ここでは、コマンド行を使用して、管理対象サーバーまたは管理対象サーバーのグループのハードウェアの健全性とオペレーティングシステムの健全性の監視を無効にする手順を示します。OS 監視機能が追加されている場合、このコマンドによってハードウェア健全性と OS 健全性の両方の監視が無効になります。
この手順でコマンドを実行してから監視が無効になるまでに最大で 1 分かかります。
保守作業を行う場合は、ハードウェアコンポーネントの監視を無効にして、イベントが生成されないようにすることができます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
monitored 属性を false に設定します。
set server コマンドを使用します。
N1-ok> set server server monitored false |
この例の server は、監視を停止する管理対象サーバーの名前です。このコマンドを実行すると、指定したサーバーの監視が無効になります。管理対象サーバーの監視を無効にすると、その管理対象サーバーに関する属性のしきい値違反があっても、イベントは生成されません。
サーバーグループの場合は、set group コマンドを使用して、monitored 属性を false に設定します。
N1-ok> set group group monitored false |
このコマンドは、すでに名前を付けた管理対象サーバーのグループに対して実行します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.3 コマンド行リファレンスマニュアル』の「set group」を参照してください。この手順の group は、監視を無効にする管理対象サーバーのグループの名前です。
詳細を表示して監視が無効になっていることを確認します。
管理対象サーバーの詳細を表示します。
監視が無効であることが出力に示されます。
N1-ok> show server server |
特定の OS 健全性の属性の値を監視する必要がない場合は、その属性に対するしきい値の重要度を無効にすることができます。この場合、他の OS 健全性の属性は引き続き監視することができます。これで、不要なアラームを防ぐことができます。例 6–9 に、この方法を示します。しきい値の全般的な情報については、「監視しきい値」を参照してください。OS 健全性の監視機能は削除することもできます。「OS 監視機能を削除する」を参照してください。
管理対象サーバーのグループの場合は、管理対象サーバーのグループの詳細を表示して、グループ内の各管理対象サーバーの監視が無効になっていることを確認します。
N1-ok> show group group |