この付録では、Sun Management Center 4.0 のアンインストールの手順について説明します。
この付録の内容は次のとおりです。
既存の Sun Management Center の構成データを保存しておき、あとで使用する場合は、Sun Management Center 4.0 のアップグレードインストールを 実行する必要があります。アップグレードインストールについては、第 5 章「旧バージョンの Sun Management Center のアップグレード (Solaris プラットフォーム) 」を参照してください。
グラフィカルな es-guiuninst ウィザードを使用して Sun Management Center 4.0 インストールの全体、または特定のアドオン製品だけをアンインストールできます。es-guiuninst には、以前のバージョンの Sun Management Center 構成データをバックアップするオプションもあります。構成データをバックアップするよう選択した場合、Sun Management Center 4.0 インストールプロセスによってバックアップデータが検出され、そのデータを新しいインストールに適用するかどうかが確認されます。
個別の Sun Management Center 4.0 アドオン製品のアンインストールは、このあと説明するようにグラフィカルな es-guiuninst ウィザードを使用して行うことも、es-uninst コマンド行スクリプトを使用して行うこともできます (「Sun Management Center のアンインストール」を参照)。
Solaris 10 の大域ゾーンから Sun Management Center をアンインストールする場合は、スパースルートゾーン内のエージェントのデータは保存されません。
端末ウィンドウを開き、ウィンドウ内にコマンド xhost + を入力します。
また、DISPLAY 環境変数に使用マシンのディスプレイが設定されていることを確認します。
Sun Management Center 4.0 ソフトウェアがインタフェースされているマシンに root としてログインします。
次のコマンドを入力します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guiuninst |
「ようこそ」 画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「アンインストールする製品を選択」画面が表示されます。
アンインストールする製品を選択します。
構成データを保存するかどうかを決定します。
構成データを保存しなかった場合は、現在の Sun Management Center パッケージがアンインストールされるとともに、/var/opt/SUNWsymon の内容が削除されます。また、セキュリティーキーが上書きされるため、エージェントを正しく稼働させるためにはすべてのエージェントの再セットアップが必要になります。以降のインストールまたはアップグレード用に管理ドメイン構成と /var/opt/SUNWsymon 内の独自のアラーム設定を残す場合は、「データを保存」を選択してください。
「製品削除の確認」画面が表示されます。
アンインストールについての選択内容を確認します。
選択状態が表示されます。
「閉じる」をクリックしてアンインストールウィザードを終了します。
すべてのコンポーネントがアンインストールされたことを確認します。
次のコマンドを入力して、すべての Sun Management Center パッケージの一覧を表示します。
# pkginfo -c symon |
表示されるパッケージがある場合は、pkgrm コマンドを使用してそのパッケージをアンインストールします。次に例を示します。
# pkginfo -c symon SUNWesse # pkgrm SUNWesse |
この節では、Microsoft Windows から Sun Management Center コンソールをアンインストールする方法を説明します。
Sun Management Center をアンインストールする前に、Windows エクスプローラを使用して、開いている Sun Management Center のディレクトリがないことを確認します。また、Sun Management Center のディレクトリにアクセスしているアプリケーションがないことも確認します。Sun Management Center をアンインストールするときに Sun Management Center のディレクトリにアクセスされていた場合、その Sun Management Center ディレクトリは削除されません。