ここでは、Sun Java System Portal Server WSRP (Web Services for Remote Portlets) サービスの管理方法について説明します。WSRP プロデューサの管理作業は次のとおりです。
WSRP プロデューサの作成には、次の内容を使用します。
プロデューサインスタンスの名前 (ポータルサーバー全体で一意でなければならない)
登録が必要であるかどうか。「登録が必要」を選択した場合、すべての WSRP コンシューマは要求を出す前に、このプロデューサインスタンスに登録する必要があります。登録されていない WSRP コンシューマからの要求は拒否されます。
in-band 登録がサポートされているかどうか。in-band 登録によって、WSRP コンシューマのプログラムでの登録が可能になります。一方、out-of-band 登録では、登録ハンドルへのアクセス権の設定および交換のために、WSRP コンシューマ管理者と WSRP プロデューサ管理者の間で手動による連絡 (電子メール、電話など) が必要です。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」からポータルサーバーを選択します。
「WSRP」をクリックし、サブメニューから「プロデューサ」をクリックします。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから任意の DN を選択します。
「WSRP プロデューサ」から「新規」をクリックしてウィザードを起動します。
指示に従って、指定したプロデューサを作成します。
属性の詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.2 Technical Reference 』を参照してください。
次の手順に従って、WSRP プロデューサを編集できます。
発行済みリストからポートレットを追加または削除します。
登録の要件を変更します。
このオプションの変更は既存のプロデューサに対して行ってください。
in-band 登録を有効または無効にします。
登録検証クラスを指定します。登録検証クラスは、WSRP プロデューサが WSRP コンシューマが送信した値を受諾できるかどうかを検証するために使用します。
新しい登録プロパティーを追加します。プロパティーの変更は、その後のプロデューサへのコンシューマの登録にすべて適用されます。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」からポータルサーバーを選択します。
「WSRP」をクリックし、サブメニューから「プロデューサ」をクリックします。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから任意の DN を選択します。
WSRP プロデューサを選択し、必要に応じて設定属性を変更します。
属性の詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.2 Technical Reference 』を参照してください。
「保存」をクリックして変更を記録します。
各コンシューマ登録は、WSRP プロデューサとの関係を確立したリモートの WSRP コンシューマを表します。サポートする WSRP プロデューサには、複数の WSRP コンシューマを登録できます。この登録機構によって、WSRP コンシューマは自身の機能を WSRP プロデューサに説明できます。
WSRP コンシューマは out-of-band で追加されます (電子メールや電話などによって)。コンシューマ登録を追加するときに入力される情報は、登録ハンドルを与えられる WSRP コンシューマの機能と一致する必要があります。コンシューマ登録を行うと、WSRP プロデューサは、WSRP コンシューマが WSRP プロデューサ上に作成する成果物 (ポートレット設定など) をスコープできます。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」からポータルサーバーを選択します。
「WSRP」をクリックし、サブメニューから「プロデューサ」をクリックします。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから任意の DN を選択します。
WSRP プロデューサを選択し、「コンシューマ登録」を選択します。
「新規」をクリックしてウィザードを起動します。
指示に従って、指定したコンシューマ登録を作成します。
属性の詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.2 Technical Reference 』を参照してください。
psadmin create-consumer-registration
既存のコンシューマ登録を手動で編集できます。これは、WSRP コンシューマ側から in-band 登録によって行うことも可能です。out-of-band と in-band の登録を同時に使用することはできません。
「ポータル」タブを選択します。
「ポータル」からポータルサーバーを選択します。
「WSRP」をクリックし、サブメニューから「プロデューサ」をクリックします。
「DN を選択」ドロップダウンメニューから任意の DN を選択します。
プロデューサ、WSRP プロデューサ、「コンシューマ登録」の順に選択します。
コンシューマ登録を選択し、必要に応じて設定属性を変更します。
属性の詳細については、『Sun Java System Portal Server 7.1 Technical Reference』を参照してください。
「保存」をクリックして変更を記録します。