遠隔マシンに root としてログインします。
Sun Management Center データベースアクセスグループとユーザーアカウントを作成します。
groupadd コマンドを使用し、アクセスグループ smcdbg を作成します。
remote# /usr/sbin/groupadd smcdbg |
/var/opt/SUNWsymon ディレクトリを作成します。
このディレクトリは、データベースユーザーアカウントが置かれる場所です。
remote# mkdir -p /var/opt/SUNWsymon |
useradd コマンドを使用してデータベースユーザーアカウント smcdbu を作成し、続いてこのユーザーアカウントをグループ smcdbg に追加します。
remote# /usr/sbin/useradd \ ...-d /var/opt/SUNWsymon/smcdbu \ -m -g smcdbg -s /bin/sh smcdbu |
NFS デーモン mountd を停止します。
remote# /etc/init.d/nfs.server stop |
遠隔ホスト上の /etc/dfs/dfstab ファイルを編集します。
次の行を追加します。
share —F nfs —o rw=admin-host,root=admin-host /
admin-host は、遠隔ホストに対して Sun Management Center をインストールするマシンの名前です。
たとえば、遠隔ホスト名が remote-server で、この遠隔ホストに Sun Management Center をインストールするために使用するマシンの名前が adminserver の場合、remote-server 上の /etc/dfs/dfstab ファイルのエントリは次のようになります。
share —F nfs —o rw=adminserver,root=adminserver
遠隔マシンの dfstab ファイル内のこのエントリは、マシン adminserver にログインしたルートユーザーアカウントにだけ遠隔の読み取り権限および書き込み権限を与えます。
/etc/dfs/dfstab を保存して閉じます。
NFS デーモン mountd を起動します。
remote# /etc/init.d/nfs.server start |
遠隔マシンで稼働している Solaris のバージョンを確認します。
remote# /usr/bin/uname -r |
遠隔ホストへの Sun Management Center のインストールの場合、es-inst スクリプトによって遠隔ホストで稼働している Solaris のバージョンの入力を求められます。
遠隔ホストへの Sun Management Center のインストールの場合、es-inst スクリプトによって遠隔マシンタイプの入力を求められます。
遠隔ホストマシンの es-inst が必要とするこの情報は、次のコマンドで生成できます。
remote# /usr/platform/platform/sbin/prtdiag | /usr/bin/head -1 \ | /usr/bin/cut -f2 -d: |
platform は、コマンド uname -i の出力です。
次に例を示します。
remote# /usr/bin/uname -i SUNW,Ultra remote# /usr/platform/SUNW,Ultra/sbin/prtdiag | /usr/bin/head -1 | /usr/bin/cut -f2 -d: Sun Microsystems sun4u Sun Ultra UPA/PCI (UltraSPARC-IIi 333 MHz) |
遠隔ホストマシンタイプの情報をローカルホスト上の一時ファイルにコピーしてください。コピーしておくことで、es-inst が遠隔ホストマシンタイプの入力を求める際にその情報をペーストできます。
遠隔マシンからログオフします。
以上の操作が終わると、次に示された方法で遠隔ホストに Sun Management Center をインストールできるようになります。