Sun Cluster Geographic Edition のインストール

Solaris OS 9 または 10 でのソフトウェアのインストール

Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、installer ユーティリティーを使用し、地理的に離れたクラスタ内の各クラスタの全ノードにインストールする必要があります。

ProcedureGUI を使用して Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールする

ここでは、Solaris OS 9 または 10 で GUI を使用して Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールする方法について説明します。

Solaris OS 8 がインストールされている場合は、「Solaris OS 8 でのソフトウェアのインストール」を参照してください。

始める前に

ソフトウェアのインストールを始める前に、次の準備を行います。

  1. GUI で installer プログラムを使用するには、インストール作業を行うクラスタノードの表示環境を、GUI を表示するように設定します。


    % xhost +
    % setenv DISPLAY nodename:0.0
    
  2. Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールするクラスタでルートになります。


    注 –

    Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、クラスタの全ノードにインストールする必要があります。



    % su
    
  3. Sun Java ES 2006Q4 DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに挿入します。

    ボリューム管理デーモン vold(1M) が実行されていて、CD-ROM または DVD を管理するように構成されている場合は、デーモンによってメディアが自動的に /cdrom/cdrom0/ ディレクトリにマウントされます。

  4. DVD-ROM の Sun Java ES インストールウィザードディレクトリに移動します。SPARC プラットフォームにソフトウェアパッケージをインストールする場合は、次のコマンドを入力します。


    # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_sparc
    

    x86 プラットフォームにソフトウェアパッケージをインストールする場合は、次のコマンドを入力します。


    # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_x86
    
  5. Sun Java ES インストールウィザードプログラムを起動します。


    # ./installer
    
  6. 画面の指示に従って、Sun Cluster Geographic Edition フレームワークソフトウェアをクラスタにインストールします。

    インストーラが起動し、開始画面が表示されます。

    インストールが完了すると、インストールログを表示できます。

    途中でインストーラを終了するには、「取消し」をクリックします。

  7. 「標準」または「カスタム」インストールを選択します。

    「標準」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントとともに Sun Cluster Geographic Edition データ複製もインストールされます。

    「カスタム」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントがインストールされます。

  8. ソフトウェアのロケールを選択します。

    選択した言語が、選択したすべてのコンポーネントに対してインストールされます。言語を選択するたびに追加パッケージがインストールされ、インストールに必要なディスク容量が増えます。英語は必ずインストールされます。


    注 –

    クラスタ内のすべてのノードに同じデフォルトロケールを指定する必要があります。


  9. 「カスタム」インストールを選択した場合、インストールする必要がある Sun Cluster Geographic Edition データ複製を選択します。

  10. インストールする必要があるすべてのソフトウェアコンポーネントを選択したことを確認して、「今すぐインストール」をクリックします。

  11. Sun Java ES 2006Q4 DVD-ROM を DVD-ROM ドライブから取り出します。

次の手順

必要なパッチをインストールします。「パッチのインストール」に進みます。

クラスタ上で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを構成します。第 4 章「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの有効化と構成」に進みます。

Procedureテキストベースインタフェースを使用して Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールする

ここでは、Solaris OS 9 または 10 でテキストベースインタフェースを使用して Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールする方法について説明します。

Solaris OS 8 がインストールされている場合は、「Solaris OS 8 でのソフトウェアのインストール」を参照してください。

始める前に

ソフトウェアのインストールを始める前に、次の準備を行います。

これらのガイドラインに従い、次に示す手順で対話式の installer ユーティリティーを使用します。

  1. Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアをインストールするクラスタでルートになります。


    注 –

    Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、クラスタの全ノードにインストールする必要があります。



    % su
    
  2. CD-ROM ドライブに Sun Cluster Geographic Edition CD-ROM を挿入します。

  3. installer ユーティリティーがある CD-ROM のルートディレクトリに移動します。


    # cd cdroot/Solaris_sparc/Product/sun_cluster_geo
    
  4. テキストベースインタフェースを使用することを示す -nodisplay オプションを使用して、installer ユーティリティーを起動します。


    # ./installer -nodisplay
    
  5. インストーラページの指示に従って、Sun Cluster Geographic Edition フレームワークソフトウェアをクラスタにインストールします。

    インストールが完了すると、インストールログを表示できます。

    途中でインストーラを終了するには、! 文字を入力します。

  6. 「標準」または「カスタム」インストールを選択します。

    「標準」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントとともに Sun Cluster Geographic Edition データ複製もインストールされます。

    「カスタム」インストールでは、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのコアコンポーネントがインストールされます。

  7. ソフトウェアのロケールを選択します。

    選択した言語が、選択したすべてのコンポーネントに対してインストールされます。言語を選択するたびに追加パッケージがインストールされ、インストールに必要なディスク容量が増えます。英語は必ずインストールされます。


    注 –

    クラスタ内のすべてのノードに同じデフォルトロケールを指定する必要があります。


  8. 「カスタム」インストールを選択した場合、インストールする必要がある Sun Cluster Geographic Edition データ複製を選択します。

  9. インストールする必要があるソフトウェアコンポーネントをすべて選択したことを確認します。

  10. CD-ROM に含まれていないディレクトリに移動し、CD-ROM を取り出します。


    # eject cdrom
    
次の手順

必要なパッチをインストールします。「パッチのインストール」に進みます。

クラスタ上で Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアを構成します。第 4 章「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの有効化と構成」に進みます。