すべてのクラスタ上の保護グループを削除するには、保護グループが存在する各クラスタで geopg delete コマンドを実行します。
保護グループを削除するには、次の条件が満たされているかをまず確認する必要があります。
保護グループがローカルに存在する。
ローカルクラスタ上で保護グループがオフラインになっている。
アプリケーションリソースグループをオンラインにしたまま保護グループを削除するには、削除対象の保護グループからアプリケーションリソースグループを除去する必要があります。
保護グループを削除するクラスタ (例: cluster-paris) 上のノードにログインします。
cluster-paris は主クラスタです。クラスタ構成の例については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition クラスタ構成の例」を参照してください。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
保護グループを削除します。
このコマンドは、ローカルクラスタから保護グループの構成を削除します。また、削除対象の保護グループに含まれる、各デバイスグループの軽量リソースグループと複製リソースグループも削除されます。
# geopg delete protectiongroupname |
保護グループの名前を指定します。
削除に失敗した場合、Configuration 状態は Error に設定されます。エラーの原因を修正し、geopg delete コマンドを再実行します。
この例では、保護グループを両方のパートナークラスタから削除する方法を示します。
# rlogin cluster-paris -l root cluster-paris# geopg delete avspg # rlogin cluster-newyork -l root cluster-newyork# geopg delete avspg |
この例では、2 つのアプリケーションリソースグループ (apprg1 と apprg2) をオンライン状態にしたまま、それらが共有している保護グループ avspg を削除する方法を示します。
保護グループからアプリケーションリソースグループを除去し、続いて保護グループを削除します。
# geopg remove-resource-group apprg1,apprg2 avspg # geopg stop -e global avspg # geopg delete avspg |