Oracle WebLogic Server管理コンソールの「HAパワー・ツール」タブを使用して、Javaオブジェクト・キャッシュを構成できます。
この項の内容は次のとおりです。
HAパワー・ツールを使用するには、次の手順に従ってまずこれらのツールを有効にする必要があります。
MW_HOME/oracle_common/hapowertoolsディレクトリに配置されている次の2つの.warファイルをDOMAIN_HOME/console-extディレクトリにコピーします。
powertools-core.war
powertools-configurejoc.war
管理サーバーを再起動します。
管理サーバーを再起動した後に、左側のナビゲーション・ツリーで「ドメイン」をクリックすると、「HAパワー・ツール」タブが表示されます。
HAパワー・ツールを使用してクラスタのJavaオブジェクト・キャッシュを構成する手順は次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインし、左側のナビゲーション・ツリーで「ドメイン」をクリックします。
「HAパワー・ツール」タブをクリックします。
「クラスタのJOC構成」ラジオ・ボタンを選択します。
ドロップダウン・リストからクラスタ名を選択します。
「検出ポート」を入力します。
ホスト名をカンマで区切って入力します。
「JOCの構成」をクリックします。
クラスタを再起動します。
JOC構成を検証するには、CacheWatcherユーティリティを使用します。付録F「CacheWatcherの実行によるJavaオブジェクト・キャッシュの検証」を参照してください。
HAパワー・ツールを使用して管理対象サーバーのJavaオブジェクト・キャッシュを構成する手順は次のとおりです。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインし、左側のナビゲーション・ツリーで「ドメイン」をクリックします。
「HAパワー・ツール」タブをクリックします。
「管理対象サーバーのJOC構成」ラジオ・ボタンを選択します。
管理対象サーバー名と検出ポートを入力します。
ホスト名をカンマで区切って入力します。
「JOCの構成」をクリックします。
クラスタを再起動します。
CacheWatcherユーティリティを使用してJOCの構成を検証します。付録F「CacheWatcherの実行によるJavaオブジェクト・キャッシュの検証」を参照してください。
一部の管理対象サーバーをJOC構成の対象から除外するには、「除外するサーバー」セクションでサーバー名を(カンマで区切って)指定します。すべての指定されたサーバーの分散モードはfalseに設定されます。
すべての影響を受ける管理対象サーバーの分散モードを無効にするには、「分散モードの無効化」オプションを使用します。このオプションを適用できるのは、クラスタのJOCを構成する場合と、管理対象サーバーのJOCを構成する場合です。