第11章 |
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Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータは、UPA (UltraSPARCTM Port Architecture) バスを使用した高解像度、高性能のグラフィックスフレームバッファーで、30 ビットカラーおよび 3D の高速化を実現します。このグラフィックスボードでは、動的マルチサンプリングによる平滑化および S-Video ポートだけでなく、2D や 3D のテクスチャーマッピングがハードウェアによって完全にサポートされています。
この章では、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータの画面解像度とビデオ形式について説明します。また、マニュアルページおよびその他の関連するソフトウェア情報についても説明します。
ほとんどの場合、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータデバイスの画面解像度およびリフレッシュレートは、使用するモニターに合わせて自動的に設定されます。ただし、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータデバイスにサン以外のモニターが接続されている場合は、誤った画面解像度に設定されることがあります。画面解像度を変更するには、fbconfig ユーティリティーを使用します。
Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータのマニュアルページでは、画面解像度、画像設定などのフレームバッファー属性の調査方法と設定方法について説明しています。
サンのグラフィックスアクセラレータの全般的な設定については、fbconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータデバイス固有の設定情報については、SUNWgfb_config(1M) を参照してください。fbconfig は、Solaris 8 および Solaris 9 オペレーティング環境に付属しています。SUNWgfb_config は、Solaris 9 オペレーティング環境に付属しています。Solaris 9 より前のオペレーティング環境を使用している場合は、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータの CD に収録されているポストスクリプトファイル SUNWgfb_config.ps を参照してください。
マニュアルページの属性およびパラメタ情報を表示するには、help オプションを使用してください。
fbconfig のマニュアルページを表示するには、次のように入力します。
# man fbconfig |
SUNWgfb_config のマニュアルページを表示するには、次のように入力します。
# man SUNWgfb_config |
Solaris 8 オペレーティング環境用の Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータパッケージを JumpStartTM サーバーに追加する場合は、まず、次のパッチを次に示す順序でインストールする必要があります。これらのパッチは、取り付けキットに含まれている CD の、XVR-1000/Solaris_8/Patches に収録されています。
このソフトウェアパッケージを Solaris 8 2/02 オペレーティング環境の JumpStart イメージに追加する場合は、パッチ 109888-16 だけが必要です。また、Solaris 9 オペレーティング環境には、必要なパッチはありません。必要なパッチを適用したあとで、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータパッケージを次の順序でインストールします。
Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータは、サポートされるすべての解像度で、完全な 30 ビット 3D (ダブルバッファーまたは Z バッファー) グラフィックスをサポートします。表 11-1 に、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータでサポートされる画面解像度を示します。コマンド行で
fbconfig -dev /dev/fbs/gfb0 -res \? を入力すると、使用しているディスプレイ装置で使用できる解像度の一覧が表示されます。
注 - リフレッシュレートに「d」が付いている解像度は、液晶パネルやほかのデジタルデバイスにのみ適しています。これらのリフレッシュレートでは、CRT およびほかのアナログデバイスに適さない消去期間が削減されています。
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複数のフレームバッファーを動作させる場合は、/etc/dt/config/Xservers ファイルを編集する必要があります。Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータデバイスは、gfbx の形式で表します。たとえば、Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータデバイスが 2 つ存在する場合は、gfb0 および gfb1 になります。次の手順に従って、ファイルを編集します。
1. スーパーユーザーになって、/etc/dt/config/Xservers ファイルを開きます。
# cd /etc/dt/config # vi Xservers |
/etc/dt/config/Xservers ファイルが存在しない場合は、/etc/dt/config ディレクトリを作成して、Xservers ファイルを /usr/dt/config/Xservers から /etc/dt/config へコピーします。
# mkdir -p /etc/dt/config # cp /usr/dt/config/Xservers /etc/dt/config # cd /etc/dt/config # vi Xservers |
2. 適切なフレームバッファーデバイスの位置を追加して、ファイルを修正します。次の例を参照してください。
:0 Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/Xsun -dev /dev/fbs/ffb0 -dev /dev/fbs/gfb0 |
:0 Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/X -dev /dev/fb0 defdepth 24 -dev /dev/fb1 defdepth 24 |
:0 Local local_uid@console root /usr/openwin/bin/X -dev /dev/fb |
Xservers ファイルから defdepth 24 が削除されたため、X サーバーによるアプリケーションの性能低下は解消されます。
3. Sun XVR-1000 グラフィックスアクセラレータのハードウェアを取り付けます
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