Portal Server をインストールするときに、最初の組織を作成します。その際、指定した入力パラメータに基づいて、ディスプレイプロファイルグローバルレベルのドキュメントおよびデフォルト組織のディスプレイプロファイルがインポートされます。
その後は、組織、サブ組織、またはロールを新規に作成しても、ディスプレイプロファイルは毎回自動的にロードされません。ただし、それらの新しい組織、サブ組織、またはロールでは、親から定義済みのディスプレイプロファイルが継承されます。新規に作成した組織、サブ組織、またはロールに固有のエントリがある場合は、ディスプレイプロファイルを手動でロードする必要があります。
ディスプレイプロファイルでは、次の 3 つの項目を定義して標準デスクトップの表示設定を作成します。
プロバイダの名前と Java クラスを指定します。プロバイダは、コンテンツの生成に使用されるテンプレートで、チャネルに表示されます。
プロバイダクラスのインスタンスの実行時設定を指定します。チャネルはコンテンツの単位で、多くの場合は行と列で編成されます。また、チャネル内にチャネルを持つことができます。これは、コンテナチャネルと呼ばれます。
プロバイダとチャネルのプロパティーに値を指定します。プロバイダに定義されたプロパティーは、通常はそのプロバイダに関連するチャネルの、デフォルトの値を指定します。チャネルの表示設定には、タイトル、説明、チャネル幅などのプロパティーが含まれます。チャネルに定義するプロパティーでは、通常、デフォルト値とは異なるそのチャネル固有の値を指定します。
コンテナプロパティーでは、コンテナに含まれるチャネルの表示方法に関する表示定義を定義します。これには、コンテナのレイアウト (狭い - 広い、広い - 狭い、または狭い - 広い - 狭い)、コンテナ内のチャネルのリスト、チャネルの位置 (行と列の番号)、コンテナ内のチャネルのウィンドウ状態 (最小または切り離し) などがあります。
ディスプレイプロファイルはチャネルのプロパティー値のみを提供します。ユーザーのデスクトップに実際に表示されるコンテンツの全体的なレイアウトや構造を定義するものではありません。ただし、ディスプレイプロファイルは、テーブルコンテナの列レイアウトやテーブルコンテナがテーブル内にチャネルを描画する方法など、チャネル表示のいくつかの側面を間接的に制御します。
無効な XML を含むディスプレイプロファイルドキュメントを保存しようとすると、システムがエラーを出力します。このエラーメッセージは、タイトル、メッセージ、およびサブメッセージとして表示されます。メッセージボックスのタイトルは、「無効な XML ドキュメント」です。メッセージは、次のいずれかの形式で表示されます。
XML のパースに失敗しました。
XML の doctype がありません。
DP の保存に失敗しました。
無効な XML 入力です。
「無効な XML ドキュメント」エラーが表示された場合、エラーを修正して XML ドキュメントを保存可能にする必要があります。
ドキュメントを表示する構文は次のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="no"?> <DOCTYPE DisplayProfile SYSTEM " jar://resources/psdp.dtd"> <DisplayProfile version="1.0" priority="xxx"> <Properties> ... </Properties> </Channels> ... </Channels> <Providers> ... </Providers> </DisplayProfile> |