は、ログのエントリは、すべてグローバルログファイルに記録される  

iponly  

値は無視される  

 

(省略可) DNS 名を検索してログに記録するのではなく、リモートクライアントの IP アドレスをログに記録するようサーバに指示する。 magnus.conf ファイルで DNS がオフになっていると、パフォーマンスが向上する  

flex-log  

 

 

要求に関する情報を、フレキシブルで構成可能な形式で記録する  

name  

 

 

(省略可) ログファイル名を指定する。ログファイル名は、init-clf Init 関数のパラメータとして指定されている名前にする必要がある。 名前がない場合は、ログのエントリは、すべてグローバルログファイルに記録される  

iponly  

値は無視される  

 

(省略可) DNS 名を検索してログに記録するのではなく、リモートクライアントの IP アドレスをログに記録するようサーバに指示する。 magnus.conf ファイルで DNS がオフになっていると、パフォーマンスが向上する  

record-useragent  

 

 

クライアントの IP アドレスとユーザエージェントのヘッダーを記録する  

name  

 

 

(省略可) ログファイル名を指定する。ログファイル名は、init-clf Init 関数のパラメータとして指定されている名前にする必要がある。 名前が指定されていない場合は、ログのエントリは、すべてグローバルログファイルに記録される  


Error 関数


表 2-21 obj.conf Error 関数 

関数/パラメータ

説明

send-error  

特定の HTTP 応答状態の代わりに、 HTML ファイルをクライアントに送信する  

path  

クライアントに送信する HTML ファイルを、ファイルシステムの絶対パスで指定する。 ファイル名や実際のファイルタイプにかかわらず、ファイルは text/html 形式で送信される。 ファイルを指定しない場合、サーバはデフォルトの簡単なエラーページを送信する  

reason  

(省略可) 理由を表す文字列 ("Unauthorized" または "Forbidden" など) のいずれかのテキスト。 文字列中の大文字と小文字は、区別されない  

code  

(省略可) 401 や 407 など、HTTP の応答状態を表す 3 桁の数字。HTTP の仕様に基づく任意の HTTP の応答状態コードまたは理由を表す文字列  

qos-error  

エラーを引き起こしたサービス制限の品質、および QOS 統計の値を示すエラーページを返す  

code  

(省略可) 401 や 407 など、HTTP の応答状態を表す 3 桁の数字。HTTP の仕様に基づく任意の HTTP の応答状態コードまたは理由を表す文字列。 推奨値は 503  



password.conf




目的
デフォルトでは、Web サーバが起動する前に管理者は鍵データベースのパスワードを入力するように求められます。 Web サーバが自動的に再起動できるようにするには、password.conf ファイルにパスワードを保存しておく必要があります。 このファイルと鍵データベースに障害が発生しないようにするため、使用するシステムが十分にセキュリティ保護されていることを確認してください。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-server_id/config

デフォルトでは、このファイルは存在しません。 必要に応じて作成する必要があります。


構文
PKCS#11_module_name:password

サーバに同梱されている内部 PKCS#11 ソフトウェア暗号化モジュールを使う場合、次のように入力します。

Communicator_Cert_DB:password

別の PKCS#11 モジュールを使ってハードウェアを暗号化したり高速化する場合は、このモジュールの名前とパスワードを次のように指定する必要があります。

internal:password


関連項目
iPlanet Web Server の『管理者ガイド』



rules.properties




目的
iPlanet Web Server 4.x との下位互換用です。代わりに web.xml を使ってサーブレットを構成することをお勧めします。

サーブレットの仮想パス変換を定義します。iPlanet Web Server 6.0 では、デフォルトの仮想サーバだけをサポートします。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
virtual_path=servlet_name

URL http://server_id/virtual_path は、servlets.properties ファイルで servlet_name で指定されたサーブレットを呼び出します。

virtual_path は正規表現になります。 たとえば次の式では、/my/xxx.foo のような要求が URL にあった場合は必ず wasp サーブレットを実行するようサーバに指示します。

@.*[.]foo$=wasp


関連項目
iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』

web.xml ファイル

付録 A「iWS 4.x と 6.0 の設定の変更点」

次の Web サイトの Servlet 2.2 API 仕様書

http://java.sun.com/products/servlet/index.html



server.xml




目的
待機ソケットと仮想サーバを定義します。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
ファイルには次のような基本的な XML 構文があり、要素は入れ子になっています。

<ELEMENT attribute="value" attribute="value" ... >
<SUBELEMENT attribute="value" attribute="value" ... />
</ELEMENT>

表 2-22 では要素 (ELEMENT) を太字にして属性 (attribute) と区別します。またデフォルト値は指定された属性が存在しないことを前提にしています。


関連項目
iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 8 章


表 2-22 server.xml 

要素/属性

使用できるサブ要素
または値

デフォルト値

説明

SERVER  

VARSLSMIMEACLFILEVSCLASSQOSPARAMS  

 

サーバを定義する。 サブ要素は、表示された順に定義する必要がある  

qosactive  

yesnoonoff10  

no  

サービス機能の品質を有効にする。サーバエンティティに制限を設定したり、帯域幅や接続に関するサーバ統計を表示できる  

qosmetricsinterval  

秒数  

30  

(省略可) トラフィックの測定間隔  

qosrecomputeinterval  

ミリ秒数  

100  

(省略可) すべてのサーバエンティティの帯域幅を再計算する期間  

legacyls  

 

 

古いバージョンであるアプリケーション (4.x) の待機ソケットの id 属性。 LS には
CONNECTIONGROUP が 1 つだけ含まれ、その defaultvs である VS を 1 つだけ構成する必要がある。 古いバージョンのアプリケーションは、すべてこの仮想サーバ上で実行する必要がある
 

VARS  

(サブ要素なし。共通に定義されている変数は、docrootadminuserswebapps_filewebapps_enableaccesslogusergroupchrootdir
およびnice)
 

 

server.xml で値を設定して
obj.conf で参照できる変数を定義する。 デフォルトで定義されている変数はないが、最もよく定義される変数は、obj.conf
document-root 関数で使用される docroot である。 詳細は、iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の第 8 章を参照
 

LS  

(なし)  

 

待機ソケットを定義する  

id  

 

 

待機ソケットの内部名。 VS 要素で使用され、仮想サーバに接続する待機ソケットを定義する  

ip  

ドット付きペアまたは IPv6 表記の IP アドレス。 INADDR_ANY では 0.0.0.0 で表記することもできる  

 

待機ソケットの IP アドレス。 複数の CONNECTIONGROUP が待機ソケットに構成されている場合は、0.0.0.0 用の待機ソケットを構成する必要がある  

port  

1 - 65535  

 

待機ソケットを作成するポート番号。 UNIX では、ポート 1 - 1024 で待機するソケットを作成するにはスーパユーザ特権が必要である。 ポート 443 で待機する SSL 待機ソケットの構成を推奨する。 異なる IP アドレスが同じポートを使うことはできない  

security  

onoffyesno10  

no  

(省略可) 待機ソケットが SSL を実行するかどうかを決定する。 SSL2 または SSL3 のオンとオフを切り換え、CONNECTIONGROUP オブジェクトにある SSLPARAMS オブジェクトを使って符号化方式を設定できる  

acceptorthreads  

1 - 1024  

1  

(省略可) 待機ソケットの受け入れスレッド数  

family  

inetinet6nca  

inet  

(省略可) ソケットファミリのタイプ。 IPv6 待機ソケットで使う値は inet6 inet6 の値を使う場合は、IPv4 のアドレスにはログファイルの接頭辞 ::ffff: が付く。 Solaris Network Cache and Accelerator (NCA) を使う nca を指定する  

blocking  

onoffyesno10  

no  

(省略可) 待機ソケットと適用されたソケットをブロックモードにするかどうかを決定する。 ブロックモードを使うとベンチマークの得点が上がることがある。 本稼動の環境では no に設定する  

CONNECTIONGROUP  

SSLPARAMS  

 

MIME タイプを定義する  

id  

 

 

接続グループの内部名。 VS 要素で使用され、仮想サーバが使用する接続を定義する  

matchingip  

ドット付きペアまたは IPv6 表記の IP アドレス、または default の値。 INADDR_ANY では 0.0.0.0 で表記することはできない  

 

関連付けられた仮想サーバで使う IP アドレス。 含まれている LSip=0.0.0.0 が設定されていない場合は default にする必要がある

含まれている LSip=0.0.0.0 が設定されていれば、特定の IP アドレスか default のいずれかを指定できる。 この場合、default とは、ほかの LS または
CONNECTIONGROUP 要素で指定されていない任意の IP アドレスを意味する
 

defaultvs  

 

 

この接続グループに対するデフォルトの仮想サーバの id 属性  

servername  

 

 

クライアントに送信する URL のホスト名の部分に入力する内容をサーバに指示する。 コロンとポート番号を追加した場合、サーバがクライアントに送信する URL にそのポートが使われる  

SSLPARAMS  

(なし)  

 

接続グループの SSL パラメータを定義する。 SSLPARAMS 要素が内部で必要となる。security 属性が on に設定されている待機ソケットに指定される CONNECTIONGROUP 要素は内部でだけ使用できる  

servercertnickname  

 

 

証明書データベースにあるサーバ証明書のニックネームまたは PKCS#11 のトークン。 証明書の name 形式に tokenname:nicknametokenname: を指定する場合、 この属性の名前の部分を省略することができる  

ssl2  

onoffyesno10  

no  

(省略可) SSL2 を有効にするかどうかを決定する  

ssl2ciphers  

rc4rc4exportrc2rc2exportideadesdesede3  

なし  

(省略可) スペースで区切られた SSL2 符号化方式リストで、接頭辞が + であれば有効、- であれば無効。たとえば +rc4 のようになる  

ssl3  

onoffyesno10  

yes  

(省略可) SSL3 を有効にするかどうかを決定する  

ssl3tlsciphers  

rsa_rc4_128_md5rsa3des_sharsa_des_sharsa_rc4_40_md5rsa_rc2_40_md5rsa_null_md5rsa_des_56_sharsa_rc4_56_sha  

なし  

(省略可) スペースで区切られた SSL3 および TLS 符号化方式リストで、接頭辞が + であれば有効、- であれば無効。たとえば +rsa_des_sha のようになる  

tls  

onoffyesno10  

no  

(省略可) TLS を有効にするかどうかを決定する  

tlsrollback  

onoffyesno10  

on  

(省略可) TLS ロールバックを有効にするかどうかを決定する  

clientauth  

onoffyesno10  

no  

(省略可) ACL ベースのアクセス制御とは別に、要求ごとに SSL3 クライアント認証を実行するかどうかを決定する  

MIME  

(なし)  

 

MIME タイプを定義する  

id  

 

 

MIME タイプのリストの内部名。 VS 要素で使用され、仮想サーバが使用する MIME タイプを定義する  

file  

 

 

MIME タイプのファイル名。 このファイルの形式については、iPlanet Web Server の『NSAPI プログラマーズガイド』の「付録 B」を参照  

ACLFILE  

(なし)  

 

1 つまたは複数の ACL ファイルへの参照  

id  

 

 

ACL ファイルリストの内部名。 VS 要素で使用され、仮想サーバが使用する ACL ファイルを定義する  

file  

 

 

スペースで区切られた ACL ファイルリスト。 それぞれの ACL ファイルには一意のファイル名が必要。 ACL ファイル形式については、iPlanet Web Server の『管理者ガイド』を参照

デフォルトの ACL ファイル名は generated.https-server_id.acl で、ファイルは
server_root/server_id/httpacl ディレクトリにある。 このファイルを使うには、server.xml で参照する必要がある
 

VSCLASS  

VARSVSQOSPARAMS  

 

仮想サーバクラスを定義する。 サブ要素は、表示された順に定義する必要がある  

id  

 

 

仮想サーバクラスの ID。特定の仮想サーバクラスを検索できる一意の ID  

objectfile  

 

 

仮想サーバのこのクラスの obj.conf ファイル名。 VS 要素で無効にすることはできない  

rootobject  

 

default  

(省略可) obj.conf ファイルから読み込まれたオブジェクトのどれをデフォルトにするのかをサーバに指示する。 デフォルトのオブジェクトには、仮想サーバに対する 名前変換 (NameTrans) 指令がすべて記述されているものとする。 サーバマネージャは、default で指定されたオブジェクトがデフォルトであるとみなす  

acceptlanguage  

onoff  

off  

(省略可) on の場合、サーバで Accept-Language ヘッダーを構文解析して、クライアントが使用する言語に基づいて適切な言語バージョンを送信する。 サーバが複数の言語をサポートしている場合にだけこの値を on に設定しておく必要がある。 VS 要素で無効にすることができる  

VS  

VARS, QOSPARAMSUSERDB  

 

仮想サーバを定義する。 サブ要素は、表示された順に定義する必要がある  

id  

文字で始める必要がある  

 

仮想サーバの ID。特定の仮想サーバを検索できる一意の ID である。 obj.conf ファイルでは変数 $id として扱うこともできる  

connections  

 

 

(省略可) 仮想サーバが使う接続を指定する CONNECTIONGROUP id のスペースで区切られたリスト。 CONNECTIONGROUPdefaultvs でない VS についてだけ必要  

urlhosts  

 

 

URLHost 要求ヘッダーにおいて、現在の仮想サーバを選択するために使用できる値を、スペースで区切って表示したリスト。
同じ CONNECTIONGROUP に設定された VS ごとに、そのグループに一意の値が必要
 

mime  

 

 

仮想サーバで使用する MIME 要素の id  

state  

onoffdisable  

on  

(省略可) VS がアクティブ (on) であるかアクティブでない (offdisable) かを決定する。 アクティブでない場合、VS は要求を実行しない

VSdisable の場合は、グローバルサーバ管理者だけが on に変更できる  

aclids  

 

 

(省略可) スペースで区切られた、ACLFILE 要素の 1 つまたは複数の id 属性。 仮想サーバで使う ACL ファイルを指定する  

errorlog  

 

 

(省略可) 仮想サーバ専用のエラーメッセージのログファイルを指定する  

acceptlanguage  

onoff  

off  

(省略可) on の場合、サーバで Accept-Language ヘッダーを構文解析して、クライアントが使用する言語に基づいて適切な言語バージョンを送信する。 サーバが複数の言語をサポートしている場合にだけ、この値を on に設定しておく必要がある  

QOSPARAMS  

(なし)  

 

SERVERVSCLASS、または VS のサービスの品質パラメータを定義する  

maxbps  

毎秒のバイト数  

 

(省略可) SERVERVSCLASS、または VS の帯域幅制限の最大値  

enforcebandwidth  

yesnoonoff10  

no  

帯域幅制限を有効にするかどうかを指定する  

maxconn  

接続数  

 

(省略可) SERVERVSCLASS、または VS の同時接続の最大数  

enforceconnections  

yesnoonoff10  

no  

接続の制限を有効にするかどうかを指定する  

USERDB  

(なし)  

 

仮想サーバで使うユーザデータベースを定義する  

id  

 

 

仮想サーバの ACL ファイルにあるユーザデータベース名  

database  

 

 

dbswitch.conf ファイルのユーザデータベース名  

basedn  

 

 

(省略可) dbswitch.conf ファイルのベース DN 検索を優先する  

certmaps  

 

 

(省略可) certmap.conf で定義された LDAP エントリマッピングで使う証明書を指定する。 この属性がない場合は、すべてのマッピングを使う。 certmap.conf のマッピングに基づくすべての検索は、VS の最終ベース DN に関連する  



servers.lst




目的
Administration Server で管理される iPlanet Server を一覧表示します。 このファイルは変更しないでください。


場所
server_root/https-admserv/config


構文
protocol:server


表 2-23 servers.lst

指令

使用できる値

デフォルト値

説明

protocol  

httphttps  

https  

通信プロトコル  

server  

iPlanet Server の名前  

Web Server,
Enterprise Edition
 

Administration Server で管理する iPlanet Server  



servlets.properties




目的
iPlanet Web Server 4.x との下位互換用です。サーブレットを構成する代わりに
web-apps.xml を使用することをお勧めします。

グローバルサーブレット設定とシステムのサーブレットリストを定義します。iPlanet Web Server 6.0 では、デフォルトの仮想サーバだけをサポートします。


場所
server_root/https-admserv/config

server_root/https-admserv/conf_bk

server_root/https-server_id/config

server_root/https-server_id/conf_bk


構文
servlets.property=value

servlet.servlet_name.property=value

表 2-24 で説明されている servlet プロパティは、名前付きサーブレットだけにあてはまります。 表 2-25 で説明されている servlets プロパティは、すべてのサーブレット にあてはまります。


関連項目
iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』

server.xml ファイルおよび web-apps.xml ファイル

付録 A「iWS 4.x と 6.0 の設定の変更点」

次の Web サイトの Servlet 2.2 API 仕様書

http://java.sun.com/products/servlet/index.html


表 2-24 servlets.properties の個別 (サーブレット) プロパティ

プロパティ

使用できる値

デフォルト値

説明

code  

クラスまたはクラスファイル名  

 

サーブレットのクラス名またはクラスファイル名。 .class 拡張子は省略可  

context  

コンテキスト名  

 

サーブレットが属するコンテキスト。 コンテキストの設定は contexts.properties ファイルで変更する  

classpath  

URL またはパスで、スラッシュ (/) だけを使う  

 

クラスのあるディレクトリへの URL やパス。または (URL 以外の) ディレクトリまたは jar ファイルのリストへの URL やパス。たとえば、CLASSPATH 環境変数  

initArgs  

コンマで区切られた name=value の組み合わせ  

 

Servlet API 呼び出しを使ってサーブレットでアクセスできる name=value の組み合わせリスト  

startup  

truefalse  

true  

Web サーバの起動時にサーブレットを自動的に起動するかどうかを決定する  


表 2-25 servlets.properties の一般的な (サーブレット) プロパティ

プロパティ

使用できる値

デフォルト値

説明

config.docRoot  

スラッシュのあるパス  

Web サーバのドキュメントルート  

すべてのサーブレットのドキュメントルート。docRoot が指定されていない場合、Web サーバのドキュメントルートが使用される  

config.realPathFromRequest  

truefalse  

false  

true の場合は、サーブレットの docRoot に基づいて getRealPath を計算する。
false の場合は、標準の NSAPI 手順で試行する
 

config.respondCookieVersion  

cookie のバージョン番号  

0  

特定の cookie バージョンに応答するかどうかをサーバに指示する  

config.sessionExpireOnClose  

truefalse  

false  

ユーザがブラウザを終了すると、セッションの cookie も有効期限が切れるようにサーバに指示する  

sessionmgr  

セッションマネージャのオブジェクト  

com.iplanet.
server.http.
session.
IWSSessionMan-ager

(すべてを 1 行に記述し、ダッシュは使用しない)  

サーブレットの
セッションマネージャ名。
MMapSessionManager などのセッションマネージャは、サーバ内でインスタンス化できるのは 1 度だけ
 

config.reloadInterval  

秒数  

5  

サーバが、 JSP およびサーブレットファイルが修正されているかどうかを確認する時間間隔  

config.bufferSize  

バイト数  

4096  

HTTP 出力ストリームの初期バッファサイズ  

startup  

truefalse  

true  

Web サーバの起動時に、すべてのサーブレットを自動的に起動するかどうかを決定する。
servlet.startup プロパティを代わりに使うことを推奨する
 



web.xml




目的
サーブレット、URL マッピング、セキュリティ制限などの Web アプリケーションを定義します。 Web アプリケーションにはそれぞれ独自の web.xml ファイルがあります。


場所
アプリケーション固有の場所をユーザが定義します。


構文
次の Web サイトで .DTD ファイルを参照してください。

http://java.sun.com/j2ee/dtds/web-app_2_2.dtd

または

server_root/bin/https/dtds/web-app_2_2.dtd


関連項目
iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』

次の Web サイトの Servlet 2.2 API 仕様書

http://java.sun.com/products/servlet/index.html

次の Web サイトの JSP 1.1 仕様書

http://java.sun.com/products/jsp/download.html

ファイルの要素や属性のリストは、 Servlet 2.2 API の仕様で示されているので、ここでは扱いません。



web-apps.xml




目的
仮想サーバが管理する Web アプリケーションを定義します。仮想サーバには、それぞれ独自の web-apps.xml ファイルを設定することができます。


場所
デフォルトファイルの場所だけを示します。

server_root/https-server_id/config


構文
ほとんどのファイルには、次のような基本的な XML 構文があり、要素が入れ子になっています。

<ELEMENT attribute="value" attribute="value" ... >
<SUBELEMENT attribute="value" attribute="value" ... />
</ELEMENT>

表 2-26 では、要素を太字にして属性と区別します。また、デフォルト値は、指定された属性が存在しないことを前提にしています。


関連項目
iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』

次の Web サイトの Servlet 2.2 API 仕様書

http://java.sun.com/products/servlet/index.html

次の Web サイトの JSP 1.1 仕様書

http://java.sun.com/products/jsp/download.html


表 2-26 web-apps.xml 

要素/属性

使用できるサブ要素
または値

デフォルト値

説明

auth-native  

(なし)  

 

(省略可) 承認とロールのマッピング用に、固有のネイティブユーザ/グループのデータベースを設定する。 この要素が指定されていない場合は、ネイティブのデフォルト認証データベースで承認する  

authdb  

 

 

ネイティブ認証データベース  

class-loader  

(なし)  

 

Web アプリケーションのクラスローダー  

classpath  

 

 

クラスローダーが使用するクラスパス  

delegate  

truefalse  

false  

仮想サーバやシステムのクラスローダーを最初に呼び出してクラスを読み込むように指定する  

reload-interval  

秒数  

30  

Web アプリケーションが修正されているかどうかを、サーバが確認する時間間隔  

description  

(なし)  

 

パラメータの説明。
init-param 要素で使用する。iPlanet Web Server はこの要素を無視する
 

filter
filter-mapping
 

 

 

Servlet 2.3 の Filter API を実装する。 web-app 要素の中で使用される

iPlanet Web Server 6.0 は web.xml ファイルで Servlet 2.2 API だけをサポートするが、この機能は
web-apps.xml ファイルで利用できる

filter および
filter-mapping ついては、そのファイルの位置を除き Servlet 2.3 で説明されている。詳細は次のサイトを参照

http://java.sun.com/ products/servlet/index.html  

form-login-session  

session-manager  

 

仮想サーバのすべての Web アプリケーションを対象に、形式ベースのシングルサインオン認証を設定する。 この要素がない場合は、仮想サーバのデフォルトレベルのセッションマネージャが使用される  

cookie-name  

cookie 名  

iwsformloginid  

セッション ID を追跡する cookie 名  

timeOut  

秒数  

600 (10 分)  

セッションのタイムアウト  

init-param  

param-nameparam-valuedescription  

 

含まれている要素の初期化パラメータを指定する。 init-param の属性は、含まれている要素が参照するオブジェクトによって異なる

たとえば、含まれている要素が session-manager で、セッションマネージャが IWSSessionManager の場合、init-param の属性は IWSSessionManager の初期化パラメータである  

jsp-servlet  

init-param  

 

JSP のコンパイル動作を設定する。 初期化パラメータ
use-precompiledtrue に設定して、仮想サーバの JSP がすべてコンパイル済みであることを iPlanet Web Server に指示する。 jsp-servlet 初期化パラメータの詳細は、iPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』を参照
 

enable  

truefalse  

true  

JSP を有効にする  

interval  

秒数  

0  

フラッシュ間隔  

param-name  

(なし)  

 

パラメータ名。 init-param 要素の中で使用される  

param-value  

(なし)  

 

パラメータ値。 init-param 要素の中で使用される  

parameter-encoding  

(なし)  

 

次の形式のパラメータに対する復号化の方法を、 Web サーバに伝える  

enc  

noneauto、または utf8Shift_JIS などの特定の encoding  

auto  

  • encoding: 特定のエンコーディングを使用する

  • none:システムのデフォルトのエンコーディングを使用する

  • auto:各エンコーディング方式を次の順序で試みる。1) charset、2) parameter Encoding属性、3)
    form-hint-field で定義された隠し形式フィールド。これ以外の場合は none と同じ

 

form-hint-field  

 

j_encoding  

エンコーディングを指定する形式の隠しフィールド名  

response-buffer  

(なし)  

 

HTTP サーブレットの応答バッファの初期サイズとデフォルトのサイズを設定する  

flush-timeout  

秒数  

0  

最後のフラッシュ以降、指定した秒数が経過したらストリームにデータをフラッシュさせる。 0 (デフォルト) または負の数に設定されている場合、バッファに空き容量がなくなるまで、出力ストリームはフラッシュしない  

size  

バイト数  

8192  

バッファサイズ  

response-cookie  

(なし)  

 

特定の cookie バージョンで応答するようサーバに指示する  

version  

cookie のバージョン番号  

0  

cookie のバージョン  

role-mapping  

(なし)  

 

web.xmlrole-name 値を LDAP のユーザまたはグループにマップする  

map-to  

usergroup  

group  

web.xmlrole-name 値を LDAP のユーザまたはグループにマップするかどうかを指定する  

session-cookie  

(なし)  

 

セッション cookie のパラメータを指定する  

domain  

ドメイン名  

(なし)  

この属性がある場合、値のタグが cookie に付けられる。 デフォルト値はない  

is-secure  

truefalse  

false  

true に設定すると、要求がセキュリティ保護された接続で届いた場合、サーバはセッション cookie において secure 属性を送信する。 デフォルトは false  

session-manager  

init-param  

 

Web アプリケーションのセッションマネージャ。 各セッションマネージャの初期化パラメータはiPlanet Web Server の『サーブレットに関するプログラマーズガイド』を参照  

class  

 

 

セッションマネージャのクラス  

session-tracking  

(なし)  

 

セッション追跡のメソッドを決定する  

use-cookies  

truefalse  

true  

true の場合はセッション追跡の cookie を使う  

use-url-rewriting  

truefalse  

true  

true の場合はセッション追跡の URL 書き換えを使う  

tempdir  

(なし)  

 

Web アプリケーションで使用される一時ディレクトリ  

dir  

 

 

一時ディレクトリ  

vs  

auth-nativeclass-loaderform-login- sessionjsp-servletparameter- encodingresponse-bufferresponse-cookierole-mappingsession-managersession-trackingsession-cookietempdirweb-app  

 

web-apps.xml ファイルの最上位要素。 web-app 以外のサブ要素をすべての Web アプリケーションのデフォルトに設定する  

web-app  

auth-nativeclass-loaderfilterfilter-mappingjsp-servletparameter- encodingresponse-bufferresponse-cookierole-mappingsession-managersession-trackingsession-cookietempdir  

 

Web アプリケーション。 Web アプリケーションは WAR ファイルに格納されていて、サーブレット、JSP、HTML ページ、クラスファイル、および他のアプリケーションリソースを含むことができる

web-app 要素のサブ要素は、その Web アプリケーションに含まれる vs 要素の対応するサブ要素よりも優先する  

dir  

 

 

Web アプリケーションの内容が保存されているディレクトリ  

uri  

 

 

クライアントが Web アプリケーションへのアクセスに使う URI。 この URI では正規表現も使用できる  


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Last Updated September 06, 2001