64 ビット Solaris システムでは、64 ビット Berkeley DB サーバーを使用できませんでした。代わりに、32 ビットサーバーが使用されていました。バックアップまたは復元を行うには、32 ビットの db_dump および db_load バイナリを推奨します。Solaris の 32 ビットパッケージもインストールする必要があります。6.0 Update 9 よりも前のすべての N1 Grid Engine リリースおよびパッチでは、./inst_sge -bup コマンドを使用してバックアップを行なってください。N1 Grid Engine 6.0 Update 10 では libdb-4.2.so ファイルが検索されますが、このファイルはありません。その結果、バックアップに失敗します。その場合は、バックアップが機能するように次のコマンドを入力します。
% touch $SGE_ROOT/lib/sol-sparc/libdb-4.2.so |
クラスタをバックアップします。
クラスタを停止します。
次のコマンドを入力します。
% qconf -ke all -ks -km |
Berkeley DB サーバーを停止します。
次のコマンドを入力します。
% sgebdb stop |
新しいバイナリを $SGE_ROOT ディレクトリに展開します。
古いファイルを新しいファイルで置き換えます。
クラスタ構成を復元します。
アップグレード手順を開始します。
次のコマンドを入力します。
% ./inst_sge -upd |
説明に従い、表示された質問に回答してください。この更新では、rc ファイルと設定ファイルが再作成されます。
クラスタを再起動します。
sgemaster と sgeexecd の各 rc ファイルを使用します。
Berkeley DB サーバー、マスターホスト、および実行ホストを再起動します。
アップグレードが完了します。