ここでは、ディスカッションチャネルとその管理方法について説明します。
この節では次の内容について説明します。
ディスカッションチャネルは DiscussionProvider に基づいていて、検索チャネルの JavaServer PagesTM ( JSPTM) ファイルに似ています。ディスカッションチャネルにはクエリー部分と表示部分があります。また、デスクトップテーマを使用します。
DiscussionProvider の特徴は次のとおりです。
デスクトップテーマを使用します
JSP テクノロジに基づいています
検索タグライブラリと API を使用して、バックエンドの検索サービスからデータを取得します
ディスカッションとコメントは、異なるリソースディスクリプタ (RD) としてディスカッションデータベースに格納されます。DiscussionProvider がサポートする内容は次のとおりです。
次の機能を持つ完全ビュー (ディスカッションチャネルを使用) と省略ビュー (DiscussionLite チャネルを使用)
ディスカッションチャネルから新しいディスカッションを開始する。
既存のディスカッションに返信する。
検索チャネルからの Web ドキュメントに基づく新しいディスカッションを開始する。
次の機能を持つディスカッションリスト
最終更新日でソートされた主要送信を取得する。
ユーザーが古いディスカッションにアクセスできるようにページ付けを行う。
ディスカッションの各サブツリーを表示するディスカッション表示。主要項目は詳細に表示され、サブツリーは主要項目の下に表示されます。ここに表示される内容には、次の項目が含まれます。
ページ上の複数のフィルタ。ドキュメントの重要度 (「重要でない (irrelevant)」、「普通 (routine)」、「興味 (interesting)」、「重要 (important)」、「必読 (must read)」) などのフィルタに基づいてドキュメントを表示できます。
スレッド表示とフラット表示の表示設定を選択できます。
展開しきい値を使用すると、サブツリー内の表示を制御しやすくなります。ユーザーは、評価の高いドキュメントだけを展開したり、すべてのドキュメントを展開したり閉じたりすることを選択できます。デフォルト値は「すべて縮小」です。「すべて展開」を選択した場合、フィルタ条件を満たすべてのコメントが表示されます。また、ディスカッションの説明およびディスカッション評価用メニューが表示されるほか、返信を投稿する仕組みも提供されます。
ディスカッション内の検索に対応しています。ユーザーは、チャネル編集ページからこれらの設定を編集することもできます。
ディスカッションに対してコメント追加し、重要度を設定する。たとえば、ユーザーは次の操作が可能です。
既存のディスカッションにコメントを追加する。
すべてのディスカッションとコメントに重要度を設定する。ユーザーが設定する重要度はただちには適用されません。重要度の計算はアルゴリズムに基づいています。コメントの重要度は段階的に上下します。たとえば、コメントの重要度を「重要」に引き上げるには、「重要」という設定を 3 回行う必要があります。
ディスカッション内のすべてのディスカッションを検索する。これらの機能は、検索プロバイダにルーティングされます。ユーザーは、詳細検索機能を使用して、重要度による検索も実行できます。
登録。認証されたユーザーは、登録のリンクを選択することで、特定のディスカッションを選択的に登録できます。この要求は、SubscriptionProvider によって処理されます。
DiscussionProvider チャネルを作成し、ポータルサーバーの管理コンソールで管理できます。
エンドユーザーは、チャネルの編集ページを使用して、ディスカッションチャネルを設定できます。
「管理コンソールにログインする」の手順に従って、管理コンソールにログインします。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」でポータルサーバーを選択します。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから任意の DN を選択します。
チャネルを作成するコンテナを選択します。
コンテナの「作業」と「プロパティー」が右側のパネルに表示されます。
「作業」で「新規チャネルまたはコンテナ」をクリックして、ウィザードを起動します。
「ポータルを選択」ドロップダウンメニューからポータルサーバーを選択します。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから任意の DN を選択します。
「タイプ」からチャネルを選択して、「次へ」をクリックします。
「チャネルタイプ」から「プロバイダチャネル」を選択し、「次へ」をクリックします。
「プロバイダ」ドロップダウンメニューから「DiscussionProvider」を選択し、「次へ」をクリックします。
テキストボックスにチャネルの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
チャネルの情報を確認し、「完了」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
DiscussionProvider に基づいたチャネルが作成されます。
「管理コンソールにログインする」の手順に従って、管理コンソールにログインします。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」でポータルサーバーを選択します。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから DiscussionProvider チャネルが存在する DN を選択します。
「DP_ROOT」の下のチャネルとコンテナをすべて一覧表示するには、このドロップダウンメニューから「DP XML ツリー」を「表示タイプ」として選択します。
チャネルが存在するコンテナを選択します。
コンテナの「タスクおよびプロパティー」ページが表示されます。
「削除するチャネルまたはコンテナを選択」をクリックします。
DiscussionProvider チャネルを選択します。
「削除」をクリックします。
「管理コンソールにログインする」の手順に従って、管理コンソールにログインします。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」でポータルサーバーを選択します。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから DiscussionProvider チャネルが存在する DN 組織を選択します。
「DP_ROOT」の下のチャネルとコンテナをすべて一覧表示するには、このドロップダウンメニューから「DP XML ツリー」を「表示タイプ」として選択します。
設定する DiscussionProvider チャネルを選択します。
属性の詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.1 Technical Reference』を参照してください。
DiscussionLite チャネルには、最新のディスカッションタイトルと日付が 20 個表示されます。ディスカッションは、作成日 (最終更新日) でソートされ、もっとも新しいディスカッションが先頭に表示されます。タイトルは、再設定可能です。
DiscussionLite チャネルの表示には次のリンクがあります。
各ディスカッションの表示。
ディスカッションチャネルをターゲットとするすべてのディスカッションの表示。
ディスカッションの開始。
デフォルトでは、チャネルは単一のコンテナ内に表示され、すべてのリンクは JSPDynamicSingleContainer に持ち込まれます。
プロパティーは、管理コンソールから設定できます。デフォルトでは、このチャネルのプロパティーをエンドユーザーが編集することはできません。