Sun N1 System Manager 1.3 サイト計画の手引き

サイト計画

この節では、管理サーバーとスイッチの要件を決定する手引きを示します。この項では、次の内容について説明します。

管理サーバーに関する注意事項

管理サーバーに関して最初に考慮することは、ハードドライブの容量と、管理対象となる管理可能なサーバーの台数です。

管理サーバーのサイズ設定の手引きを次の表に示します。

表 2–9 管理サーバーハードウェアのサイズ設定の手引き

小規模環境:1 〜 128 の管理対象サーバー

 

プロセッサ総数 

1 つ以上のシングルコア AMD Opteron プロセッサ 

1 つ以上の 1x1 Ghz Ultra SPARC IIIi 以上 

 

総メモリ 

4G バイト以上 

 

ファイルシステムの総容量 

72G バイト以上 

 

メディア 

DVD ROM ドライブ 1 つ 

 

要件を満たすモデル 

Sun Fire V20z、V40z、X2100、X4100、X4200、V210、V240、V440、V490、および T1000 

 

構成例 

Sun Fire V20z シングルプロセッサ (シングルコア) Opteron プロセッサ、4G バイトの RAM、1x72G バイトの HDD、DVD ROM ドライブ 

中規模環境:129 〜 256 の管理対象サーバー

 

プロセッサ総数 

2 つ以上のシングルコア AMD Opteron プロセッサ、または 1 つ以上のデュアルコア AMD Opteron プロセッサ 

2 つ以上の 1x1 Ghz Ultra SPARC IIIi 以上 

 

総メモリ 

8G バイト以上 

 

ファイルシステムの総容量 

144G バイト以上 

 

メディア 

DVD ROM ドライブ 1 つ 

 

要件を満たすモデル 

Sun Fire V20z、V40z、X4100、X4200、V210、V240、V280、V440、V490、および T2000 

 

構成例 

Sun Fire V40z デュアルプロセッサ (デュアルコア)、8G バイトの RAM、1x146G バイトの HDD、DVD ROM ドライブ 

大規模環境:257 〜 512 の管理対象サーバー

 

プロセッサ総数 

4 つのシングルコア AMD Opteron プロセッサ、または 2 つ以上のデュアルコア AMD Opteron プロセッサ 

4 つの 1x1 Ghz Ultra SPARC IIIi 以上 

 

総メモリ 

16G バイト以上 

 

ファイルシステムの総容量 

300G バイト以上 

 

メディア 

DVD ROM ドライブ 1 つ 

 

要件を満たすモデル 

Sun Fire V40z、V490、X4100、X4200、V440、および T2000 

 

構成例 

Sun Fire V40z デュアルプロセッサ (デュアルコア)、16G バイトの RAM、1x300G バイトの HDD、DVD ROM ドライブ 

スイッチに関する注意事項

スイッチの要件は、次の要素で決定します。

タイプごとにスイッチに必要なポート数を割り出し、スイッチのポート数の合計を決定するのに役立つワークシートを次に示します。

表 2–10 スイッチのポートの要件のワークシート

サーバーの種類 

10/100 ポート 

10/100/1000 ポート 

管理サーバー

   
 
  • 管理ネットワークとプロビジョニングネットワークを別々にした場合:

    10/100 の列に「1」と記入します。

    管理サーバーに、3 枚目の 1G ビット NIC を設置していない場合は 10/100/1000 ポートの列に「1」と記入します。

    3 枚目の 1G ビット NIC を設置している場合は、10/100/1000 の列に「2」と記入します。

  • 管理ネットワークだけの場合:

    10/100 の列に「1」と記入します。

  • プロビジョニングネットワークだけの場合:

    10/100/1000 の列に「1」と記入します。

合計: __________ 

合計: __________ 

 

RIS サーバー

   
 

プロビジョニングネットワークがある場合は、10/100/1000 の列に「1」と記入します。  

   
 

管理可能なサーバー

   
 
  • 管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、およびデータネットワークを別々にした場合:

    管理可能なサーバーの数を合計し、その数を 10/100 の列に記入します。

    管理可能なサーバーの数を 2 倍にし、その数を 10/100/1000 の列に記入します。

  • データネットワークとプロビジョニングネットワークを結合し、管理ネットワークを別にした場合:

    管理可能なサーバーの数を合計し、その数を 10/100 の列と 10/100/1000 の列を記入します。

  • 管理ネットワーク、プロビジョニングネットワーク、およびデータネットワークを結合した場合:

    管理可能なサーバーの数を 2 倍にし、その数を 10/100/1000 の列に記入します。

  • 管理ネットワークだけの場合:

    管理可能なサーバーの数を合計し、その数を 10/100 の列だけに記入します。

  • プロビジョニングネットワークだけの場合:

    管理可能なサーバーの数を合計し、その値を 10/100/1000 の列だけに記入します。

合計: __________ 

合計: __________ 

       

組織内ネットワーク用の 10/100/100 接続: 

 

合計: 1 

       
 

各列のポート数の合計: 

10/100 ポート: 

10/100/1000 ポート: 

 

合計: _________ 

合計: _________ 

上記の合計数を使って、スイッチの要件を決定してから、サイト計画に従ってサーバーとスイッチを接続します。