Sun Management Center 4.0 ご使用にあたって

起動スクリプトがエラーメッセージを表示しないことがある (4851517)

起動スクリプトが、「グループ化サービスは起動できませんでした。」や「プラットフォームエージェントは起動できませんでした。」などのエラーメッセージを表示しないことがあります。

この種のエラーメッセージが表示されるのは、Sun Fire システムコントローラから es-guiinst コマンドを実行したとき、あるいは負荷の大きいマシンで Sun Management Center コンポーネントが起動されたときです。

また、実際にはコンポーネントが正常に起動されているにもかかわらず、そのコンポーネントのプロセスが特定の時間内に実行開始されなかった場合にも、起動スクリプトで同種のエラーメッセージが表示されることがあります。

この問題は、グルーピングサービスとプラットフォームエージェントコンポーネントのどちらでも観察されています。

こうした場合、起動スクリプトは、次のことを行います。

負荷の大きいマシンでは、ステータスチェックの結果が遅れることがあり、誤って、ステータスチェックエラーになることがあります。このエラーは、結果が n 秒以内に受信されなかったことが原因です。

回避方法: 次の手順で回避してください。

  1. 次のプロセスが実行中であるかどうかを確認します。

    • エージェント

    • トポロジサービス

    • トラップハンドラサービス

    • 構成サービス

    • イベントハンドラサービス

    • メタデータサービス

    • プラットフォームエージェント

    • プラットフォームエージェントのインスタンス

    次のコマンドを入力します。


    /usr/bin/ps -ef | grep esd
    

    注 –

    Solaris 10 の場合、このコマンドは、大域ゾーンでは /usr/bin/ps -fz global | grep esd、非大域ゾーンでは /usr/bin/ps -fe | grep esd になります。


  2. 次のコマンドを入力して、グルーピングサービスが実行中であるかどうかを確認します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep SunMCService
    
  3. 次のコマンドを入力して、Java サーバーが実行中であるかどうかを確認します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep ServerMain
    
  4. 次のコマンドを入力して、Web サーバーが動作中であるかどうかを確認します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep tomcat
    
  5. 次のコマンドを入力して、ハードウェアサービスが実行中であるかどうかを確認します。


    /usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep HWDS
    
  6. 実行されていないサービスがある場合は、マシンの負荷を減らしてから Sun Management Center の各プロセスを再度開始します。