Sun Java System Portal Server 7.2 管理ガイド

一般的な構成

コミュニティー所有者またはシステム管理者は、コミュニティーの作成中または作成後に、アクセス制御のさまざまな側面を制御できます。「使用可能な設定」で説明されている各設定は互いに独立しています。ある設定に対して何らかのオプションを選択しても、ほかの設定の動作または選択には影響が及びません。たとえば、(制限なしの) メンバーシップを持つコミュニティーをリスト対象外にしたり、そのコンテンツをセキュリティー保護したりすることができます。コミュニティーの所有者は、コミュニティーの性質に基づいてアクセス制御をカスタマイズできます。ここでは、最も一般的な 2 つの構成について説明します。

公開コミュニティー

公開コミュニティーは、すべての人が自由に参加したり、メンバーシップを取得したりできます。コミュニティーはコミュニティーカテゴリにリストされ、すべての人が参照および検索できます。コミュニティーに投稿されたコンテンツも、すべての人が検索およびアクセス可能です。

以前のリリースの Portal Server ソフトウェアで作成されたコミュニティーは公開コミュニティーとみなされ、システムをこのリリースの Portal Server ソフトウェアにアップグレードしたとき、公開コミュニティーと同様に扱われます。

非公開コミュニティー

非公開コミュニティーは、セキュリティー保護が最も強固なコミュニティーです。非公開コミュニティーはコミュニティーカテゴリに表示されないため、参照も検索もできません。非公開コミュニティーは、リスト対象外で、セキュリティー保護さ れ、制限付きのメンバーシップを持つコミュニティーです。コミュニティー所有者はユーザーをコミュニティーに招待、または手動で追加できます。コミュニティーのコンテンツはメンバー以外から保護され、メンバー以外は投稿されたコンテンツを表示または検索できません。