コマンド行からキューを構成するには、適切なオプションを使用して次のコマンドを入力します。
# qconf オプション |
qconf コマンドには次のオプションがあります。
-aq オプション (クラスタキューの追加) を使用すると、クラスタキュー構成用のテンプレートを含むエディタが表示されます。このエディタは、デフォルトの vi エディタか、EDITOR 環境変数により定義されたエディタのいずれかです。cluster-queue が指定されている場合、このクラスタキューの構成がテンプレートとして使用されます。クラスタキューを構成するには、テンプレートを変更してからそれを保存します。変更すべきテンプレートのエントリの詳細な説明については、queue_conf(5) のマニュアルページを参照してください。
-Aq オプション (ファイルからのクラスタキューの追加) を使用すると、ファイル filename を使用してクラスタキューを定義します。定義ファイルは、qconf -sq queue コマンドによって作成されたものである場合があります。
-cq オプション (キューのクリーニング) を使用すると、指定したクラスタキュー、キュードメイン、またはキューインスタンスの状態がクリーニングされ、アイドル状態になり、実行中のジョブから解放されます。状態は、現在の状態に関係なくリセットされます。このオプションはエラー状態を解除するときに便利ですが、通常の運用モードでは使用しないでください。
-dq オプション (クラスタキューの削除) を使用すると、使用可能なキューのリストから、引数リストで指定されているクラスタキューが削除されます。
-mq オプション (クラスタキューの変更) を使用すると、指定したクラスタキューが変更されます。-mq オプションを使用すると、変更すべきクラスタキューの構成を含むエディタが表示されます。このエディタは、デフォルトの vi エディタか、EDITOR 環境変数により定義されたエディタのいずれかです。クラスタキューを変更するには、構成を変更してから変更を保存します。
-Mq オプション (ファイルからのクラスタキューの変更) を使用すると、ファイル filename を使用して、変更したクラスタキュー構成を定義します。定義ファイルは、qconf -sq queue コマンドとそのあとの変更によって作成されたものである場合があります。
引数なしで -sq オプション (キューの表示) を使用すると、デフォルトのテンプレートクラスタキュー、キュードメイン、またはキューインスタンス構成が表示されます。引数付きで -sq オプションを使用すると、指定したキューの現在の構成が表示されます。
-sql オプション (クラスタキューリストの表示) を使用すると、現在構成されているすべてのクラスタキューのリストが表示されます。
qconf コマンドには次のオプションのセットがあり、これらを使用すると特定のキュー属性を変更できます。
-aattr – 属性の追加 |
-Aattr – ファイルからの属性の追加 |
-dattr – 属性の削除 |
-Dattr – ファイルに表示されている属性の削除 |
-mattr – 属性の変更 |
-Mattr – ファイルからの属性の変更 |
-rattr – 属性の置換 |
-Rattr – ファイルからの属性の置換 |
-sobjl – 構成オブジェクトのリストの表示 |
これらのオプションの使用法の説明と、その使用例については、「ファイルを使用した、キュー、ホスト、および環境の変更」を参照してください。これらのオプションの詳細については、qconf(1) のマニュアルページを参照してください。