Sun Java System Portal Server 7.2 管理ガイド

第 12 章 Portal Server Mobile Access の管理

この章では、Portal Server 7.2 での Mobile Access の設定方法と、ログイン成功時の URL を変更する方法についての情報を示します。

この章では、次の内容について説明します。

Mobile Access の概要

Mobile Access は、Sun Java System Portal Server プラットフォームのサービスおよび機能を、携帯電話や PDA などのモバイル機器に拡張します。

Mobile Access ソフトウェアにより、ポータルサイトユーザーは、ハイパーテキストマークアップ言語 (HTML) を必要とするブラウザを使用してアクセスするときと同じコンテンツを取得できます。このソフトウェアでは、Sun Java System Portal Server Secure Remote Access ソフトウェアがサポートされ、Sun Java System Access Manager ソフトウェアの管理コンソールが使用されます。

Mobile Access 製品の機能は、Portal Server ソフトウェアとシームレスに統合されます。Portal Server ソフトウェアの管理方法を知っていれば、Mobile Access ソフトウェアの管理方法を理解することは難しくありません。

Mobile Access の設定

ProcedurePortal Server 7.2 で Mobile Access を設定する

  1. Portal Server 管理コンソールにログインします。

  2. 「ポータル」タブをクリックします。

  3. 利用可能なポータルのリストから portal1 ポータルをクリックします。

  4. 「DN を選択」ドロップダウンリストから「EnterpriseSample」を選択します。

  5. 「デスクトップ属性」で利用可能な親コンテナフィールドの値を WirelessDesktopDispatcher に変更します。

ProcedureMobile Access 匿名デスクトップを有効にする

  1. Portal Server 管理コンソールにログインします。

  2. 「ポータル」タブをクリックします。

  3. 利用可能なポータルのリストからポータルをクリックします。

  4. DN を選択」リストから「TopLevel」を選択します。

  5. 匿名デスクトップで有効な UID の中から、ポータルの匿名配備のためのデフォルトユーザー DN を設定します。

    ポータルユーザーがモバイルデバイスを使用して「エンタープライズサンプル」匿名モバイルデスクトップにアクセスできるようにするには、デフォルトユーザー DN を「anonymousenterprise」に設定します。

Procedureログイン成功時の URL を変更する

  1. Access Manager コンソールにログインします。

  2. 「サービス設定」タブを選択します。

  3. 「認証モジュール」の下で「コア」をクリックします。

  4. ログイン成功時に返すデフォルトの URL を「/portal/dt 」に編集します。

Mobile Access ソフトウェア

この節では、Mobile Access ソフトウェアの次の機能を理解し、これらの機能により Portal Server ソフトウェアの機能を拡張する方法について説明します。

ポータルデスクトップ

ポータルサイトでは、標準のポータルデスクトップに加えてモバイルポータルデスクトップが提供されます。それらのデスクトップは、Mobile Access ソフトウェアのコンポーネントであるワイヤレスデスクトップディスパッチャーによって制御されます。Portal Server デスクトップサーブレットによって、ワイヤレスデスクトップディスパッチャーに要求が転送されます。ワイヤレスデスクトップディスパッチャーでは、ディスプレイプロファイル設定データを使用して、ユーザー要求の配信先として適切なポータルデスクトップ (標準またはモバイル) が決定されます。ユーザーのポータルサイトへのアクセス方法にかかわらず、ポータルデスクトップはユーザーのポータルサイトのインタフェースになります。

デフォルトでは、次のチャネルをモバイルポータルデスクトップ上でデフォルトで利用および表示できます。

モバイルポータルデスクトップの詳細については、「モバイルポータルデスクトップの管理」を参照してください。

クライアントタイプ

Mobile Access ソフトウェアは、市販されているほとんどすべてのモバイル機器をサポートしています。各モバイル機器 (クライアント) は、クライアントプロファイルを使用して識別されます。機器のブラウザで使用される機器マークアップ言語に基づいて、クライアントタイプと呼ばれる一意な識別子が各クライアントに割り当てられます。

モバイル機器で使用されるマークアップ言語には、次のようなものがあります。

ユーザーはこれらのマークアップ言語のいずれかを使用する任意のモバイル機器でポータルコンテンツにアクセスできますが、Mobile Access ソフトウェアでは、Nokia 6310i クライアント用の WML サポートおよび Handspring Treo 180 クライアント用の cHTML サポートが検証されています。

クライアントプロファイルの管理には、Access Manager の管理コンソールの一部である「クライアントマネージャー」が使用されます。モバイルクライアントタイプおよび機器の検出の詳細については、第 2 章を参照してください。

Mobile Access 認証モジュール

Mobile Access ソフトウェアでは、Portal Server ソフトウェアによって提供される認証モジュールのサポートに加え、ユーザーに次のことを許可することも可能です。

これらの認証モジュールの使用については、「モバイル認証の設定」を参照してください。

チャネル、コンテナ、プロバイダ

Mobile Access ソフトウェアでは、プロバイダ、チャネル、およびコンテナを使用して、コンテンツをモバイルポータルデスクトップに表示します。

この節では、次の事項に関する情報を示します。

チャネル

チャネルによって、コンテンツがモバイルポータルデスクトップに表示されます。チャネルは、プロバイダオブジェクト、設定、およびチャネルをサポートするために必要なデータファイル (テンプレートなど) から構成されています。

コンテナチャネル

コンテナ (コンテナチャネル) は、ほかのチャネルのコンテンツを集めることにより、コンテンツをモバイルポータルデスクトップに表示するチャネルです。Mobile Access ソフトウェアを使用すると、Portal Server ソフトウェアに含まれているコンテナチャネルに次のデフォルトコンテナチャネルが追加されます。

プロバイダ

プロバイダは、モバイルポータルデスクトップ上でユーザーにチャネルコンテンツを提供するための基盤の実装です。プロバイダは、汎用リソースのインタフェースを適合させます。

プロバイダのコンテンツソースには、次のものが含まれます。

プロバイダは、モバイル機器のタイプごとに適切な形式でコンテンツを配信する Java クラスファイルです。モバイルポータルデスクトップが作成されると、関連するチャネルのコンテンツについて各プロバイダにクエリーが実行されます。

次の新しいプロバイダがデフォルトコンテナに追加されます。

モバイルポータルデスクトップを設定するためのチャネル、コンテナ、およびプロバイダの使用については、「モバイルポータルデスクトップの管理」を参照してください。

モバイル機器の管理

Sun Java System Portal Server Mobile Access 7.1 ソフトウェアでは、Sun Java System Access Manager クライアントディテクションモジュールを使用して、ポータルサイトのユーザーがポータルサイトへのアクセスに使用するさまざまなクライアント、つまりモバイル機器を識別および管理します。

この節では、次のトピックに関する情報を示します。

クライアントディテクションの理解

クライアントディテクションは、ポータルサイトへのアクセスに使用される各モバイル機器の機能および特徴を確認します。これを実行するために、CC/PP (Composite Capability and Preference Profiles) 仕様、UAProf、または事前設定データが使用されます。Mobile Access ソフトウェアでは、各クライアントに対して次の 3 つのプロパティーが定義されている必要があります。それらを次に示します。

また、Mobile Access ソフトウェアでは、クライアントタイプの特定のプロパティー値の保存および取得に条件プロパティーが使用されます。たとえば、desktopContainer 条件プロパティーがこれに該当します。ワイヤレスデスクトップディスパッチャーは、このプロパティーを読み取って、要求されたクライアントタイプのデスクトップコンテナを決定します。

Mobile Access ソフトウェアは、クライアントタイプデータをファイル /var/opt/SUNWam/config/ldif/sunAMClient_data.ldif から LDAP ディレクトリにインポートし、Access Manager ソフトウェアの API を使用して clientType プロパティーの一致を識別します。一致は、次の順序で決定されます。

  1. 完全一致

  2. 部分一致

  3. キーワード一致

ベースプロファイルに対して、UAProf プロファイルを動的に適用することもできます。ユーザーは FEDIClientDetector を保持し、次のいずれかを行う必要があります。


注 –

一般のインターネットに選択的にアクセスするようにプロキシサーバーを設定する

JVM には、Web コンテナからの外部プロキシを使用した外部接続のために、プロキシサーバーの詳細を指定するオプションが用意されています。JVM では、指定されたプロキシを使用しないホストを指定することもできます。一般のインターネットへのアクセスにプロキシサーバーを使用するように、Mobile Access システム JVM を設定できます。

Web コンテナで次の JVM オプションを使用します。

Dhttp.proxyHost=your-proxy-server-host

Dhttp.proxyPort=your-proxy-server-port

特定のドメインまたはホストのプロキシサーバーを回避するには、次のオプションを使用します。Dhttp.nonProxyHosts="*. domain-name|hostname |localhost"


クライアントデータベースの管理

クライアントデータは、次の 2 つの場所に保存されます。

Mobile Access ソフトウェアをインストールすると、すべてのクライアントデータは内部ライブラリに保存されます。デバイスをカスタマイズすると、デバイスの優先バージョンが作成され、外部ライブラリに保存されます。これらのライブラリのデータは、サーバーの起動時にマージされます。

「クライアントマネージャー」の使用

Access Manager 管理コンソールには、モバイル機器のプロパティーを管理するために使用できる「クライアントマネージャー」が用意されています。

この節では、「クライアントマネージャー」によって提供される、クライアントタイプに関する次の情報について説明します。

この節では、クライアントタイプを作成およびカスタマイズする方法についても説明します。

マークアップ言語

Mobile Access ソフトウェアは、モバイルクライアントブラウザで使用される次のマークアップ言語をサポートしています。

スタイル

スタイルは、マークアップ言語の関連機器グループのプロパティーセットです。たとえば、Nokia スタイルは、Nokia で製造されるすべての WML 機器に適用されます。

各マークアップ言語に 1 つ以上の「スタイル」が存在します。マークアップ言語によっては複数のスタイルを持つ場合もあります。

「スタイル」プロパティーを無効にすることはできません。新しいデバイスを作成するときに既存のクライアントを新しいデバイスのテンプレートとして使用する場合、新しいクライアントは既存のクライアントの「スタイル」プロパティーを継承します。

デバイス情報

デバイス情報は機器固有のクライアントタイプデータであり、更新が可能です。

デフォルトクライアントタイプのデバイス情報を変更する場合は、デフォルトクライアントタイプの新しいバージョンを別個に作成します。このカスタム情報は外部ライブラリに保存されますが、デフォルトデバイス情報は内部ライブラリに残されます。各カスタム機器のクライアントタイプ名には、内部ライブラリ内の機器と区別するために、2 つのアスタリスクが付加されます。

フィルタオプション

フィルタオプションは、特定のスタイルに割り当てられた特定のクライアントタイプのグループを検索および一覧表示するために使用できる検索フィールドです。

クライアントエディタ

クライアントエディタでは、クライアントタイプの作成およびカスタマイズと、クライアントプロパティーの管理を実行できます。

クライアントエディタでは、プロパティーは次のグループにまとめられます。

Procedure「クライアントマネージャー」を起動する

  1. Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。

  2. 「サービス設定」タブをクリックします。

  3. 左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。

  4. 「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。

Procedureスタイルプロパティーを表示する

  1. Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。

  2. 「サービス設定」タブをクリックします。

  3. 左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。

  4. 「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。

  5. 最上部のタブから、プロパティーを表示するデバイスのマークアップ言語 (「WML」など) をクリックします。選択したマークアップ言語を使用するクライアントタイプがデータベースにある場合は、それらのクライアントタイプがアルファベット順で表示されます。

  6. 「スタイル」プルダウンメニューから、目的のスタイル (「Nokia」など) を選択します。選択したスタイルについて、データベースにすでに存在するクライアントタイプのリストが表示されます。

  7. 「現在のスタイルのプロパティー」リンクをクリックします。スタイルの編集ページが表示されます。デフォルトでは、「一般」プロパティーのスタイルが表示されます。

  8. 「プロパティー」プルダウンメニューから、表示するプロパティータイプ (「ソフトウェアプラットフォーム」など) をクリックします。


    注 –

    プロパティータイプには、「一般」、「ハードウェアプラットフォーム」、「ソフトウェアプラットフォーム」、「Network Characteristics」、「Browser UA」、「WapCharacteristics」、「PushCharacteristicsNames」、および「追加プロパティー」があります。


  9. 「クライアントマネージャー」ページに戻るには、「取消し」をクリックします。

クライアントタイプデータの管理

クライアントタイプデータを管理するには、管理コンソールで「クライアントマネージャー」を使用します。

クライアントタイププロパティーの変更、新しいデバイスに対応した新しいクライアントタイプの作成、サイトに合わせてカスタマイズされる名前やその他のプロパティーを持つクライアントタイプの設定、および、カスタムのクライアントタイプの削除を実行できます。

既存のデバイスをベースにして新しいデバイスを作成する (このプロセスを継承と呼びます) ことを選択する場合、新しいデバイスのベースとして、既存のデバイスのスタイルまたはプロパティーのどちらかを指定する必要があります。新しいデバイスと既存のデバイスを調べて、より適したオプション (スタイルまたはプロパティー) を決定します。どちらを選択する場合でも、デバイス定義をカスタマイズする必要があります。


注 –

クライアントタイプデータベースは、内部ライブラリと外部ライブラリから構成されています。内部ライブラリのデフォルトクライアントタイプ情報を変更したり、この情報にデータを追加したりすると、更新されたデータは外部ライブラリに保存されます。クライアントタイプ名に追加された 2 つのアスタリスクは、カスタマイズされたクライアントタイプであることを示しています。


この節では、次の手順について説明します。

Procedureクライアントタイプを編集する

  1. Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。

  2. 「サービス設定」タブをクリックします。

  3. 左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。

  4. 「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。

  5. 最上部のタブから、編集するデバイスのマークアップ言語 (「WML」など) をクリックします。選択したマークアップ言語を使用するクライアントタイプがデータベースにある場合は、それらのクライアントタイプがアルファベット順で表示されます。

  6. 「スタイル」プルダウンメニューから、目的のスタイル (「Nokia」など) を選択します。選択したスタイルについて、データベースにすでに存在するクライアントタイプのリストが表示されます。

  7. 「クライアントタイプ」リストで、スクロールダウンして、編集するクライアント (「Nokia6310i_1.0」など) を見つけます。

    クライアントはアルファベット順に表示されます。

  8. 特定のクライアントタイプまたはクライアントタイプのグループに直接移動するには、「フィルタ」オプションを使用します。「フィルタ」テキストボックスに、表示するクライアントタイプの最初の文字または最初の数文字を入力して、「フィルタ」ボタンをクリックします。(例: S で始まるクライアントタイプを検索するには、「S*」と入力する。)

  9. 特定のページに移動するには、一番下までスクロールし、矢印または「ジャンプ」オプションを使用します。

  10. 編集するクライアントの「アクション」列にある「編集」リンクをクリックします。クライアントタイプの編集ページが表示されます。デフォルトでは、「一般」プロパティーが表示されます。

  11. 「プロパティー」プルダウンメニューから、変更するプロパティーのタイプ (「ソフトウェアプラットフォーム」など) を選択します。

  12. 変更するプロパティーごとに値を変更または追加します。


    ヒント –

    変更を消去して最初からやり直すには、「リセット」をクリックします。変更しないで、クライアントタイプの表示に戻るには、「取消し」をクリックします。


  13. 「保存」をクリックして、これらの変更を反映します。

    「保存」をクリックしないと、変更内容は反映されません。プロパティータイプは一度に 1 つずつ変更し、別のプロパティータイプを変更する前にそれらの変更内容を保存する必要があります。

    このデバイスのプロパティーが変更され、このスタイルのクライアントタイプのリストが表示されます。

  14. プロパティーが変更されていることを確認するには、「クライアントタイプ」リストでクライアントタイプを検索します。クライアントタイプ名に追加された 2 つのアスタリスクは、このクライアントタイプがカスタマイズされていることを示しています。


    注 –

    デフォルトクライアントタイプを変更すると、「デフォルト」リンクが「アクション」列に追加されます。「デフォルト」リンクのリンク先は、内部ライブラリです。

    変更内容を削除して、クライアントタイプのプロパティーをデフォルト値にリセットするには、このリンクをクリックします。この操作を実行するかどうかを確認するプロンプトは表示されません。


Procedureスタイルを継承した新しいデバイスを作成する

  1. Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。

  2. 「サービス設定」タブをクリックします。

  3. 左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。

  4. 「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。

  5. 最上部のタブから、設定するデバイスのマークアップ言語 (「WML」など) をクリックします。選択したマークアップ言語を使用するクライアントタイプがデータベースにある場合は、それらのクライアントタイプがアルファベット順で表示されます。

  6. 「スタイル」プルダウンメニューから、目的のスタイル (「Nokia」など) を選択します。選択したスタイルについて、データベースにすでに存在するクライアントタイプのリストが表示されます。

  7. 「新規デバイス」ボタンをクリックして、「新規デバイスを作成」ページを表示します。

  8. 「デバイスユーザーエージェント」の値を入力します。

  9. 「次へ」をクリックします。入力した「デバイスユーザーエージェント」の値が「クライアントタイプ名」および「HTTP ユーザーエージェント文字列」フィールドに表示されます。

    必要な場合は、これらの値を変更します。

  10. 「OK」をクリックして、これらのプロパティーを保存します。新しいデバイスが定義され、スタイルの編集ページが表示されます。このページには、割り当てた親スタイルから継承されたデフォルトプロパティーが表示されます。

  11. 「プロパティー」プルダウンメニューから、変更するプロパティータイプ (「ソフトウェアプラットフォーム」など) を選択します。


    注 –

    プロパティータイプには、「一般」、「ハードウェアプラットフォーム」、「ソフトウェアプラットフォーム」、「Network Characteristics」、「Browser UA」、「WapCharacteristics」、「PushCharacteristicsNames」、および「追加プロパティー」があります。


  12. 「保存」をクリックして、これらの値に加えた変更を保存します。


    ヒント –

    変更を消去して最初からやり直すには、「リセット」をクリックします。変更しないで、クライアントタイプの表示に戻るには、「取消し」をクリックします。


  13. 「クライアントタイプ」リストを検索して、作成したクライアントタイプが利用できることを確認します。クライアントタイプ名に追加された 2 つのアスタリスクは、このクライアントタイプがカスタマイズされていることを示しています。


    注 –

    クライアントタイプを追加すると、「削除」リンクが「アクション」列に追加されます。「削除」リンクのリンク先は、外部ライブラリです。


  14. 追加したクライアントタイプを削除するには、このリンクをクリックします。この操作を実行するかどうかを確認するプロンプトは表示されません。

Procedureプロパティーを継承した新しいデバイスを作成する

  1. Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が選択され、「ナビゲーション」フレームで「組織」が選択されます。

  2. 「サービス設定」タブをクリックします。

  3. 左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。

  4. 「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。

  5. 最上部のタブから、コピーするデバイスのマークアップ言語 (「WML」など) をクリックします。選択したマークアップ言語を使用するクライアントタイプがデータベースにある場合は、それらのクライアントタイプがアルファベット順で表示されます。

  6. 「スタイル」プルダウンメニューから、目的のデフォルトスタイル (「Nokia」など) を選択します。選択したスタイルについて、データベースにすでに存在するクライアントタイプのリストが表示されます。

  7. 「クライアントタイプ」リストで、スクロールダウンして、新しいクライアントタイプのテンプレートとして使用する特定のクライアント (「Nokia6310i_1.0」など) を見つけます。


    ヒント –

    クライアントはアルファベット順に表示されます。


  8. 特定のクライアントタイプまたはクライアントタイプのグループに直接移動するには、「フィルタ」オプションを使用します。「フィルタ」テキストボックスに、表示するクライアントタイプの最初の文字または最初の数文字を入力して、「フィルタ」ボタンをクリックします。(例: S で始まるクライアントタイプを検索するには、「S*」と入力する。)

  9. 特定のページに直接移動するには、一番下までスクロールし、矢印または「ジャンプ」オプションを使用します。

  10. 新しいクライアントタイプのテンプレートとして使用するクライアントタイプの「アクション」列で「複製」リンクをクリックします。「デバイスを複製」ページが表示されます。コピーしているデバイスの「クライアントタイプ」および「デバイスユーザーエージェント」プロパティーが表示され、デバイスの名前にプレフィックス Copy_of_ が追加されます。(たとえば、Copy_of_Nokia6310i_1.0)

  11. 必要な場合は、これらのプロパティーの新しい名前を入力します。

  12. 「複製」をクリックして、これらの変更を反映します。クライアントタイプの編集ページが表示されます。デフォルトでは、「一般」プロパティーが表示されます。ここで表示されるすべてのプロパティーの値は、この新しいクライアントタイプのマスターとして使用したクライアントタイプから継承されます。


    ヒント –

    変更しないで、クライアントタイプの表示に戻るには、「取消し」をクリックします。「プロパティー」プルダウンメニューから、変更するプロパティーのタイプ (「ソフトウェアプラットフォーム」など) を選択します。


  13. 変更するプロパティーごとに値を変更または追加します。


    ヒント –

    値を消去して最初からやり直すには、「リセット」をクリックします。変更しないで、クライアントタイプの表示に戻るには、「取消し」をクリックします。


  14. 「保存」をクリックして、これらの変更を反映します。


    注 –

    「保存」をクリックしないと、変更内容は反映されません。プロパティータイプは一度に 1 つずつ変更し、別のプロパティータイプを変更する前にそれらの変更内容を保存する必要があります。このデバイスのプロパティーが変更され、このスタイルのクライアントタイプのリストが表示されます。


  15. 「クライアントタイプ」リストを検索して、クライアントタイプの複製が利用できることを確認します。クライアントタイプ名に追加された 2 つのアスタリスクは、このクライアントタイプがカスタマイズされていることを示しています。(たとえば、Copy_of_Nokia6310i_1.0 **)


    注 –

    クライアントタイプを追加すると、「削除」リンクが「アクション」列に追加されます。「削除」リンクのリンク先は、外部ライブラリです。


  16. 追加したクライアントタイプを削除するには、このリンクをクリックします。この操作を実行するかどうかを確認するプロンプトは表示されません。

Procedureカスタムデバイスを削除する

カスタムデバイスを間違って設定したときに、設定を変更したくない場合は、次の手順を使用してデバイスを完全に削除することができます。

  1. Access Manager 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、上部の水平フレームの「ヘッダー」フレームで「アイデンティティー管理」が表示され、左側の垂直フレームの「ナビゲーション」フレームで「組織」が表示されます。

  2. 「サービス設定」タブをクリックします。

  3. 左側の「サービス設定」フレームで、「Access Manager 設定」ヘッダーの下にある「クライアントディテクション」の矢印をクリックします。「クライアントディテクション」のグローバル設定が右側の「データ」フレームに表示されます。

  4. 「クライアントタイプ」ラベルに続く「編集」リンクをクリックします。「クライアントマネージャー」のインタフェースが表示されます。デフォルトでは、HTML デバイスの詳細が表示されます。

  5. 最上部のタブから、削除するデバイスのマークアップ言語 (「WML」など) をクリックします。選択したマークアップ言語を使用するクライアントタイプがデータベースにある場合は、それらのクライアントタイプがアルファベット順で表示されます。

  6. 「スタイル」プルダウンメニューから、目的のスタイル (「Nokia」など) を選択します。選択したスタイルについて、データベースにすでに存在するクライアントタイプのリストが表示されます。

  7. 「クライアントタイプ」リストで、スクロールダウンして、削除するカスタムクライアント (「Copy_of_Nokia6310i_1.0」など) を見つけます。


    ヒント –

    クライアントはアルファベット順に表示されます。


  8. 特定のクライアントタイプまたはクライアントタイプのグループに直接移動するには、「フィルタ」オプションを使用します。「フィルタ」テキストボックスに、表示するクライアントタイプの最初の文字または最初の数文字を入力して、「フィルタ」ボタンをクリックします。(例: S で始まるクライアントタイプを検索するには、「S*」と入力する。)

  9. 特定のページに直接移動するには、一番下までスクロールし、矢印または「ジャンプ」オプションを使用します。

  10. 削除するカスタムクライアントの「アクション」列にある「削除」リンクをクリックします。このスタイルのクライアントタイプの変更されたリストが表示されます。

  11. 「クライアントタイプ」リストを検索して、削除したクライアントタイプが利用できなくなっていることを確認します。

Procedureポータルユーザーが選択したクライアントタイプを Portal Server コンソールから識別する

  1. Portal Server 管理コンソールに管理者としてログインします。デフォルトでは、「共通タスク」タブが選択され、「共通管理タスク」ページが表示されます。

  2. 「ポータル」タブをクリックします。「ポータル」ページが表示されます。利用可能なポータルが「ポータル」テーブルに表示されます。

  3. 管理するポータルの名前をクリックします。「デスクトップのタスクと属性」ページが表示されます。このページには、Portal Server デスクトップのタスクおよび属性のうち編集可能なものが一覧表示されます。

  4. 「DN を選択」オプションから、「username (ユーザー) DN」を選択します。「username (ユーザー) DN」オプションが利用できない場合、「DN を選択」リストにこの DN を追加する必要があります。次の手順に従って、「username (ユーザー) DN」を追加します。

    1. 「DN の追加」ボタンをクリックします。「DN リストに追加」ウィンドウが表示されます。

    2. 「検索」オプションから「ユーザー」オプションを選択します。

    3. 「ユーザー」オプションの後ろにあるテキストボックスにユーザー名を入力します。

    4. 「検索」をクリックします。ユーザー名が利用可能な場合、その名前が「検索結果」テーブルに表示されます。

    5. 追加するユーザー名の前にあるチェックボックスを選択して「追加」をクリックします。「username (ユーザー) DN」が「DN を選択」オプションに追加されます。

  5. 「作業」リストから「コンテナとチャネルを管理」をクリックします。「コンテナ & とチャネルを管理: ポータル名」ページが表示されます。このページでは、利用可能な「表示タイプ」が左フレームに、選択した「表示タイプ」のプロパティーが右フレームに表示されます。

  6. 「表示タイプ」オプションから「WirelessDesktopDispatcher」オプションを選択します。WirelessDesktopDispatcher のタスクおよびプロパティーが右フレームに表示されます。

  7. 「プロパティー」テーブルで、selectedClients プロパティーの前にあるチェックボックスを選択します。

  8. クライアントタイプおよびロケール設定を変更する必要がある場合、「テーブルの設定」ボタンをクリックします。クライアントタイプの設定はポータルのクライアントタイプを設定するために必要であり、ロケールの設定は言語属性を設定するために必要です。

    「プロパティー」テーブルの最上部に「テーブルの設定」ボックスが表示されます。

  9. 「クライアントタイプ」および「ロケール」フィールドに、適切なクライアントタイプおよびロケール情報を入力します。

  10. 「了解」をクリックします。

  11. 「保存」をクリックします。

    クライアントタイプに追加されます。

モバイル認証の設定

Portal Server Mobile Access ソフトウェアは、Sun Java System Portal Server ソフトウェアによって提供される認証モジュールをサポートします。この章では、モバイルアクセスを提供するポータルサイトに使用できる、次の 3 つの認証モジュールについて説明します。

NoPassword 認証

サイトの仕様でこの認証を必要とする場合は、ユーザー ID の入力を求めることなく、ユーザーにモバイルポータルデスクトップへのログインを許可することができます。

ProcedureAccess Manager コンソールから NoPassword モジュールを有効にするには

  1. Sun Java System Access Manager 管理コンソールに、管理者としてログインします。デフォルトでは、「アクセス制御」タブが選択され、「レルム」ページが表示されます。「レルム」テーブルで、利用可能な「レルム名」を確認できます。

  2. たとえば、India レルムをクリックします。「india の プロパティー」ページが表示され、india レルムの「レルム属性」がその下に一覧表示されます。

  3. 「認証」タブをクリックします。「india の 認証」プロパティーが表示されます。「モジュールインスタンス」テーブルで、「NoPasswordModule」インスタンスが利用可能かどうかを確認します。

  4. 「認証連鎖」テーブルで「ldapService」認証連鎖をクリックします。「ldapService プロパティー」ページが表示されます。利用可能なインスタンスが表示されます。


    注 –

    ldapService が「デフォルト認証連鎖」または「管理者認証連鎖」として存在しない場合、NoPassword 認証は実行されません。NoPassword 認証が必要な場合、それぞれの設定済み認証チェーンに NoPassword を追加します。「デフォルト認証連鎖」については、それぞれの設定済み認証チェーンに NoPassword を追加します。デフォルトのインストールシナリオでは、両方が ldapService 用に設定されます。


  5. NoPassword インスタンスを選択します。

  6. 「追加」ボタンをクリックします。NoPassword インスタンスが「インスタンス」リストに追加されます。

  7. 「保存」ボタンをクリックします。認証チェーンのプロパティーが更新されたことが表示されます。

  8. 「ログアウト」ボタンをクリックします。

  9. Sun Java System Access Manager 管理コンソールにもう一度ログインを試みます。このサーバーで NoPassword 認証を使用するというメッセージが表示されます。

匿名認証

認証されたユーザーになるとサイトをどのように利用できるかを知ってもらうために、ユーザーにポータルサイトにアクセスさせたい場合は、モバイルポータルデスクトップへの匿名ユーザーとしてのログインを許可することができます。この機能では、認証されたセッションでモバイルポータルデスクトップおよび音声ポータルデスクトップのスナップショットをユーザーに公開します。


注 –

匿名ユーザーは、ステートフルデータが含まれるチャネルのコンテンツや設定を変更、保存、または修正することはできません。匿名認証をサポートする場合は、匿名ユーザーがこれらのチャネルを利用できないことを確認してください。


匿名実装の実装方法については、『Sun Java System Portal Server 7.1 管理ガイド』を参照してください。

匿名認証用のポータルデスクトップでは、JavaServer Pages (JSP) ソフトウェアとテンプレートの両方に対して、デバイス固有のコンテナのほかに WirelessDesktopDispatcher が使用されます。これらのコンテナには、認証されたユーザーの場合と同様に、匿名ユーザーに表示されるすべてのチャネルが含まれている必要があります。

Procedure匿名ユーザーに対してクライアント固有のモバイルポータルデスクトップまたは音声ポータルデスクトップが必要になる可能性がある新しいデバイスをサポートするには、次の手順に従います。

  1. 適切なデバイス固有コンテナを作成します。

  2. 匿名ユーザーのディスプレイプロファイルで、その特定のデバイスタイプに対して新しいコンテナを使用するように WirelessDesktopDispatcher を変更します。

MSISDN 認証

MSISDN (Mobile Station ISDN) を使用した認証を行うように、組織のユーザーを設定できます。MSISDN は、特定の利用者を識別するために使用される標準の国際電話番号です。これにより、ユーザーは認証資格情報を渡さなくてもモバイルポータルデスクトップにログインできるようになります。この機能ではログイン URL の形式が制限されます。推奨される URL 形式は次のとおりです。

http://access-manager-host: port/service-deploy-URI/UI/Login?module-MSISDN& org-name

MSISDN 認証の実装および設定方法については、『Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 管理ガイド』を参照してください。

モバイルポータルデスクトップの管理

Portal Server Mobile Access ソフトウェアでは、Portal Server 管理コンソールを使用してモバイルポータルデスクトップを管理します。


注 –

この章で提供される情報を理解し、モバイルポータルデスクトップを管理するためには、Portal Server 管理コンソールについての知識が必要です。


この節では、次の項目について説明します。

ワイヤレスデスクトップディスパッチャーの理解

Mobile Access ソフトウェアをインストールすると、Portal Server サイトでモバイルポータルデスクトップおよび標準ポータルデスクトップが提供されます。ユーザーが Portal Server にログインするときに、ワイヤレスデスクトップディスパッチャー (Mobile Access ソフトウェアのコンポーネント) では、ユーザー要求の配信先として適切なポータルデスクトップが決定されます。ワイヤレスデスクトップディスパッチャーでは、XML 形式のディスプレイプロファイル設定を使用して、ユーザー要求の配信先として適切なポータルデスクトップ (標準またはモバイル) が決定されます。

ワイヤレスデスクトップディスパッチャーは、次の処理を行います。

モバイルポータルデスクトップのデフォルトチャネルは、WirelessDesktopDispatcher です。特定のデバイスのほかのコンテナをサポートするには、Portal Server 7.2 管理コンソールから WirelessDesktopDispatcher コンテナを編集するための手順に従います。

ProcedurePortal Server 7.2 管理コンソールで親コンテナを編集する

  1. Portal Server 7.2 管理コンソールに管理者としてログインします。

  2. 「ポータル」タブをクリックします。利用可能なポータルが表示されます。

  3. 管理するポータルの名前をクリックします。

  4. 「DN を選択」ドロップダウンリストから「組織」オプションを選択します。「デスクトップのタスクと属性」ページが表示されます。「デスクトップ属性」では「親コンテナ」属性が利用可能です。選択した DN のディスプレイプロファイルの最上位コンテナの値が「親コンテナ」テキストボックスに表示されます。

  5. 特定のデバイスのほかのコンテナをサポートするように、「親コンテナ」テキストボックスの値を編集します。

  6. 「保存」をクリックします。

ワイヤレスデスクトップディスパッチャーのプロパティー

この節では、WirelessDesktopDispatcher コンテナに対して一覧表示されるプロパティーについて説明します。

ワイヤレスデスクトップディスパッチャーのプロパティーには、次のものがあります。

このプロパティーは、標準ポータルデスクトップの「モバイルデバイス」編集ページにデバイスのリストを表示するためにも使用されます。各ユーザーは、他のデバイスでモバイルポータルデスクトップにログインすることにより、使用しているデバイスを表示し、リストに簡単に追加することができます。

ProcedureWirelesDesktopDispatcher コンテナのプロパティーページに移動する

  1. Portal Server 7.1 管理コンソールに管理者としてログインします。「共通管理タスク」ページが表示されます。

  2. 「設定」で、「チャネルおよびコンテナを管理」ボタンをクリックします。「データコレクション」ポップアップウィンドウが表示されます。

  3. 「ポータルを選択」ドロップダウンリストから、管理するポータルを選択します。

  4. 「DN を選択」ドロップダウンリストから DN を選択します。

  5. 「了解」をクリックします。WirelessDesktopDispatcher コンテナのタスクとプロパティーが右フレームに一覧表示されます。このページで、これらのプロパティーの値を変更できます。

  6. 「editContainerName」テキストボックスで、適切なデバイスに合わせて値を編集します。

条件プロパティー

管理者は、クライアントタイプの条件プロパティーを使用して、クライアントタイプに固有のチャネルまたはコンテナチャネルのプロパティーを指定することができます。クライアントデータと同様に、クライアントタイプの条件プロパティーも階層型にすることができます。

条件プロパティーの構文は、client=clientType です。たとえば、client=WML は、WML クライアントタイプの条件プロパティーの名前です。

たとえば、クライアントタイプ client=WML の条件プロパティーには、WirelessDesktopDispatcher の desktopContainer プロパティーがあります。

Nokia デバイスのデフォルト desktopContainer プロパティーの階層表現は、次のようになります。

client=Nokia —> desktopContainer=JSPNativeContainer

ただし、Nokia クライアントスタイルによって定義された WML クライアントのサブセットでは、別の desktopContainer 定義が使用されます。これらのクライアントでは、JSPNativeContainer が使用されます。

チャネルの状態プロパティー

これらのプロパティーは、ともに JSPNativeContainer へのチャネルの状態を示します。これにより、エンドユーザーはチャネルのコンテンツをインラインで読み込まずに、チャネルのタイトルバーのみをモバイルポータルデスクトップに表示することができます。


注 –

標準ポータルデスクトップでは、チャネルにボタンを提供してユーザーがチャネルのコンテンツを最小化または最大化できるようにすることができます。ただしこれは、モバイルポータルデスクトップでは現在サポートされていません。


これらのプロパティーには次のものが含まれます。