この設定の目的は、経時でのすべてのクラスタリソースの配分割り当てを、異なるプロジェクトに保証することです。
スケジューラ構成で、共有ツリーチケットの数 (1000000 など) を指定します。
「QMON を使用したポリシーに基づくリソース管理の構成」、および sched_conf(5) のマニュアルページを参照してください。
(オプション) スケジューリング関連のユーザーごとに、1 人のユーザーを追加します。
「QMON を使用したユーザーオブジェクトの構成」、 および user(5) のマニュアルページを参照してください。
スケジューリング関連のプロジェクトごとに、1 つのプロジェクトを追加します。
「QMON を使用したプロジェクトの定義」、および project (5) のマニュアルページを参照してください。
QMON を使用して、すべてのスケジューリング関連のプロジェクトの構造をノードとして反映する、共有ツリーを設定します。
「QMON を使用した共有ツリーポリシーの構成」を参照してください。
プロジェクトに共有ツリーの配分を割り当てます。
たとえば、同じプロジェクトのジョブ間で優先順のスケジューリングを行う、プロジェクトに基づく共有ツリースケジューリングを作成する場合、次のようなシンプルな構造になります。
各ユーザーに等しい配分を設定する、プロジェクトに基づく共有ツリースケジューリングを作成する場合、次のようなシンプルな構造になります。
各プロジェクト内に個別のユーザー配分がある、プロジェクトに基づく共有ツリースケジューリングを作成する場合、プロジェクトに対するリーフとしてユーザーを追加します。続いて個別の配分を割り当てます。次のようなシンプルな構造になります。
個別の配分をごく少数のユーザーにのみ割り当てる場合、プロジェクトノードの下に、個別ユーザーと組み合わせて、ユーザー default を指定します。たとえば、上図のツリーを次のように要約することができます。