Sun Management Center 4.0 ご使用にあたって

Sun Management Center のバグ

x86 サーバーに接続した SPARC オブジェクトが Java コンソール内で物理表示されない (6621460)

Sun MC 4.0 リリースのハードウェア監視には、物理表示機能と論理表示機能があります。ただしこの機能は、管理ノードを SPARC サーバー経由で監視している場合にのみ利用可能です。この機能は、x86 サーバー経由で監視している SPARC の管理ノードでは利用できません。

回避方法: ありません。

Sun MC 4.0 サーバーをセットアップする前に /etc/project を編集しておく必要がある (6620423)

Sun MC 4.0 サーバーのセットアップ中に db-start コマンドが失敗することがあります。多数のエラーメッセージが表示されます。次に例を示します。


db-start のエラー

または


Parsing errors for the topology-license-d.x file

回避方法: Sun MC 4.0 サーバーのセットアップを実行する前に /etc/project ファイルを編集してください。データベースのユーザーは通常、/etc/project ファイルにあるデフォルトのプロジェクトからリソースを割り当てられます。/etc/project ファイルの該当行を編集し、次の値が含まれるようにしてください。


default:3::::project.max-shm-memory=(priv,5368708912,deny)

この値は一般的に、システムの使用可能なメモリー合計の 3 分の 1 と同程度になるように求められます。

データベースのユーザー向けに新規プロジェクトが作成した場合、新しいプロジェクトに該当する行を編集してください。

ASM アドオンをインストールしただけでは表示ログが表示されない (6620258)

ASM アドオンがエージェントおよびサーバーにインストールされてはじめて「ログ表示」タブが表示されます。エージェントプラットフォームの構成リーダーを ASM アドオンが検出しない場合、「ログを表示」タブは表示されません。ASM と同様、構成リーダーは別のアドオンで、Sun MC エージェントがインストールされているハードウェアに固有のものです。

回避方法: 該当するアドオンをすべてのプラットフォームにインストールしてください。次に例を示します。

T2000、T1000、および Sun Blades といったエントリレベルのプラットフォームでは、機能を最大限に生かすために、ELP 構成リーダーをサーバーおよびエージェントの両ノードにインストールしておく必要があります。

Web Console で Product Registration クライアントのリンクに関するヘルプページがない (6620205)

「ツール」->「登録」の順にリンクを開き、Product Registration クライアントプログラムを起動します。これを使用すると、ユーザーの所有物を Sun に登録し、より良いサービスとサポートを受けることができます。Web Console 内にはこのリンクに関するオンラインヘルプはありません。

回避方法: ありません。

Java Console は最初にフォアグラウンドで起動すべきである (6618460)

Solaris または Linux マシン上で es-start -c コマンドを使用して、はじめて Java Console を起動すると、スクリプトによって、Product Registration クライアントを開始するかどうかの問い合わせがあります。続いてスクリプトはユーザーの入力を待ちます。2 回目以降はユーザー入力を待ちません。コンソールがバックグラウンドで起動した場合、スクリプトがバックグラウンドでユーザー入力を待ち続けるため、コンソールが起動できません。

回避方法: Java Console は最初にフォアグラウンドで起動します。コンソールがバックグラウンドで起動していた場合、fg コマンドでフォアグラウンドに切り替えます。

es-restore -c および es-restore -f コマンドが失敗する (6617356)

次のエラーメッセージが表示されます。


Operation failed

回避方法: ありません。

Windows で左の区画が見えない (6607610)

ログインコンソールを Windows で表示すると、左の区画が見えません。区画の幅が 0 になっています。

回避方法: スクロールバーをドラッグし、区画の幅を広げてください。

コンテキスト依存のヘルプが Solaris Container Manager 4.0 で表示されない (6604224)

Web Console では、Solaris Container Manager のそれぞれのページにある Solaris Container Manager オンラインヘルプへのリンクはいずれも、クリックすると同じヘルプトピックが表示されます。

回避方法: ありません。ヘルプウィンドウが開いたあと、ユーザーは希望のトピックをクリックできます。

Sun MC 3.6.1 から 4.0 にアップグレードする際のデータベース移行の問題 (6601078)

Sun MC 3.6.1 から Sun MC 4.0 にサーバーを移行したあと、Java Console が起動できません。次のエラーメッセージが表示されます。


コンソール情報を読み込めません。

回避方法: 次のコマンドを入力します。


# es-stop -A

# es-start -A

ノード上に新規プール用の CPU が 1 つしかない場合、リソースプールを新規に作成できない (6599728)

Windows XP システム上の Internet Explorer では、リソースプールの作成中に使用できる CPU が 1 つしかないと、リソースプール作成が失敗したように見えます。次のエラーメッセージが表示されます。


新規リソースプールの作成に使用可能な CPU がありません。 
新規リソースプールまたは新規動的リソースプールを作成するには、
使用されていない CPU、または使用可能な CPU が 1 つ以上必要です。

リソースプール作成は失敗したように見えますが、実際は作成されています。

Mozilla で専用 CPU 割り当ての手順に進めない (6593548)

回避方法: Mozilla ではなく Firefox や Internet Explorer ブラウザを使って、専用 CPU 割り当てをしてください。

状態モニターの基本キーがブラウザのインタフェースに見つからない (6586121)

回避方法: ルートとしてログインします。次のコマンドを入力します。

  1. /usr/sbin/smcwebserver stop

  2. /usr/sbin/smcwebserver start

説明なしで作成した新規オブジェクトで不正な説明が表示される (6585734)

説明なしの新規オブジェクトで、既存のオブジェクトの説明が表示されます。

回避方法: ありません。

Java Web Console ベースのブラウザインタフェースでログインできない (6581898)

回避方法: 次のコマンドを入力します。

  1. /usr/sbin/smcwebserver stop

  2. /usr/sbin/smcwebserver start

一部の使用可能なモジュールで基本キーが見つからない (6562150)

回避方法: インストール後、次のコマンドを入力してください。

  1. /usr/sbin/smcwebserver stop

  2. /usr/sbin/smcwebserver start

ブラウザインタフェースのすべての物理表示および論理表示のプロパティーに基本キーがない (6561661)

回避方法: ルートとしてログインします。次のコマンドを入力します。

  1. /usr/sbin/smcwebserver stop

  2. /usr/sbin/smcwebserver start

LED 情報のアラームの重要度が明確ではない (6559204)

LED 情報のアラームの重要度が重度か中度か判別できず、ドキュメントにも重要度が記載されていません。

エラーメッセージは表示されません。ON 以外の値については、Sun MC の警告アラームを表す黄色のアラームが、LED のアラームとして表示されます。

回避方法: ありません。

Sun Fire X2100 マシンの X86 構成リーダーで黒いマークが表示される (6546750)

x86 構成リーダーを Sun Fire X2100 システム上にインストール後、es-start -c と入力して Java Console を起動し、「モジュールブラウザ」を選択すると、x86 構成リーダーが「ハードウェア」タブの下に表示されます。Sun MC 4.0 を 24 時間以上稼働させても、LED 情報に黒いマークが表示されます。

回避方法: ありません。

Product Registration クライアントの起動と使用法

何らかのコンソールをインストール後、最初に es-start -c コマンドを使用すると Product Registration クライアントが起動します。Product Registration クライアントが発見したエラーをスクリプトは報告しません。また、登録が正常に完了しなければ、クライアントは再起動されません。

回避方法: 「ツール」->「登録」とクリックして Product Registration クライアントを再起動します。Java Web Console ベースのブラウザインタフェースで、「ツール」->「登録」と順にリンクをたどることもできます。

Product Registration クライアントに関するメッセージが英語で表示される

Product Registration クライアントの開始時メッセージおよび Product Registration クライアントはローカライズされていません。Product Registration クライアントは次の方法で起動できます。

再構成で、es-guisetup によってエージェントの SNMP ポートが更新されない (6372597)

回避方法: es-config コマンドを使用してエージェントの SNMP ポートを変更してください。

Netra 1290 システムでディスクの構成解除または構成後、「ハードウェア概要」テーブルが表示されない (6395211)

回避方法: ホストの「詳細」ウィンドウを開き直してください。「ハードウェア概要」テーブルが表示されます。

システムの物理表示に、現在の表示に関係のない正面表示が設定される (6396604)

「詳細」ウィンドウの「ハードウェア」タブのシステムの物理表示に、現在の表示に関係のない正面表示が設定されます。また、履歴にも正面表示だけ示されます。

回避方法: ありません。

x86 および Linux ホストでのエージェントのアップグレード後、エージェント値が自動的に更新されない (6410213)

Solaris x86 または Linux エージェントを CLI/GUI インストーラまたは「エージェント更新」でアップグレードしたとき、トポロジに最新情報が反映されません。

回避方法: エージェントをアップグレードしたあとに、トポロジオブジェクトを手動で変更してください。

システムのブートまたはリブートで、Sun Management Center サービスがあるために、 cryptosvc サービスがログにエラーを記録する (6334872)

システムの再起動後、Sun Management Center サービスが実行を開始しようとするときに、cryptosvc サービスと kcfd デーモンに制御が渡り、 /var/adm/messages にエラーが記録されます。

次のエラーメッセージが表示されることがあります。


Oct  3 18:16:09 atqa32 lomv: 10/3/2005 23:16:9 GMT LOM time reference

Oct  3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed
to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF
object failed

Oct  3 18:16:13 atqa32 kcfd[106]: kcfd: elfsign_hash_mem_resident failed
to hash for /usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so: sign or verify of ELF
object failed

Oct  3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11:
/usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See
cryptoadm(1M). Skipping this plug-in.

Oct  3 18:16:13 atqa32 esd[1949]: libpkcs11:
/usr/lib/security/pkcs11_softtoken.so signature verification failed. See
cryptoadm(1M). Skipping this plug-in.

Oct  3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog   Oct 03 18:16:13
cfgserver     Unable to get pkcs session. Can not initialize snmp engine

Oct  3 18:16:13 atqa32 cfgserver[1949]: syslog   Oct 03 18:16:13
cfgserver     *** terminating execution ***

回避方法: システムを再起動する前に、es-stop -A ですべての Sun Management Center サービスを停止してください。システムが再起動すると、すべてのサービスが開始され、エラーは発生しません。

(Solaris 10 のみ) 起動中に Sun Management Center サービスが停止する (6336538)

Solaris 10 の場合、起動中に Sun Management Center エージェントのサービスは停止します。

次のエラーメッセージが表示されることがあります。


Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 985908 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 metadata      {received software termination signal}

Oct 12 09:19:59 atqa33 metadata[6245]: [ID 122441 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 metadata      *** terminating execution ***

Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 652029 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 event         {received software termination signal}

Oct 12 09:19:59 atqa33 event[27957]: [ID 721961 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 event         *** terminating execution ***

Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 651061 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 agent         {received software termination signal}

Oct 12 09:19:59 atqa33 agent[28990]: [ID 891934 daemon.alert] syslog

Oct 12 09:19:59 agent         *** terminating execution ***

回避方法: システムを再起動する前に es-stop -A ですべてのサービスを停止してください。この場合、syslog ファイルにエラーメッセージは記録されません。

サーバーサポートモジュールの ACL にユーザーが追加されない (4843429)

エージェントのすべての ACL から esadm グループを削除してから、エージェントの ACL に個別にユーザーを追加した場合、サーバーサポートモジュールの ACL にユーザーが自動的に追加されません。サーバーサポートモジュールでユーザーが反映されていないため、サーバーサポートモジュールは Performance Reporting Manager の有効化または無効化を許可しません。次のメッセージが表示されます。


Unable to enable/disable PRM data collection on an agent with new user

回避方法: エージェントの ACL に esadm グループを追加してから、esadm グループに個別にユーザーを追加してください。

JDK 1.5 がインストールされている Linux マシンの Sun Management Center コンソールのログイン画面でキーボード入力が受け付けられない (6294368)

回避方法 1: 次の手順を実行します。

  1. ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。

  2. アクティブなカーソルがあるフィールドに入力を行います。

  3. 次のフィールドにカーソルを移動します。

  4. ログイン画面を最小化してから、元のサイズに戻します。

  5. そのフィールドに入力を行います。

回避方法 2: JDK 1.6 または互換バージョンを使用します。

フィルタ条件で 1 つまたは複数の OS を除外したときに、その OS マシンが検出される (6403422)

回避方法: ありません。

フィルタ条件にあるプラットフォームタイプリストにあるゾーンおよび x86-generic-pc のエントリが間違っている (6419443)

回避方法: ありません。

「ジョブの管理」 ダイアログで Java 例外がスローされる (6346065)

回避方法: CST サービスの実行時にタスク作成で問題が発生することがあります。es-stop -x を使用して、CST サービスを停止してください。

ppc での adhoc コマンドの実行終了後に、stdout に書き込まれたメッセージの一部が probServer によって返されないことがある (6415353)

回避方法: 呼び出される側のスクリプトに 2 ないし 3 秒の sleep を挿入してください。