階層ツリーはグラフィカルな表示と編集に適しているため、QMON を使用して共有ツリーポリシーを構成します。ただし、共有ツリーの変更をシェルスクリプトで統合する必要がある場合は、qconf コマンドとそのオプションなどを使用できます。
コマンド行から共有ポリシーを構成するには、適切なオプションを使用して qconf コマンドを使用します。
qconf のオプションである -astree、-mstree、-dstree、および -sstree を使用すると、次の操作を実行できます。
新しい共有ツリーの追加
既存の共有ツリーの変更
共有ツリーの削除
共有ツリーの構成の表示
これらのオプションの詳細については、qconf(1) のマニュアルページを参照してください。share_tree(5) マニュアルページでは、共有ツリーの構成の書式が説明されています。
-astnode、-mstnode、 -dstnode、および -sstnode の各オプションは、共有ツリー全体ではなく、1 つのノードに対応します。ノードは、ディレクトリパスと同じように、すべての親ノードを通過して共有ツリーを下る、パスとして参照されます。上記のオプションを使用すると、ノードの追加、変更、削除、および表示を行うことができます。ノードに含まれる情報には、その名前と、関連付けられた配分があります。
CPU、メモリー、および I/O の使用率パラメータの重みは、usage_weight としてスケジューラ構成に含まれています。半減期の重みは、halftime としてスケジューラ構成に含まれています。補正係数は、compensation_factor としてスケジューラ構成に含まれています。qconf の -msconf および -ssconf オプションを使用することで、コマンド行からスケジューラ構成にアクセスできます。書式の詳細については、sched_conf(5) のマニュアルページを参照してください。