Sun N1 System Manager 1.3 サイト計画の手引き

構成例

この節では、N1 System Manager の機器の設計と接続に役立つ構成例および各構成例での接続に関する情報を提供します。

ネットワークごとに別のスイッチを使う構成など、ほかにも構成は可能です。ネットワークは、VLAN とスイッチの任意の組み合わせで実装できます。管理、プロビジョニング、およびデータの各ネットワークには、それぞれ別個の VLAN を割り当てるようにします。


注 –

このあとの各構成例では、組織内ネットワークのアクセスは、管理サーバーへの接続として示しています。組織内ネットワークから N1 System Manager へのアクセスには、管理サーバーではなくスイッチを使うこともできます。


管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、データネットワークを別々にした構成

この節では、N1 System Manager の機器の設計と接続に役立つ構成例および各構成例での接続に関する情報を提供します。

図 2–1 管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、データネットワークを別々にした構成

図: 管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、データネットワークを別々にした構成

ネットワークを設計するときには、次のことを念頭においてください。

管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、データネットワークを別々にした構成の場合の接続の要件を要約すると、次のようになります。

管理ネットワークとプロビジョニングネットワークを結合し、データネットワークを別にした構成

図 2–2 管理ネットワークとプロビジョニングネットワークを結合し、データネットワークを別にした構成

図: 管理ネットワークとプロビジョニングネットワークを結合し、データネットワークを別にした構成

この構成では次のようになります。


注意 – 注意 –

静的に割り当てられる管理ネットワークの IP アドレスと、OS プロビジョニング時に使われる、動的に割り当てられる IP アドレスは、同じネットワーク内にあります。 N1 System Manager では、IP アドレスは管理されません。プロビジョニング時に使われる IP アドレスが、管理ネットワークの IP アドレスと重複しないように確認する必要があります。


管理ネットワークとプロビジョニングネットワークが結合され、データネットワークは別個の構成の場合の接続の要件を要約すると、次のようになります。

プロビジョニングネットワークとデータネットワークを結合し、管理ネットワークを別にした構成

図 2–3 プロビジョニングネットワークとデータネットワークを結合し、管理ネットワークを別にした構成

図: プロビジョニングネットワークとデータネットワークを結合し、管理ネットワークを別にした構成

この構成では次のようになります。


注意 – 注意 –

データネットワーク上での DHCP サービスは、N1 System Manager の DHCP サービスのみである必要があります。


データネットワークとプロビジョニングネットワークが結合され、管理ネットワークは別個の構成の場合の接続の要件を要約すると、次のようになります。

プロビジョニングネットワーク、データネットワーク、管理ネットワークを結合した構成

図 2–4 プロビジョニングネットワーク、データネットワーク、管理ネットワークを結合した構成

図: プロビジョニングネットワークとデータネットワークを結合し、管理ネットワークを別にした構成

この構成では次のようになります。


注意 – 注意 –

データネットワーク上での DHCP サービスは、 N1 System Manager の DHCP サービスのみである必要があります。


管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、データネットワークを結合した構成の場合の接続の要件を要約すると、次のようになります。

制限モード (管理ネットワークのみ)

図 2–5 制限モード (管理ネットワークのみ)

図: 制限モード (管理ネットワークのみ)

この構成では次のようになります。

制限モード (プロビジョニングネットワークのみ)

図 2–6 制限モード (プロビジョニングネットワークのみ)

図: 制限モード (プロビジョニングネットワークのみ)

この構成では次のようになります。

管理ネットワークだけで構成した場合の、接続の要件を要約すると次のようになります。