GNOME 2.2 システム管理 (Linux 版)

第 9 章 GNOME デスクトップ機能の無効化

この章では、GNOME デスクトップの特定の機能を無効にする方法について説明します。

GNOME デスクトップ機能の無効化の概要

GNOME デスクトップには、GNOME デスクトップの特定の機能へのアクセスを制限する機能があります。 無効化機能は、コンピュータ上で実行できるユーザーのアクションを制限したい場合などに役立ちます。 たとえば、トレードショーにコンピュータを出展し、誰もが操作できるようにした場合は、コマンドラインでの操作を無効にした方が安全です。 無効化機能は、ロックダウン機能としても知られています。

機能を無効化するには、GConf キーを設定します。 GConf キーの設定方法については、第 1 章「GConf の使用方法」を参照してください。 設定エディタ アプリケーションを使用して、設定ソースの GConf キーを設定することもできます。 設定エディタアプリケーションの詳細については、『GConf エディタのマニュアル』を参照してください。

スクリーンロックとログアウトを無効にする

スクリーンロックとログアウト機能を無効にするには、/desktop/gnome/lockdown/disable_lockscreen_and_logout キーを true に設定します。

スクリーンロックとログアウト機能を無効化すると、次の項目がパネルから削除されます。

コマンドライン操作を無効にする

コマンドラインからの操作を無効にするには、/desktop/gnome/lockdown/disable_command_line キーを true に設定します。

コマンドライン操作を無効にすると、次の項目がパネルから削除されます。

パネル設定を無効にする

パネルの設定を無効にするには、/desktop/gnome/lockdown/lockdown_panel_config キーを true に設定します。

パネル設定を無効にすると、ユーザーインタフェースが次のように変更されます。

アプリケーションを制限する

ユーザーが起動できるアプリケーションを制限するには、次のキーを使用します。

ユーザーが起動できるアプリケーションを制限するには、/desktop/gnome/lockdown/restrict_application_launching キーを true に設定します。

起動できるアプリケーションを制限すると、ユーザーインタフェースが次のように変更されます。