Nautilus
ファイルマネージャの一部の機能を変更して、パフォーマンスを改善できます。
ファイルマネージャには、パフォーマンスに関連する設定があります。 各パフォーマンス設定は、3 つの値のうち 1 つを持ちます。 以下の表は、3 つの値を説明しています。
値 |
説明 |
---|---|
always |
ローカルファイルと、別のファイルシステム上のファイルの両方に対して、動作を実行する |
local_only |
ローカルファイルに対してのみ動作を実行する パフォーマンス設定を local_only セットすると、CPU 使用率は減少します |
never |
動作を実行しない パフォーマンス設定を never にセットすると、CPU 使用率とネットワークトラフィックは減少します |
以下の表は、ファイルマネージャのパフォーマンス設定を説明しています。 パフォーマンスを上げるには、設定値を never に設定します。
ファイルマネージャには、サイド区画とツールバーをオフにできる設定が含まれています。 サイド区画とツールバーをオフにすると、ファイルマネージャのパフォーマンスが改善します。
サイド区画をオフにするには、次のコマンドを実行します。
# gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/preferences/start_with_sidebar false
# gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/preferences/start_with_toolbar false
ロケーションバーもオフに設定できます。 Ctrl + L キーボードショートカットを使用して、ロケーションバーを必要に応じて表示できます。
ロケーションバーをオフにするには、次のコマンドを実行します。
# gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/preferences/start_with_location_bar false
ファイルマネージャには、Nautilus
を使用してデスクトップを管理できる設定が含まれています。 デスクトップを無効にすることで、パフォーマンスを改善できます。 デスクトップを無効にした場合、次の操作を行えません。
「デスクトップ」メニューを使用すること
ファイルマネージャを使用してデスクトップ背景のパターンまたは色の変更
ごみ箱などのデスクトップオブジェクトの使用 デスクトップオブジェクトは、デスクトップに表示されません。
デスクトップを無効にするには、次のコマンドを実行します。
# gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/preferences/show_desktop false