実行ホストを構成する前に、『Sun N1 Grid Engine 6.1 インストールガイド』の「実行ホストをインストールする方法」の説明に従って、実行ホストにソフトウェアをインストールしてください。
実行ホストを構成するには、「QMON Main Control」ウィンドウで「Host Configuration」ボタンをクリックしてから、「Execution Host」タブをクリックします。「Execution Host」タブは次の図のようになっています。
実行ホストから管理または発行コマンドが使用できるのは、実行ホストも管理または発行ホストとして宣言されている場合のみです。「QMON を使用した管理ホストの構成」および 「QMON を使用した発行ホストの構成」を参照してください。
「Hosts」リストには、すでに定義されている実行ホストが表示されます。
「Load Scaling」リストには、選択した実行ホストに対して現在構成されている負荷スケーリング係数が表示されます。負荷パラメータの詳細については、「負荷パラメータ」を参照してください。
「Access Attributes」リストにはアクセス権が表示されます。アクセス権の詳細については、第 4 章「ユーザーアクセスの管理」を参照してください。
「Consumables/Fixed Attributes」リストには、ホストと関連付けられている消費可能リソース属性および固定リソース属性の、リソースの可用性が表示されます。リソース属性の詳細については、「コンプレックスリソース属性」を参照してください。
「Reporting Variables」リストには、実行ホストから負荷レポートが受信された場合に、レポートファイルに書き込まれる変数が表示されます。レポート変数の詳細については、「レポート変数の定義」を参照してください。
「Usage Scaling」リストには、さまざまなマシンの個別の使用率メトリック CPU、メモリー、および I/O の現在のスケーリング係数が表示されます。リソースの使用率は、現在実行中の各ジョブに関して、sge_execd によって定期的に報告されます。スケーリング係数は、ジョブを実行中のユーザーまたはプロジェクトに関して、特定のマシンでのリソース使用率の相対的なコストを示しています。たとえばこれらの係数は、400 MHz プロセッサでの 1 秒の CPU 時間のコストを、600 MHz CPU と比較することに使用できます。「Usage Scaling」ウィンドウに表示されないメトリックのスケーリング係数は 1 です。
実行ホストを追加または変更するには、「Add」または「Modify」をクリックします。「Add/Modify Exec Host」ダイアログボックスが表示されます。
「Add/Modify Exec Host」ダイアログボックスでは、実行ホストに関連付けられているすべての属性を変更できます。「Host」フィールドには、既存の実行ホストの名前が表示されます。
新しい実行ホストを追加する場合は、「Host」フィールドに名前を入力します。
スケーリング係数を定義するには、「Scaling」タブをクリックします。
「Load Scaling」テーブルの「Load」カラムには使用可能なすべての負荷パラメータが表示され、「Scale Factor」カラムには、対応するスケーリングの定義が表示されます。「Scale Factor」カラムは編集できます。有効なスケーリング係数は、固定小数点または科学的記数法形式の正の浮動小数点数です。
「Usage Scaling」テーブルの「Usage」カラムには、使用率メトリック CPU、メモリー、および I/O の現在のスケーリング係数が表示されます。「Scale Factor」カラムには、対応するスケーリングの定義が表示されます。「Scale Factor」カラムは編集できます。有効なスケーリング係数は、固定小数点または科学的記数法形式の正の浮動小数点数です。
リソース属性を定義してホストと関連付けるには、「Consumables/Fixed Attributes」タブをクリックします。
ホストと関連付けられているリソース属性は、「Consumables/Fixed Attributes」テーブルに表示されます。
現在のコンプレックス構成に関する詳細な情報が必要な場合、またはその情報を変更したい場合は、「Complex Configuration」ダイアログボックスを使用します 。コンプレックスリソース属性の詳細については、「コンプレックスリソース属性」を参照してください。
「Consumables/Fixed Attributes」テーブルには、値が現在定義されている対象であるすべてのリソース属性が表示されます。「Name」または「Value」カラム名のいずれかをクリックすることで、リストを拡張できます。「Attribute Selection」ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、コンプレックスで定義されているすべてのリソース属性が含まれています。
「Consumables/Fixed Attributes」テーブルに属性を追加するには、属性を選択してから「OK」をクリックします。
属性値を変更するには、「Value」フィールドをダブルクリックしてから値を入力します。
属性を削除するには、属性を選択してから Control + D キーを押すか、マウスボタン 3 をクリックします。「OK」をクリックして、その属性を削除することを確認します。
以前に構成したユーザーアクセスリストに基づいて実行ホストに対するユーザーのアクセス権を定義するには、「User Access」タブをクリックします。
以前に構成したプロジェクトに基づいて実行ホストに対するプロジェクトのアクセス権を定義するには、「Project Access」タブをクリックします。
レポート変数を定義するには、「Reporting Variables」タブをクリックします。
「Available」リストには、実行ホストから負荷レポートが受信された場合にレポートファイルに書き込み可能なすべての変数が表示されます。
「Available」リストからレポート変数を選択してから赤い右矢印をクリックし、選択した変数を「Selected」リストに追加します。
「Selected」リストからレポート変数を削除するには、変数を選択してから赤い左矢印をクリックします。
実行ホストを削除するには、「QMON Main Control」ウィンドウで「Host Configuration」ボタンをクリックしてから、「Execution Host」タブをクリックします。
「Execution Host」ダイアログボックスで、削除するホストを選択してから「Delete」をクリックします。
実行ホストデーモンを停止するには、「QMON Main Control」ウィンドウで「Host Configuration」ボタンをクリックしてから、「Execution Host」タブをクリックします。
「Execution Host」ダイアログボックスで、ホストを選択してから「Shutdown」をクリックします。