Sun Java System Web Server 7.0 Update 2 リリースノート

移行およびアップグレード

次の表に、Web Server 7.0 の移行およびアップグレード領域における既知の問題の一覧を示します。

表 8 移行およびアップグレードにおける既知の問題

バグ ID 

内容 

6407877 

installed.pkg ファイルが見つからない場合、Web Server 6.0 から 7.0 に移行するときに不正な移行が行われる。

Web Server 6.0 から 7.0 に移行するときに installed.pkg ファイルが見つからないと、Web Server は、magnus.conf ファイル内の NSServlet エントリを不正に移行します。

6490124 

6.x -> 7.0:移行済みのスケジュールされたイベントが依然として server.xml ファイル内の 6.x のパスを指している。

 

6502529 

6.1->7.0:移行時に、search-collection-dir 用に設定された相対パス設定が処理されない。

インスタンス移行時に、検索コレクションのコピー先になるターゲットパスの相対パスを指定しても、config-store に対して検索コレクションディレクトリが作成されます。インスタンスをインスタンス化するときに、検索コレクションが適切に移行されずにインデックスが作成されます。

6502769 

6.x->7.0:移行時に obj.conf ファイル内のすべての「ドキュメントルート」の NameTrans が無視される。

6498806 

Windows では、Web Server の管理コンソールは移行の間、適切な警告をユーザーに与えない。

管理サーバーは、選択された新しい設定またはサービス名が Windows 上にすでに存在するかどうかを検出しないため、別の設定名を選択するようユーザーに適切に警告したり、別の設定名をデフォルトとして提案したりしません。 

6500509 

Web Server 7.0 の移行ツールは、ルート証明書がインストールされていると Web Server 6.1 から正常に移行することができない。

6559918 

CLI と管理サーバーにバージョンの互換性がない場合、エラーメッセージが不明瞭である。

Web Server 7.0 インストール環境を Web Server 7.0 Update 2 にアップグレードする場合は必ず、設定全体、つまり CLI、管理サーバー、およびすべての管理ノードを Web Server 7.0 Update 2 にアップグレードしてください。Web Server 7.0 管理インタフェースが Web Server 7.0 Update 2 管理インタフェースとの間で正常に機能しないため、この作業が必要になります。 

6595795 

管理コンソールで、移行したインスタンスに必要な機能が obj.conf ファイルに追加されない

JVM が無効な Web Server 6.0 インスタンスを Web Server 7.0 に移行し、移行したインスタンスを管理コンソールを使用して JVM オプション付きで有効化した場合、そのプロセスでは次の必要な行が obj.conf ファイルに追加されません。

NameTrans fn="ntrans-j2ee" name="j2ee"
PathCheck fn="find-index-j2ee"
ObjectType fn="type-j2ee"
Error fn="error-j2ee"

6641844 

Windows の場合、パッチを使用して Java ES 5 リリースの一部である Web Server 7 から Web Server 7.0 Update 2 リリースにアップグレードした後に、サーバーの起動に失敗する。

回避方法

Windows の場合、Java ES 5 または Java ES 5 Update 1 リリースの一部である Web Server を Web Server 7.0 Update 2 リリースにアップグレードするには、システムに次のセキュリティーパッチがインストールされていることを確認します。 

  • 125923-05 以降

  • NSS_NSPR_JSS 3.11.8

  • NSPR 4.6.8

  • NSS 3.11.8

  • JSS 4.2.5

6644314 

セキュリティーパッチ 121656-16 は、Java ES 5/U1 における Sun Java System Web Server 7.0 Update 2 Linux パッチに対する必須条件です。ただし、このセキュリティーパッチでは循環依存関係が示されるため、いずれのパッチも適用できません。 

回避方法

このシナリオを回避するには、--force オプションを使用します。次に例を示します。 

rpm -F --force <list of rpms to be applied>

6640206 

Windows 以外 (Solaris、Linux、HP-UX) で、サンプルアプリケーションを使用せずに Web Server 7.0 または 7.0 Update 1 をインストールしており、Web Server 7.0 Update 2 にアップグレードする場合は、次のエラーメッセージが表示されます。 

インストールは失敗しました。問題を解決するには、次の場所にあるインストールログを確認してください: <install-dir>/setup/Sun_Java_System_Web_Server_install.log


注 –

このエラーはアップグレードに影響しません。