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Sun ONE Portal Server, Secure Remote Access 6.2 管理者ガイド

第 4 章
NetFile

この章では、NetFile とその操作について詳細に説明します。NetFile の設定については、第 10 章「NetFile の設定」を参照してください。

この章で説明する内容は次のとおりです。


NetFile の概要

NetFile はリモートファイルシステムとリモートディレクトリへのアクセスと操作を可能にする、ファイルマネージャアプリケーションです。

SunTM ONE Portal Server, Secure Remote Access の NetFile コンポーネントは、Java1 と Java2 アプレットとして使用できます。ブラウザに Java2 プラグインをインストールしていない場合は、Java1 アプレットを使用できます。Java2 アプレットのインタフェースは改善され、より使いやすくなっています。

NetFile の主な機能は次のとおりです。

NetFile の設定については、第 10 章「NetFile の設定」を参照してください。


サポートされるファイルアクセスプロトコル

NetFile では FTP、SMB (Windows)、および NFS プロトコルを使用してリモートシステムにアクセスできます。NetFile には次のファイルアクセスプロトコル機能が含まれています。


NetFile へのアクセスの有効化

Secure Remote Access をインストールすると、インストール時に指定した組織に対してだけ NetFile サービスが登録されます。

組織とユーザーに対して NetFile を有効にするには
  1. NetFile アクセスを必要とする組織に NetFile サービスを登録します。
  2. NetFile サービスに基づいて NetFile ポリシーを作成し、NetFile へのアクセスを必要とする組織とロールに NetFile ポリシーを割り当てます。
  3. NetFile へのアクセスを必要とする各ユーザーに NetFile を割り当てます。
  4. ポリシーとサービスの作成と割り当てについては、『Sun ONE Identity Server 管理ガイド』を参照してください。


NetFile のロギングの有効化

NetFile のロギングを有効にするには、Identity Server ロギングサービスを使用するログの場所を指定します。ログファイルの名前は srapNetFile です。デフォルトでは、/var/opt/SUNWam/logs ディレクトリ内にあります。


UNIX 認証の設定

NFS システムにアクセスするには、Portal Server に UNIX 認証デーモンを設定する必要があります。

UNIX認証を設定するには
  1. 設定ポートで、次のようにローカルホストに telnet 接続します。
  2. telnet localhost 58946

  3. UNIX ヘルパーの待機ポート番号を入力します。
  4. 待機ポートにデフォルト値 57946 を指定します。

  5. UNIX ヘルパーセッションのタイムアウト値を秒単位で入力します。
  6. UNIX ヘルパーの最大セッション数を入力します。
  7. 「amunixd configured successfully」というメッセージが表示されます。


NetFile のカスタマイズ

NetFile プロバイダのメッセージウィンドウと NetFile サービスの管理コンソールに表示されるテキストをカスタマイズすることができます。



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