ハートビート喪失通知の設定には、2 つのパートナーシッププロパティー、Notification_emailaddrs と Notification_actioncmd を使用します。これらのプロパティーを指定するには、geops コマンドを使用します。
これらのプロパティーは、パートナーシップの作成時にデフォルトのハートビートに対して指定できます。詳細は、「パートナーシップを作成する方法」を参照してください。「ハートビートのプロパティーを変更する方法」に記載されている方法でも、これらのプロパティーを変更できます。
電子メールでハートビート喪失通知を受けるには、Notification_emailaddrs プロパティーを設定します。コンマで区切り、複数の電子メールアドレスを指定できます。電子メール通知を使用する場合は、クラスタノードが電子メールクライアントとして構成されていなければいけません。メールサービスの設定方法については、『Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)』を参照してください。
ハートビート喪失時にコマンドを実行するには、 Notification_actioncmd プロパティーを設定します。
この例では、パートナーシップ paris-newyork-ps に対する通知電子メールアドレスとカスタム通知スクリプトを指定する方法を示します。
phys-paris-1# geops set-prop \ -p Notification_emailaddrs=ops@paris.com,ops@newyork.com \ -p Notification_actioncmd=/opt/hb_action.sh paris-newyork-ps |