Sun Cluster Geographic Edition のインストール

ProcedureSun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアップグレードする

この手順はクラスタのすべてのノード上で実施してください。この手順は、複数のノードで同時に行えます。


注意 – 注意 –

クラスタがパートナーシップにある場合は、両方のパートナーを Sun Cluster Geographic Edition 2006 3.1 Q4 ソフトウェアにアップグレードしたあとで、Sun Cluster Geographic Edition 2006 3.1 Q4 ソフトウェアを起動できます。


  1. GUI で uninstaller ユーティリティーを使用するには、インストール作業を行うクラスタノードの表示環境を、GUI を表示するように設定します。


    % xhost +
    % setenv DISPLAY nodename:0.0
    
  2. Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをアンインストールするノードまたはクラスタでルートになります。


    % su
  3. Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ソフトウェアのアンインストール

    • Solaris OS 10 を使用している場合は、『Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ご使用にあたって』「Sun Cluster Geographic Edition インストーラが Solaris 10 上で動作しない (6350105)」を参照してください。

    • Solaris OS 8 または 9 を使用している場合は、『Sun Cluster Geographic Edition のインストール』の「Solaris OS 9 および 10 での Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。

    Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのシャットダウン中にアプリケーションを実行したままにする方法については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの無効化」を参照してください。

  4. すべてのノードがクラスタに含まれていて、オンラインになっていることを確認します。

    クラスタの現在の状態を表示するには、任意のノードから次のコマンドを実行します。


    % scstat
    

    詳細は、scstat(1M) のマニュアルページを参照してください。

    同じノード上の /var/adm/messages ログに、解決されていないエラーや警告メッセージがないかどうかを確認します。

  5. 共通エージェントコンテナ 1.1 にアップグレードします。

    詳細は、『Sun Java Enterprise System 2006Q3 Upgrade Guide』「Upgrading Common Agent Container」を参照してください。

  6. 第 2 章「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのインスール」の説明に従って Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールします。

  7. 「パッチのインストール」の説明に従ってすべての必要なパッチをインストールします。

  8. このクラスタとパートナーシップを持っているすべてのクラスタで、上記の手順を繰り返します。

  9. Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをクラスタのすべてのノードにインストールしたら、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを有効にします。


    # geoadm start
    
  10. 両方のパートナークラスタ上のすべてのハートビートから、ICRM プラグインを削除します。


    phys-paris-1 # geohb remove-plugin icrm_plugin hb_paris~new-york
    phys-paris-1 # geohb remove-plugin icrm_plugin hb_new-york~paris
    phys-newyork-1 # geohb remove-plugin icrm_plugin hb_paris~new-york
    phys-newyork-1 # geohb remove-plugin icrm_plugin hb_new-york~paris
    
  11. クラスタのアップグレードの準備中に削除したすべてのアプリケーションリソースを、保護グループに再度追加します。


    # geopg add-resource-group resourcegroup protectiongroupname
    

    詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。

  12. 追加したすべての保護グループを起動します。


    # geopg start  protectiongroupname -e local | global [-n]
    

    詳細は、geopg(1M) のマニュアルページを参照してください。

次の手順

「Sun Cluster Geographic Edition 2006 3.1 Q4 ソフトウェアのアップグレードの確認方法 」に進みます。