Sun Java System Portal Server 7.2 管理ガイド

コミュニティー状態の管理

この節では次の内容について説明します。

コミュニティーの有効化と無効化

ポータル管理者は、Portal Server 管理コンソールまたは psadmin CLI を使用して、コミュニティーを無効にすることができます。同様に、ポータル管理者だけが、無効にされたコミュニティーを有効にできます。無効化されたコミュニティーには、メンバーおよび所有者を含めすべてのユーザーがアクセスできなくなります。無効化されたコミュニティーに投稿されたコンテンツを検索しても、結果は返されません。デフォルトでは、新しく作成されたコミュニティーは有効な状態です。

無効化されたコミュニティーのユーザーへの表示形式を指定するには、disabled.xml テンプレートを使用します。コミュニティーテンプレートのディスプレイプロファイルについて理解するには、「コミュニティーテンプレートについて」を参照してください。

コミュニティーの削除と復元

コミュニティー所有者またはシステム管理者はコミュニティーを削除できます。コミュニティーが削除されると、コミュニティー自体、およびそのコミュニティーに付随するデータにアクセスできなくなります。ただし、バックエンドの記憶領域にはまだデータが残っているため、必要に応じてコミュニティーを復元することができます。削除したコミュニティーの復元タスクはポータル管理者が実行します。この復元機能は、悪意による、または意図しないコミュニティーの削除を取り消す目的で提供されています。削除は永続的なものではないため、同じ名前で新しいコミュニティーを作成することはできません。現時点で、コミュニティーの永続的かつ持続的な削除はサポートされていません。ただし、psadmin サブコマンド destroy-community を使用することでコミュニティーを永続的に削除できます。

削除されたコミュニティーのユーザーへの表示形式を指定するには、deleted.xml テンプレートを使用します。コミュニティーテンプレートのディスプレイプロファイルについて理解するには、「コミュニティーテンプレートについて」を参照してください。