エージェントマシンに root としてログインします。
別のサーバーにエージェントを割り当て直す
別のサーバーにエージェントを割り当てるには、コマンド es-setup -F を使用してエージェントを再セットアップする必要があります。
/opt/SUNWsymon/sbin/es-setup -F と入力します。
セキュリティーキーシードの入力を求めるメッセージが表示されます。
セキュリティーシードを入力します。
Sun Management Center プロセス間の通信には、暗号化されたセキュリティーキーが必要です。 このキーは、ユーザーが指定するパスワード (空白文字を含まない 1 〜 8 文字) にもとづいて生成されます。8 文字を超えるエントリは 8 文字に切り捨てられます。
必ず、「Sun Management Center のセットアップ」の手順 b の初期インストールおよびセットアッププロセスで指定したセキュリティーシードパスワードと同じパスワードを入力します。
SNMPv1 コミュニティー文字列の入力を求めるメッセージが表示されます。
SNMPv1 コミュニティーセキュリティー文字列を指定します。
コミュニティー文字列は SNMP セキュリティーに使用されます。
必ず、「Sun Management Center のセットアップ」の手順 c の初期インストールおよびセットアッププロセスで指定したコミュニティー文字列と同じ文字列を入力します。
Sun Management Center サーバーとして Machine-A が構成されていることを知らせるメッセージが表示されます (Machine-A はエージェントが現在割り当てられているサーバーの実際の名前)。次に例を示します。
Machine-A は Sun Management Center サーバーとして構成されているようです。 これで正しいですか (y|n|q) |
n と入力します。Sun Management Center サーバーホスト名の入力を求めるメッセージが表示されます。
エージェントの新しい割り当て先とするサーバーホストの名前を入力します。
サーバーの名前を入力します。次に例を示します。
Machine-A は Sun Management Center サーバーとして構成されているようです。 これで正しいですか (y|n|q) n Sun Management Center のサーバーホスト名を入力してください: Machine-B |
Sun Management Center エージェントを起動するかどうか問い合わせがあります。
エージェントを起動します。
この時点で Sun Management Center を起動する場合は、y と入力します。
セットアップスクリプトが、es-start -A を使用して Sun Management Center を起動します。es-start コマンドについては、「es-start によるコンポーネントの起動」を参照してください。
Sun Management Center コンソールの起動方法については、「コンソールの起動」を参照してください。
Sun Management Center をあとで起動する場合は、n を入力します。このマシンで Sun Management Center エージェントを起動する準備ができたら、第 8 章「Sun Management Center の起動と停止」を参照してください。
元のサーバーに root としてログインします。
/opt/SUNWsymon/base/sbin/es-servercontrol.sh コマンドを入力します。
環境変数 ESROOT が設定されている場合は、Sun Management Center サーバーホスト名の入力を求めるメッセージが表示されます。手順 10 に進みます。
環境変数 ESROOT が設定されていない場合は、そのことが表示され、ESROOT ディレクトリの指定を求めるメッセージが表示されます。
ESROOT ディレクトリを指定します。
環境変数 ESROOT は、Sun Management Center の SUNWsymon ディレクトリの位置を示します。
The ESROOT environment variable is not set. Enter ESROOT [/opt/SUNWsymon]: |
Return キーを押して、表示されたデフォルトの /opt/SUNWsymon を使用するか、SUNWsymon ディレクトリのフルパスを入力します。
Sun Management Center サーバーのホスト名を指定します。
サーバーのホスト名を入力するよう求められます。
Enter the hostname of the Sun Management Center server [Machine-A]: |
Return キーを押して、表示されたデフォルトのホスト名を使用するか、サーバーホスト名を入力します。このサーバーホスト名は、エージェントが割り当てられた本来のサーバーの名前でなければなりません。
サーバーポートを指定するよう求められます。
Sun Management Center サーバーポートを指定します。
サーバーポートは、Sun Management Center サーバーによって使用される RMI (リモートメソッド呼び出し) ポートです。詳細は、表 9–3 を参照してください。
現在の RMI ポートが表示されます。
Enter the port of the Sun Management Center server [2099]: |
Return キーを押して、表示されたポートをそのまま使用するか、RMI に使用するポートを入力します。
Sun Management Center スーパーユーザー ID の入力を求めるメッセージが表示されます。
スーパーユーザー ID を指定します。
スーパーユーザー ID は、当初のインストールおよびセットアップ処理で割り当てた管理ユーザー ID です。
現在のスーパーユーザー ID が表示されます。
Enter the Sun Management Center Superuser ID [esmaster]: |
Return キーを押して、表示された ID をそのまま使用するか、管理 ID を入力します。
スーパーユーザーパスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。
パスワードを入力します。
サーバー制御機能の一覧が表示されます。
サーバーキャッシュを消去します。
1 と入力して、「Clear the Server Context Cache」を選択します。次に例を示します。
Select one of the following Server control functions: 0) View the Server Context Cache 1) Clear the Server Context Cache 2) Remove a host from the Server Context Cache 3) Remove a host:port from the Server Context Cache 4) View the SNMP OID (Finder and Privacy OID) Cache 5) Clear the SNMP OID (Finder and Privacy OID) Cache 6) Remove a host from the SNMP OID (Finder and Privacy OID) Cache 7) Remove a host:port from the SNMP OID (Finder and Privacy OID) Cache 8) Remove a host:port from the Cfgserver Engines Table 9) Exit Please Enter Your Selection [9]:1 |
サーバーキャッシュが消去され、サーバー制御リストが再び表示されます。9 と入力して、サーバー制御を終了し、システムプロンプトに戻ります。