Sun Java System Portal Server Secure Remote Access ソフトウェアは、証明書ベースのリモートユーザー認証を提供します。SRA では、通信の安全を確保するために SSL (Secure Sockets Layer) を使用します。SSL プロトコルを使用することで、2 つのマシン間の通信がセキュリティー保護されます。
SSL 証明書は、公開鍵と秘密鍵のペアを使用した暗号化と複合化の機能を提供します。
証明書には、次の 2 種類があります。
自己署名証明書 (ルート CA 証明書とも呼ばれる)
認証局 (CA) が発行する証明書
ゲートウェイのインストール時に、デフォルトでは自己署名証明書が生成およびインストールされます。
証明書は、インストール後にいつでも生成、取得、または交換することができます。
SRA は PDC (Personal Digital Certificates) によるクライアント認証をサポートします。PDC は SSL クライアント認証を通じてユーザーを認証するメカニズムです。SSL クライアント認証を使用して、SSL ハンドシェークがゲートウェイで終了します。ゲートウェイはユーザーの PDC を抽出し、認証されたサーバーにこれを渡します。このサーバーは、この PDC を使用してユーザーを認証します。認証連鎖における PDC の設定については、「認証連鎖の使用」を参照してください。
SRA には、SSL 証明書を管理するための certadmin というツールが用意されています。「certadmin スクリプト」を参照してください。
「証明書」ポップアップウィンドウは、SSL アプリケーションに共通のものです。警告を受け入れて処理を進めるように、ユーザーに通知してください。