Sun N1 Grid Engine 6.1 インストールガイド

ProcedureBerkeley DB サーバーを使用して 6.1 ソフトウェアにアップグレードする方法


64 ビット SPARC のみ –

64 ビット Solaris システムでは、64 ビット Berkeley DB サーバーを使用できませんでした。代わりに、32 ビットサーバーが使用されていました。バックアップまたは復元を行うには、32 ビットの db_dump および db_load バイナリを推奨します。Solaris の 32 ビットパッケージもインストールする必要があります。6.0 Update 9 よりも前のすべての N1 Grid Engine リリースおよびパッチでは、./inst_sge -bup コマンドを使用してバックアップを行なってください。N1 Grid Engine 6.0 Update 10 では libdb-4.2.so ファイルが検索されますが、このファイルはありません。その結果、バックアップに失敗します。その場合は、バックアップが機能するように次のコマンドを入力します。


% touch $SGE_ROOT/lib/sol-sparc/libdb-4.2.so

  1. クラスタをバックアップします。

  2. クラスタを停止します。

    次のコマンドを入力します。


    % qconf -ke all -ks -km
    
  3. Berkeley DB サーバーを停止します。

    次のコマンドを入力します。


    % sgebdb stop
    
  4. 新しいバイナリを $SGE_ROOT ディレクトリに展開します。

    古いファイルを新しいファイルで置き換えます。

  5. クラスタ構成を復元します。

  6. アップグレード手順を開始します。

    次のコマンドを入力します。


    % ./inst_sge -upd
    

    説明に従い、表示された質問に回答してください。この更新では、rc ファイルと設定ファイルが再作成されます。

  7. クラスタを再起動します。

    sgemaster sgeexecd の各 rc ファイルを使用します。

  8. Berkeley DB サーバー、マスターホスト、および実行ホストを再起動します。

  9. アップグレードが完了します。