相互作用OracleAS Adapter for Tuxedoを構成するには、次のタスクを指定された順序で実行する必要があります。
この章の構成は、次のとおりです。
以下のセクションでは、Oracle Studioを使用して次のことを行う方法について説明します。
TuxedoアダプタまたはTuxedo Queueアダプタのバインディング・ファイルおよびWSDLファイルを作成するには、次の手順を実行します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machine」フォルダを開きます。
「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したマシンを開きます。
「Bindings」を開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
「NAV」バインディングを開きます。NAVバインディング構成には、コンピュータに格納されているデータソースとアダプタのブランチが含まれています。
次のいずれかを行います。
Tuxedoアダプタの場合は、「Adapters」フォルダを開き、「Tuxedo OracleASアダプタの設定」で定義したTuxedoアダプタを右クリックして、「Generate JCA Configuration Files」を選択します。
Tuxedo Queueアダプタの場合は、「Events」フォルダを開き、「Tuxedo Queue OracleASアダプタの設定」で定義したTuxedo Queueを右クリックして、「Generate JCA Configuration Files」を選択します。
「JCA Configuration Files」ダイアログ・ボックスが開きます。
「Save to」フィールドで、ファイルを保存する場所のパスを入力するか、または「Browse」を選択して場所を指定します。
「JNDI Location」フィールドで、必要に応じて、WebLogicコネクション・ファクトリJNDIロケーションのデフォルト値を変更します。
コネクション・ファクトリがWebLogicサーバーに存在することを確認する必要があります。コネクション・ファクトリは、アウトバウンド相互作用に対しては必須で、インバウンド相互作用に対してはオプションです。
バインディング・ファイルの詳細は、「アウトバウンド相互作用のバインディングの構成」または「Tuxedo Queueインバウンド相互作用のバインディングの構成」を参照してください。
「OK」をクリックして、正しい場所にファイルを作成します。
「View Genereated Content」ダイアログ・ボックスが表示されます。この中には、作成されたバインディング・ファイル(*.jca
)およびWSDLファイルへのリンクがあります。ファイルを表示または編集する場合は、このダイアログ・ボックスの適切なリンクをクリックします。
BPEL Process Managerまたはメディエータを使用するときは、これらのファイルを使用します。
Tuxedo Gatewayアダプタのバインディング・ファイルおよびWSDLファイルを作成するには、次の手順を実行します。
「スタート」メニューから、「プログラム」→「Oracle」→「Studio」を選択します。
「Design」パースペクティブの「Configuration」ビューで「Machine」フォルダを開きます。
「Oracle StudioでのOracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で定義したマシンを開きます。
「Bindings」を開きます。このコンピュータで使用可能なバインディング構成がリストされます。
「Tuxedo Gateway OracleASアダプタの設定」で作成したTGWバインディングを開きます。TGWバインディング構成には、コンピュータに格納されているデータソースとアダプタのブランチが含まれています。
「Adapters」フォルダを開き、「Tuxedo Gateway OracleASアダプタの設定」で定義したTuxedo Gatewayアダプタを右クリックして、「Generate JCA Configuration Files」を選択します。
「JCA Configuration Files」ダイアログ・ボックスが開きます。
「Save to」フィールドで、ファイルを保存する場所のパスを入力するか、または「Browse」を選択して場所を指定します。
「JNDI Location」フィールドで、必要に応じて、WebLogicコネクション・ファクトリJNDIロケーションのデフォルト値を変更します。
コネクション・ファクトリがWebLogicサーバーに存在することを確認する必要があります。インバウンド相互作用の場合はコネクション・ファクトリはオプションです。
バインディング・ファイルの詳細は、「Tuxedo Queueインバウンド相互作用のバインディングの構成」を参照してください。
「OK」をクリックして、正しい場所にファイルを作成します。
「View Genereated Content」ダイアログ・ボックスが表示されます。この中には、作成されたバインディング・ファイル(*.jca
)およびWSDLファイルへのリンクがあります。ファイルを表示または編集する場合は、このダイアログ・ボックスのリンクをクリックします。
BPEL Process Managerまたはメディエータを使用するときは、これらのファイルを使用します。
Oracle Studioによって生成されたWSDLファイルを編集しないでください。バインディング・ファイルを編集して、AttuInteractionSpec
のExecutionTimeout
プロパティを構成することは可能です。
注意: FunctionName プロパティの値は、対応するoperation と同じである必要があります。 |
次に、アウトバウンド・バインディング・ファイルの例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <adapter-config adapter="Legacy Adapter" name="calc" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"> <connection-factory UIConnectionName="pcbpel" csfKey="pcbpel" location="eis/legacy/calc"/> <endpoint-interaction operation="add" portType="calcPortType"> <interaction-spec className="com.attunity.adapter.oracle.AttuInteractionSpec"> <property name="FunctionName" value="add"/> <property name="ExecutionTimeout" value="120"/> </interaction-spec> </endpoint-interaction> <endpoint-interaction operation="display" portType="calcPortType"> <interaction-spec className="com.attunity.adapter.oracle.AttuInteractionSpec"> <property name="FunctionName" value="display"/> <property name="ExecutionTimeout" value="120"/> </interaction-spec> </endpoint-interaction> <endpoint-interaction operation="div" portType="calcPortType"> <interaction-spec className="com.attunity.adapter.oracle.AttuInteractionSpec"> <property name="FunctionName" value="div"/> <property name="ExecutionTimeout" value="120"/> </interaction-spec> </endpoint-interaction> <endpoint-interaction operation="mul" portType="calcPortType"> <interaction-spec className="com.attunity.adapter.oracle.AttuInteractionSpec"> <property name="FunctionName" value="mul"/> <property name="ExecutionTimeout" value="120"/> </interaction-spec> </endpoint-interaction> <endpoint-interaction operation="sub" portType="calcPortType"> <interaction-spec className="com.attunity.adapter.oracle.AttuInteractionSpec"> <property name="FunctionName" value="sub"/> <property name="ExecutionTimeout" value="120"/> </interaction-spec> </endpoint-interaction> </adapter-config>
注意: Tuxedo Gatewayアダプタ・メタデータ(インバウンド同期)を使用する場合、サーバーは稼働中である必要があります。Tuxedo Gatewayアダプタ・メタデータを使用する場合、Tuxedo Gatewayアダプタにサービスを提供できるインスタンスは1つのみです。 |
Oracle Studioによって生成されたWSDLファイルを編集しないでください。バインディング・ファイルを編集して、AttuActivationSpec
プロパティを構成することは可能です。これらのプロパティのほとんどは、コネクション・ファクトリを使用して提供することもできます。
このようなプロパティのリストについては、以下を参照してください。
バインディングで定義する必要のあるプロパティの詳細は、「バインディングで定義されるActivationSpecプロパティ」を参照してください。
バインディング・ファイルで、アダプタのコネクション・ファクトリの名前を<service>
セクションの<jca:address>
要素のadapterInstanceJndi
属性の値として指定します。コネクション・ファクトリがアプリケーション・サーバー上に存在する場合、そのプロパティが取得されます。存在しない場合は、AttuActivationSpec
で指定されたプロパティが使用されます。値がコネクション・ファクトリおよびAttuActivationSpec
の両方で指定されている場合、AttuActivationSpec
プロパティがコネクション・ファクトリ内の値を上書きします。コネクション・ファクトリで指定された値を使用する場合は、バインディング・ファイルからプロパティを削除する必要があります。
次に、キュー・アダプタ用のインバウンド・バインディング・ファイルの例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <adapter-config adapter="Legacy Adapter" name="eventQ1" xmlns="http://platform.integration.oracle/blocks/adapter/fw/metadata"> <resource-adapter className="com.attunity.adapter.oracle.AttuResourceAdapter"/> <endpoint-activation operation="eventStream" portType="eventQ1PortType"> <connection-factory UIConnectionName="pcbpel" csfKey="pcbpel" location="eis/legacy/OracleDisam_CDCQueue"/> <activation-spec className="com.attunity.adapter.oracle.AttuActivationSpec"> <property name="MessagesInBatch" value="50"/> <property name="WaitTime" value="30"/> <property name="EisName" value="eventQ1"/> <property name="ServerName" value="localhost"/> <property name="PortNumber" value="2551"/> <property name="UserName" value=""/> <property name="Password" value=""/> <property name="Workspace" value="eventQ1"/> <property name="RetryInterval" value="15"/> <property name="ConnectTimeout" value="0"/> <property name="Compression" value="true"/> <property name="FirewallProtocol" value=""/> <property name="EncryptionProtocol" value=""/> <property name="EncryptionKeyName" value=""/> <property name="EncryptionKeyValue" value=""/> </activation-spec> </endpoint-activation> </adapter-config>
次の表では、バインディング・ファイルで構成する必要のあるプロパティについて説明します。
表4-1 バインディングで定義されるActivationSpecプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
オプション。アダプタがSOAプロセスに送信できるイベントの最大数。デフォルト値は |
|
オプション。 |
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オプション。Oracle ConnectがCICSキュー・アダプタに応答を送信する場合の最大応答時間(秒単位)を定義します。デフォルトは30秒に設定されます。 |
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オプション。サーバーにイベントが見つからない場合、次のリクエストを発行する前にリソース・アダプタが待機する時間。デフォルトは15秒です。 |
Oracle Adapter Frameworkでは独自のリソース・マネージャがサポートされていないため、トランザクションのインバウンド・プロセスは、Adapter Frameworkでは直接サポートできません。トランザクション・ゲートウェイ・プロセスを構成する手順は、次のとおりです。
「OracleAS Adapter for Tuxedoの構成」で説明されているように、特定のTuxedoサービスに対してOracle Gatewayインバウンド・プロセスを構成します。トランザクションのTuxedo Gatewayアダプタを選択する必要があります。詳細は、「Tuxedo Gateway OracleASアダプタの設定」を参照してください。自動的に作成されたWSDLには、com.oracle.adapter.oracle.AttuGWTxnActivationSpec
が含まれています。このActivationSpecのプロパティは使用されていないため、変更しないでください。
次に、作成されたBPELプロセスをデプロイします。このActivationSpecを含むプロセスをデプロイすると、Adapter Frameworkの下で動作するTuxedo Gatewayリソース・アダプタは、対応するワーク・スレッドの起動を無視します。これにより、BPELドメインではBPELアプリケーションのみが起動されます。
トランザクション・ゲートウェイ・アダプタとの接続性を提供するコネクション・ファクトリを構成する必要があります。構成するプロパティのリストについては、「同期インバウンド・プロセスに関するコネクション・ファクトリのプロパティ」を参照してください。
また、リソース・アダプタのコネクション・ファクトリには、アプリケーション・サーバー環境からBPELドメインへの接続を可能にする2つのプロパティが含まれます。これらのプロパティは、次のとおりです。
bpelDomain
: BPELドメインの名前。デフォルト値はdefault
です。
bpelDomainPassword
: BPELドメインのパスワード。デフォルト値はbpel
です。
対応するプロパティにデフォルト値がある場合は、コネクション・ファクトリを構成しないでください。これらのプロパティを編集するには、既存のコネクション・ファクトリを使用するか、または新規のコネクション・ファクトリを作成します。