ここでは、コマンド行を使用して、管理対象サーバーまたは管理対象サーバーのグループのハードウェアの健全性とオペレーティングシステムの健全性の監視を有効にする手順を示します。ハードウェアの健全性と OS の健全性の監視は、いずれもこのコマンドで有効にします。OS の健全性の監視を有効にするには、そのサーバーまたはサーバーグループに OS 監視機能がインストールされている必要があります。管理対象サーバーまたは管理対象サーバーのグループに OS 監視機能がインストールされていない場合は、ハードウェアの健全性の監視だけが有効になります。
この手順でコマンドを実行してから監視が有効になるまでに最大で 1 分かかります。
server という名前の管理対象サーバーで管理エージェント IP とセキュリティー資格を有効にするには、「OS 監視のサポート」の説明に従って、管理対象サーバーまたは管理対象サーバーのグループに管理機能を追加します。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
monitored 属性を true に設定します。
set server コマンドを使用します。
N1-ok> set server server monitored true |
この手順の server は、監視する管理対象サーバーの名前です。
管理対象サーバーのグループの場合は、set group コマンドを使用して、monitored 属性を true に設定します。
N1-ok> set group group monitored true |
このコマンドは、すでに名前を付けた管理対象サーバーのグループに対して実行します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「set group」を参照してください。この手順の group は、監視する管理対象サーバーのグループの名前です。
詳細を表示して監視が有効になっていることを確認します。
管理対象サーバーの詳細を表示します。
N1-ok> show server server |
サーバーグループの場合は、管理対象サーバーのグループの詳細を表示し、グループ内の各管理対象サーバーに対して監視が有効になっていることを確認します。
N1-ok> show group group |
詳細な監視情報が表示されます。表示される情報は、ハードウェア健全性、OS 健全性、およびネットワークの到達可能性です。OS 健全性監視のしきい値も表示されます。監視しきい値については、「監視しきい値」で説明しています。