FTP 接続コンポーネントに関する既知の課題を次に示します。
messageCorrelate 属性が FTP WSDL の ftp:transfer 要素で true に設定されている場合、FTP BC は UUID を ID に使用して要求を応答に関連付けることができるように、入力ファイルが固定パターン (req.UUID) に一致すると予想します。
FTP BC プロパティーの値が無効なプロジェクトは、コマンド行のビルド (ant タスク) を使用するとビルドできますが、NetBeans では検証に失敗してビルドできません。これは、プロジェクトをビルドするときに NetBeans で自動的に実行される一部の検証が、コマンド行のビルド (ant タスク) では実行されないことが原因です。たとえば、FTP BC ポーリング (pollIntervalMillis) の値が正以外の値または整数以外に設定されたプロジェクトは、NetBeans では検証に失敗しますが、ant コマンドを使用するとビルドできます。
すべてのオペレーティングシステムで、preReceiveLocation (sendTo や receiveFrom など) に指定するパスコンポーネントの区切り文字は、スラッシュ (/) です。スラッシュの代わりにバックスラッシュを使用すると、次のようなエラーが発生します。
FTPBC-E004026.
Exception when preparing ftp connection parameters in inbound processor. java.lang.Exception:
FTPBC-E004019.
No directory name found in PreReceiveLocation [...] when PreReceiveCommand is RENAME or COPY.
append 属性が WSDL ファイルの file:transfer 要素で true に設定されている場合、FTP BC は情報をファイルの末尾に追加せずに、既存の出力ファイルを上書きします。